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老いる

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あお♂ エイズウイルス(+) ホストファミリー募集中



 ちゃとの飼い主さんと思われる方に、同じ敷地内で保護したあおとつかさの情報がほしくて、連絡をとってみた。

 そうしたら。

 ちゃとが飼い主さんの猫ではないことがわかった…。

 飼い主さんがレスキューを依頼した自分の家の猫は、茶白の10歳のメスだという。

 ちゃともあおもつかさも飼い主さんの家の猫ではない。

 振り出しに戻るという感じだけれど、大差ない。元の飼い主をさがしつつ、ホストファミリーをさがす。
 

 ウイルス陽性の猫たちにも、不自由なく飼い猫だったときのように、人の愛情を注いでもらえるように。うららやあおと接していると、本当にそう思う。せっかく保護して、寂しい思いをさせたくはないのだけれど。

 保護部屋でケージ管理下にあると、気持ちは沈みがちになってしまう…。なんとかしたい。

*****

 花巻から叔母が来て、母と私と3人で、88歳と91歳の大伯母の見舞いに行った。

 入院中の88歳の大伯母は、意識ははっきりしているものの、筋肉がすっかり落ちた体はベッドから起き上がることができない。それでも、肺炎で入院していた頃よりはずいぶん元気になった。細い腕に点滴跡が痛々しく、本人もしきりにそれを気にして塗り薬を何度も何度も塗っていた。伴侶の大伯父は90歳。見舞いに通うのもままならず、二人で入ることができる施設を物色中。

 その大伯母の姉である91歳の大伯母はすでに軽費老人ホームに入っており、軽いボケ症状は見られるものの、寝起きもひとりでできて年相応に元気。
 前回行ったときは私の名前が出てこなかったが、今日は思い出してくれた。母と叔母と、若い頃に住んでいた家や町やご近所さんの話ができて大喜びだった。

 お昼は、叔母のご馳走でホテルで和食。久々の大ご馳走に母、大喜び。25日、大台になった母の誕生祝いを兼ねて。繊細な盛り付け、バリエーション豊かな味。目と舌で楽しめる和食は、日本人に生まれて良かったと思うことの一つ。醍醐味だとあらためて思う。母たちは和食膳、私は丼膳。鴨南蛮そばがとても美味しかった。

 この日の予定を事前に紙に書いていた母だったが、当日その紙を忘れ、見舞いに行く順番を取り違えた。けいこおばさんに行ってからとみこおばさんだよと私が言っても、違うと言って譲らず。まあいいんだけれど、たきちゃんはあたしが覚えてないのをいいことにいつも嘘をつくとか作り話をするとか、最近そう言うことが多くて困る。老いては子に従えっていうじゃないと言うと、ますます怒る。私が言ったらダメか。物忘れの多さに本人もびっくりがっくりだが、たきちゃんもあたしの年になればわかるんだからと、プンプンする。
 はいはいわかったわかった。

 正直、母の年齢になった自分など想像もつかない…。

 老いは誰にでも平等に訪れるものなのか。いや、誰にでも平等に訪れるのは「死」だ。

 年老いて、生き方を選べない大伯母たちの姿を見て、自分はどうなるのかなとちらっと思う。
by amemiyataki | 2011-09-29 02:38 | 日常
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