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花の記憶

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春先に咲く花の色は、黄色が多いように思う。


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ミツマタ

オレンジのミツマタが咲く家には、茶トラの猫がいた。

いまだ見つからず、母屋は瓦の屋根が崩れ落ち、床が抜け、朽ちてしまった。




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椿を生垣にしている家は多い。



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乙女椿

この家には2年間、主の留守を守るように、サビ柄の猫がいた。

無事に保護。シェルターにゃんこはうすで一年近く暮らし、飼い主さんに迎えにきてもらい、今は新しい家で暮らしている。


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アカバナユキヤナギ

どこの家の庭も広く、春にはたくさんの花が咲き、秋には木々の枝にたわわな実をつける。

けれど、季節の移り変わりを見届ける家の住人は、いまだ避難したまま。


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ハクモクレン

この花が咲く庭で保護した白猫は、飼い主はとうとうわからなかったけれど

新しい家族のもとへと巣立っていった。

この家の隣に住む猫は、いまだ見つからないまま。


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木瓜(ボケ)

見事なボケの木がある家では、首輪がたすき掛けになった猫を保護できた。

けれど、その家にいた猫は、やはり見つかっていない。

どこに行ってしまったのか。





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たくさんの小さな命が消えてしまった。

どこへ?


花だけが知っている、小さな命の行く末を。


(写真はすべて福島県浜通りで撮影)

by amemiyataki | 2015-04-05 02:26 | 日常
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