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南部鉄器

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 南部鉄器の朱肉入れ。手のひらにのる丸いフォルムがいい。蓋部分の「アラレ模様」がお気に入り。紺屋町の「釜定」で購入。

 はんこ大好き。この朱肉入れを見たときは、久々に興奮して(笑)、鼻息荒く「これください!」と買ってしまった。はんこはやっぱり、朱肉でないと。

 盛岡市民、岩手県民なら、家庭に南部鉄器の1個や2個は普通にあるかもしれない。すき焼き鍋、鍋敷き、鉄瓶、灰皿…。

 昔。県営アパート住まいだった子どもの頃、亡き母が内職に南部鉄器の風鈴作りをしていた。鐘に針金を通してペンチでくるくる留める。それに私がひもを通す。懐かしいなあ。貧乏だった記憶はないけど、家計は大変だったのだろう。母はまるで自分の寿命を知っているかのように、私に習い事をたくさんさせた。バレエ、習字(左利き矯正のため)、合唱団、絵画教室、珠算…。文学全集などのセットも3セットくらいあった。分不相応なことをしていると言われて悔し涙を流したこともあったらしいと、これもまた亡き父が言っていた。

 朱肉入れのことを書こうとしたら、思いがけず忘れていた記憶が呼び覚まされてしまった。

 母は42で亡くなった。その年をとうに越えてしまった。若い頃は自分も42で死んでしまうかも…と漠然と思っていたけれど。人生はまだまだ続く。そして相変わらず、ぼんやりと毎日を過ごしている。だめじゃん。
 
 そういえば。

 中国人観光客が、南部鉄器の岩鋳へ「嵐のようにやってきて、まるで激安セール品を買うかのように大量に買い物をしていった」というようなことが、地元新聞紙にあった。恐るべし中国パワー。

 今朝のテレビでは、中国人向けの本格ホテルが山中湖にいよいよオープンというのを取り上げていた。一人っ子政策により3人家族が多いから、部屋はシングルでもツインでもなく、3人分のベッドを設置。でも、どうしてお風呂に入るときスリッパを使うのかナゾ…。プラスチック製のスリッパが浴場に用意されていた。

 中国人観光客の平均買い物金額は、11万円ちょっとという。他の外国人観光客の3~4倍の額。今の中国は、日本のバブル期と同じ? 
by amemiyataki | 2010-05-22 13:24 | 日常
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