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霜降月

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仮の名は道端ジェシカ♀ FIV+ 里親募集中
問い合わせは「ねこさま王国」ariko602@yahoo.co.jpまで


 とうとう11月。今年も残り1ヵ月半。嘘みたい。

 先週は面接を2つ。1つは先週のうちに連絡があるはずなので、ないということは…ダメなのだろう。いやはや。

 じたばたしているような毎日だけど、楽しみもあった。日帰り温泉にも行ったし、ツイートでシルヴィ・ギエム来盛を知り、幸運にも(本当に幸運にも。感謝!)いい席が手に入り(前から10列!)、「ボレロ」を観た。まさか、生きているうちにギエムの生ボレロが観られるなんて!

 ……と書きつつ、実は震災後は心から何かを楽しむということがあまりなかった。娯楽性の高いものを見たり体験しても何か違和感があり。一枚、何かフィルターがかかったように「向こう側」と「こちら側」に隔たりを感じるというか。この公演も楽しめるだろうかと一抹の不安があったけれど…ギエムの踊りはやはり違った。

 太古の昔、踊りは祈りそのものだった。それを思い出させるようなボレロだった。ギエムが震災で大きすぎるダメージを負った日本のために、ひとりのダンサーとして、人間としてできることを…と考え、封印していた「ボレロ」を披露してくれた。

 生きることは苦しいことの連続かもしれないけれど、そこにはきっと、一条の明るい希望があるはず。私はあなたたちのために踊ります。祈りを捧げます。亡くなった人のために。そして生かされているあなたたちのために。

 そんな力強いメッセージが、そこにいるすべての人に確かに伝わり、フィナーレでは満場のスタンディングオベイション。すごかったなあ。あのひとときを、そこにいる人たちと共有できて幸福だった。感謝。

(かかりつけ獣医の先生も書いているので、よかったらお読みください。こちら


 「自分は○○しかできないから」と、被災地支援で自分に制限を設ける人が、その道のプロにせよ一般人にせよいるけれど。それは見方を変えたら自己卑下になってしまうのではないか。ギエムの踊りには、そうした「こだわり」のような足かせがまるでなく、ただひとりのダンサーとして今できる最善最大のことを私たちにしてくれた。それが何よりも嬉しく、みんなの心が感動で震えたのだと思う。

 震災から8ヵ月。復興の道筋はあまり見えていないように思う。忘れてはいけないし、何よりも一人ひとりができることはたくさんある。

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 写真を撮ることは、数少ない楽しみになっている。この、道端ジェシカの写真も気に入った一枚。

 レスキューに向かう暗がりの山道、車のヘッドライトがこの子の姿をとらえ、たまこさんが手づかみでキャリーイン。道端で保護したから、この名前がついた。

 野生の猿が出没する山道で。ここは、ダブルキャリアのむぎがいたところでもある。どうして民家のない人里離れた山道に、人懐こい猫がいるのか。避難する際、山に猫を捨てていった人もいるなどまことしやかに言う人もいたけれど……。

 人恋しい子が保護部屋にいるというのは、なかなかしんどい状況だ。保護しただけで終わってしまっていやしないか。寂しがらせてしまって。それをいうなら、人なれいまひとつの猫たちだって寂しさからかストレスで問題行動。もっとできることはないのか…いつもその葛藤。

 里親・一時預かりさま募集中。



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by amemiyataki | 2011-11-15 03:33 | 日常
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