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テディベア

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こんなところに、テディベア


 PONSUKEさんの「猫の体にテディベアがいる!」を読んで以来、肉球を見るたび、「ほんとだ~」と、テディベアが浮かんでくる。昼寝しているたきの手を無理くりひっくり返して、撮影、ペイント。絵が本当に下手だ、自分…。

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 母は結局、めまい転倒、不整脈から「洞不全症候群」の疑いがあるということで、カテーテル検査をするかどうか(3泊4日の検査入院)、検査の結果、洞不全症候群であれば、ペースメーカーの植え込み手術が必要、と循環器医療センターの医師(不整脈専門)から告げられた。
 検査入院の即答はできず、次回の通院まで猶予をもらう。
 バイパス手術を受けた女性と待合室で隣席したことから、カテーテル、ペースメーカー、バイパス…それらカタカナが母の頭の中でいっきにぐるぐる回り、本人もどうしていいかわからなくなったよう。とにかく、検査しないことにはわからないわけだから検査だけでもしてみる? と聞くと、以前、腸閉塞で入院した際、小腸検査でえらい目にあったことを思い出し、「検査は怖い…」と泣きそうになって言う。そのとき、医師から「心臓の検査はおっかないよ~」と言われたことも思い出し、恐怖に加速がかかる。
 母には心臓病の家族歴がある(母親と弟が脳梗塞、心筋梗塞で亡くなっている)。

 けれど、今回の転倒は動悸からくる転倒とは別のようだ。それに、病院3の医師が「たちの悪い不整脈」と言ったのにたいして、診察を受け、説明をする循環器専門医の様子からは危機感、緊急性というのはさほど感じなかった。

 とりあえず、いろんな人に相談している。「きょうの健康」でも、偶然、今週は不整脈特集で昨日からふたりでテレビを見ている。


 循環器センターに行ってから一週間、今も迷っている。妹からは「そったなもの、受ける必要ない!」と一喝され、伯母からは「検査だけでも受けたほうがいんでないの」と言われ。

 もともと、くよくよ悩む母。そして、わりとすぐに忘れる。なかなかひとりでは決められない。

 以前、医大の歯学部に歯石取りに行ったところ、歯槽膿漏と言われ、上の歯を全部抜歯され、入れ歯になった。下の歯も抜歯されそうになったとき、逃げた。なぜそうなったのか、今もわからないという。

 子宮筋腫のときは、手術前にどこかの占い師の家に一緒に行ったことを覚えている。結局、手術はした。

 耳の奥に何か腫瘍があるから手術をしましょうと言われたときは、怖くてやはり逃げた。あれから20年以上経っているけど、なんともない。

 いろいろ、大変な目に遭っているなあ。

 ふと、「それでよく、お父さんとの結婚は迷いなく決められたよねえ」と口にした。母が迷い、決められないとき言ってみる台詞だ。母がにやりと笑う。

 仲人となった大伯父が、「こんなにいい人はほかにいない」という言葉で決めたと、これまではそう言っていたけれど。今回はそれとは違う答えが、母の口をついて出た。

 当時、弟の嫁との相性が相当悪く、実家にいられなくなって、お見合いの話に飛びついたのだという。

 なるほど~~。納得。そして、当時、当たると評判の占い師のもとへ行き、占ってもらったところ。「子どもで苦労する」と言われたそう。

 「占い師の言うとおりだった?」と、私が聞くと、「んだ~」と大きく笑う。

 占いがらみでなんだけど。奇しくも父も母も、野末陳平式姓名判断によると、「奇人変人運」と、凡人が持つにはやっかいな画数を持っていた。同じ画数の者同士は相性バツグンらしい。事実、ふたりは本当に仲のいい夫婦だった。
 苗字が変わったとたん、母は「天恵開花運」という、それはめでたい画数になり、まさにわが家に光明を照らしてくれた(母が嫁いだ相手、つまり私の父は、前年に妻をガンで亡くし、小学生の子どもを抱え、おまけに転勤で通勤地獄に遭いながら、県営アパートで暮らす貧乏な中年だった)。
 
 ちなみに私は行き後れのまま、「中年後要注意運」を抱えている…。姓名判断も占いも、要は注意しなさいというひとつの指針なのだと思う。あまり振り回されないように。

 まあどこの家庭にもそれぞれドラマはあるわけで。これがもし、母が血のつながった実母でふたり暮らしをしていたなら、近親憎悪に悩まされていたんじゃないかとふと思う。まったく違う思考回路、基本は明るい性格に、これまで父も私も、ずいぶん救われてきた。それだけに、健康で長生きしてほしいと思うのよ。
by amemiyataki | 2007-05-02 13:35 | 日常
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