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諦めと覚悟 ~覚え書き~

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 私はいつも、人生は「諦めと覚悟」だと思っています。諦めとは、運命は避けられないと知ること。覚悟とは、与えられた時間のなかで最善をつくすこと。イラク、カンボジア、パレスチナ、これまで多くの戦場を取材し、そこで失われるたくさんの命を見てきました。幸運にも私は銃弾に当たることなく日本に帰ってきたものの、その後がんが発見されて4回も大きな手術を経験しました。
 戦場であっけなく散る若い命がある一方で、私が戦場を生き延びたのは運命としかいいようがない。そして、病気になったのもまた運命。その理由を説明できる言葉などありません。ただひとつわかっているのは、いずれ私も死ぬということだけ。だからこそ、この映画で戦火のなかを生き抜いたジョーイという馬がそうしたように、走れる限りは走るしかない。「諦めと覚悟」とはそういうことです。

2012年2月17日付「朝日新聞」より
スピルバーグ作「戦火の馬」に寄せて 鳥越俊太郎(抜粋)




 写真はフーガ。2004年にTNRした後、2011年暮れにプチポン入り。先生にはエイズ発症といわれたけれど。

 いろんなことに、とてもかなわないことに立ち向かうことを「諦めの悪い。けれどそれでも…」と思うことがあるのだけれど。要は、この「諦めと覚悟」なのだと思った次第。

 運命は避けられないのかもしれないけれど、与えられた時間のなかで最善を尽くすこと。

 これがまた、難しいのだけれど。とりあえず、動くこと。うん。
by amemiyataki | 2012-03-07 07:58 | 日常
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