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1月が終わる。

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 確定申告をしていたら、朝になってしまった…。今朝は早いから寝て寝坊するのが怖いなあ。


 寝袋でうたた寝するのがすっかり定着してしまった(保護部屋で)。すると決まって、写真のつかさが添い寝してくれる。人に寄り添って生きてきたのだなあとわかる「家猫」だ。ゴンゴンとこちらの顎下に頭を押し付けてきて。本当におもしろい猫。味がありすぎ。亡くなったあおとおそらく血縁だろう。飼い主さんに返すことが無理なら、保護部屋ではないところ、一般家庭に預かってもらえたら。

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 おかしな夢を見た。

 古本屋に立ち寄ったら、20代の頃よく読んだ漫画家の全集が出ていて。何げなく手に取ったら、どこかおかしくて。「追悼」の文字が飛び込んできて「ええっ!?」と思わず声をあげ、封緘をはずしてページを繰って。

 震災で命を落としたということが書かれていた。

 あんなに一時期、熱中して読み込んでいたあの人が。

 妙にリアルな喪失感で目が覚めて、思わずケータイでウィキったところ。

 存命だった。よかった。


 たぶん、猫のことで陸前高田市と山田町の方から問い合わせがあったのと、テレビで1日に150人お客が来るという無愛想な神田古書店の店主を見たせいだと思うけど。


 やがて一年になろうとするけど。不気味な余震が多いけど。


 人は忘れてしまうけれど、それじゃダメなんですよね。

 仕事の打ち合わせで、ふとクライアントがそんな言葉をつぶやいた。自分は阪神淡路大震災のときは遠いことだと思い、ほとんど何もしなかった。こうして、東北で、岩手で震災があって。そこに生きる者として、何かをしなくてはいけない、と。沿岸に行くと、本当になんにもなくなってしまった町はたくさんあるのに。全国ニュースに上るのは、ごく限られた場所や話題。せめてあともう少しは、忘れられないようなことをしたい。そう彼女は言った。



 前年の収入より55%減。なかなか切羽詰まった感がありありだけど。

 がんばろう。


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 2週間くらい前の朝日新聞に、阪神淡路大震災を兵庫県で経験した女の子が、大人になって陸前高田市に縁あって嫁いで来て、去年の震災で命を落としたという記事があった。市役所勤務の女性で、近くの3階建ての指定避難場所に避難したが10メートルを超える津波にのまれてしまった…と。
 それを読んで、プチポンをずっと応援してくださっていたFさんもおそらく、この女性と同じ場所にいたのではないかと思った。

 プロポーズをした翌日に、婚約者が津波で行方不明になってしまった。自分の家も流されたが、その家の2階部分、自室が見つかったとき、なぜか婚約者からもらったものだけが見つからなかったという大槌町の男性の話が岩手版にいつだったか載っていた。夢に現れると亡くなったしるし。そう聞いていたから絶対眠るまいと、ずっと起きていたのだけれど、限界がきてふと眠りに落ちた瞬間、笑顔の婚約者が夢に出てきた。ごめんね、私、死んじゃったんだ。目を覚ましたその日、婚約者の遺体が見つかった。婚約者は大槌町役場勤務。役場前で災害対策本部を設置しているときに津波に襲われ、町長はじめ命を落とした職員多数。


 本当になんということが起きてしまったのか。



 別れは突然に訪れる。容赦なく。

 最後だとわかっていたなら



 
 去年の3月4月に自分が送信したメールを、探し物があったついでに斜め読みしたら。
 とても感じが悪くて、いたたまれなくなってしまった…。うわあ…。

 今日が最後だと思って、全力で生きるとか100%完璧に過ごすなんてとても無理。せめてもう少し、ゆとりを持つとかほんの少しでいいから今の自分とはちょっぴり違う、少しはましな人間になりたいなあ。

 落ち込むことばかりだけれど。いいと思うところを見つけてがんばろう。
by amemiyataki | 2012-01-31 05:14 | 日常
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