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この先に見えるもの

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常磐線(福島県双葉町にて)



2015年9月5日午前0時、事故が遭った原発から20キロ圏内に指定されていた、

旧警戒区域のうち、楢葉町に出されていた避難指示が解除された。


6日、ありこさんといつものように給餌に回っていたら、給餌場所になっていた、依頼主さん宅の解体工事が始まっていた。


給餌器はなくなっていた。


依頼主は震災後、避難先で病気を患い、今も闘病中だ。

写真の線路の先に、ふたば駅がある。

里親さんを訪ねに行ったとき、降りた駅だ。もう10年前のことだけれど。


ほんの少し、立ち寄っただけの町で、ささやかな思い出しかないけれど。

震災後は、数えきれないほど通った町。


この町に出された避難指示が解除される見通しは立っていない。


住んでいた人たちの思い出は。記憶は。

住んでいた、ふるさとへの思いは。


何もかもが、何か見えないものと目に見えるものに、のみこまれていくみたいで。


言葉をなくして立ち尽くすとは、こういうことだ。


ふたば駅の先に、原発がある大熊町の駅がある。
by amemiyataki | 2015-09-08 07:31 | 日常
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