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続・生命あるものは皆、同じ

 カンパご支援ありがとうございますのコーナーを更新。A・Tさま、小夏さま、ありがとうございました。hiromiさま、T・Hさまもありがとうございます。画像をお待ちしております。


 前々回にエントリした「命あるものは皆、人と同じ感情を持つ」というテーマを裏付けるようなエピソードが今週はいくつかあった。忘れないうちに覚え書き。

 5月14日付の朝日新聞「ひと」欄に、のらねこ。野良にゃん写真集の中川こうじさんが載っていた。ソマリアやコソボに10年余り赴いた、元・戦場カメラマンだったことを知る。

 6年前のある日、名古屋の公園は平和に見えた。ノラネコがのびをする。だが、カメラを向けると体中傷だらけだ。その目は戦地の子の目とそっくりではないか。「僕を置いて帰っちゃうの?」と叫んでいた。
 「戦争するのもネコを傷つけるのも人間。放っとけない」。毎日朝3時に置き、えさをやりながらネコを撮るようになった。捨てられ道端であるじを待ち続けるネコ。倉庫にすみついた兄弟ネコの死。写真集「のらねこ。」は若い人の心をとらえ、4月に続編が出た。

 「写真を見る人が優しい気持ちになったら戦争なんて起こさない。ネコを通した反戦運動のつもり」

 英語が堪能なカリフォルニア育ち。黒い車にえさの缶詰を300も積んで走り回る姿は「確かに怪しい」と苦笑い。

 この人の写真は説得力がありすぎて、じっと見ていることができない。あのネコたちのまなざし。猫にもちゃんと感情はあるのだ。痛い、悲しい、苦しい、寂しい、どうかかわいがって…。


 そして。河原猫の世界の猫たち。
 保護ケア、里親探しに奔走しているひよしまるさんの家には、河原から連れ出した猫が複数いる。その中のひとり、ちゅんちゅんはこの春、やはり保護された両親、洋ちゃんアミちゃんと期せずして再会を得た。洋ちゃんアミちゃんがもらわれていくまでの37日間、河原で暮らした親子はつかの間、雨露をしのげる場所で家族団らんのひとときを過ごすことができた。
 両親猫と別れの日、ちゅんちゅんは「なんで?」と、目に涙を浮かべてひよしまるさんをじっと見上げたという。この濃密な絆。

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どうして?(ちゅんちゅん)



 かかわる人間によって、猫の運命は左右される。願わくは、それが幸せの道筋へと向かうものでありますように。猫とかかわるとき、いつも迷い、悩む。そして、願う。自分たちの行動が、選択が猫にとっていいものでありますようにと。

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 「日に日に角が取れていくように」ヒゲさんが落ち着いてきたと、サヴァさんが言う。まさに。毛ヅヤも良くなってきて、「野良」のときにまとっていたものが一枚ずつはがれてきているような気がする。ごはんのとき、やっとキャットタワーのハウスから降りて全身を見せてくれるようになった。エイズキャリア組の中で唯一の短尾。
 「いったいここはどこなワケ? 河原はどこさ?」と嘆いているのかどうか、ときどき思い出したようにアオーーーンと鳴くのは相変わらずだけれど。大丈夫よ、ヒゲさん。うん。

 河原時代のヒゲさんの画像をSOSページの管理人、リボンさんが送ってくださった。ありがとうございます。

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2007.8.15のヒゲさま



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2007.8.15 食事の後でまったり~
(ここにいる5匹はみな現在河原にいません。懐かしい1枚です)




ヒゲゾウ氏の古巣のSOSです
バナーをクリックしてぜひご覧ください



 野生動物ではない、人間に食糧を頼らずには生きられない猫が野良として外で生きることは苛酷以外のなにものでもない。不妊手術を行って繁殖制限を管理するのは飼い主の義務。手術はかわいそうなことでもなんでもない。未手術のまま年をとったときに病気に罹ったほうがずっとかわいそうだ(つい先日も、子宮蓄膿症で命を落としたんですよと涙ぐみながら愛犬のことを言っていた人がいたけれど)。

 捨てない、ふやさない、いじめない。

 いたってシンプルなことを守らない(守れない)人間の愚かさ。

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 さらに今週の覚え書き。後期高齢者でただでさえ滅入っている母に、追い討ちをかけるように「ねんきん特別便」がのしかかる。今週はそれでよく眠れなかったみたいだ。
 金曜。ふたりで社会保険事務所に行く。さんざん記憶をたどって「間違いないみたい」ということになり、それでもいちおう相談してみようかくらいの気持ちで行ったら。
 間違いがあった。母の旧姓は「小原」で本人は「オバラだと思います」と言ったけれど、「オハラ」で記録があったのだ。ちょっぴり、年金額が増えた。ちょっぴりね。
 間違いありませんで回答を出しちゃいなよなんて適当に言ったりしてごめんね、お母さん。
 それにしてもきちんと書類を保管してノートに勤務先を書き出して。とても私にはできないことだわ。おかげで半日つぶれちゃったよと、愚痴ってしまって本当にごめんなさい。感謝してます。

 もひとつ。木・金曜と、小田一正コンサートが盛岡で開催された。カーラジオから、「今、小田さんが○○○通りを歩いています」「今、○○の交差点に小田さんが!」と、狭い街ゆえ目撃情報がライブで流れておかしかった。パーソナリティーも何してるんですかねえ、ショッピングが好きなんですかねえなんて暢気に言ってたら、ファン情報が。曰く小田さんはコンサート前にその街をビデオに撮って歩き、会場で流すのだそう。見知った街の映像を見て、観客は大いに沸くのだと…。
 いい人だなあ。

 まだオフコースが二人組だったとき、かぐや姫の前座を務めていただのディープな話が飛び出してへえとかほうとかつぶやきながら車を運転。
 そして翌朝のラジオでもさらに小田さん情報は続き、「どんど晴れ」のテーマ曲をかけてくれた。いい曲だなあ。曲名が「ダイジョウブ」と改めて知り、ちょっとしみじみしてしまった。

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by amemiyataki | 2008-05-17 00:21 | 日常
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