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着地点

 8月21日(木)、プチポンからシャム太郎(あらため、うーちゃん)をもらってくださった里親のTさん、無事に女の子をご出産。おめでたい報せに嬉しくなる。今年の1月にはピエール(あらため福之助くん)の里親、Mさんが二女ご出産。そして12月にはロビン(あらためさくらちゃん)の里親、Oさんが出産予定。わくわくする。

 わが家は朝が遅い。遅い朝食をとりながら、今日の予定を確認したり、新聞記事を読み上げたり。「今日は『アンビリバボー』で野生のカバと暮らす人とか、においがわかる猫の話とかするらしいよ。あと、9時からは『渡る世間…』があるからね」。
 最近、家事やらなにやらに熱中するあまり、母は夕飯を食べるのも、大好きな渡鬼を見るのも忘れる、というのが続いていたので、目に付くところにこれら二つの番組名と時間を書いたメモを貼り付け、出かけた。念のため、20時前に「そろそろ始まるよ~」と電話を入れた。そしたら。
 22時前だったろうか。母が「勝ったよ!」と、興奮冷めやらぬ声で女子ソフト優勝の電話をよこす。ちょうどチャンネルをつけたら試合が始まるところで、アンビリバボーも渡鬼も見るどころではなく、手に汗握り、応援していたらしい。前日の試合がすごかっただけに、「うわ~~、私も見たかった」と言いながらも、母の興奮が伝わり、「すごいねすごいね」を繰り返す。本当にすごい。本当に金メダルをとるなんて。

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 エントリ「はんこの話」にちらっと書いた山本印店の補足。何がすごいって、こちらで予約をとることの難しさ(私は試したことはないけど)。東京の池尻大橋あたりにあるらしいのだけれど、正午から、電話で、翌日の予約のみを受け付けるのだそう。そして、いくら電話をかけてもつながらず、ようやくつながったときは「本日は終了しました」となるのだとか。運良くつながったとして、「明日の○時にいらしてください」と言われても、岩手から駆けつける…というのは今の自分にはどう考えても現実的ではない。それに、行ったとしても作ってもらえるかどうかはその場でないとわからない…。出来上がりは3ヵ月後。この店の「伝説」は、ネットで検索するといろいろ体験記がヒットするので、興味のある方はどうぞ。

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梅吉、縁組成立



 「募集終了」、と書くべきかもしれないけれど、なんとなく、「終了」と書く気になれないので。
 両目のない梅吉は、先生のコになりました。やはり今年生まれで、ピノ子ちゃんの四十九日の日に縁あって先生のうちのコになった桃実ちゃんとすこぶる仲良く、手放しがたく。
 目が見えないエイズキャリアの猫を大切にしている徳大寺有恒さんの例もあるくらいだから、がんばって里親探しをしますね!と私も言ってはいたけれど。やはりこれ以上の良縁はないだろう。

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 24日(日)のホメオパシーセミナーはとてもおもしろかった。キーワードは「ジェム(宝石)」「予防接種の害」「胸腺」。予防接種についてはあらためてエントリする予定。

 25日(月)、モリの通院。のりおの結膜炎がうつった模様。体重2キロ(前回より100g減)。
 捨てられて、よほど恐ろしい目にあったのだろう。待合室の犬の患畜たちに過剰に反応。顔つきを変え、キャリーのドアをバンバン叩き、応戦しようとする姿がかわいそうで、車の中で待機。先週は肛門腺を出したし。興奮、恐怖はしばらく治まらなかった。

 ようやく診察の番になって。

 昨日のセミナーのことが自然、話題に上る。上映したDVDの補足としてのライブ講演。

私「あれってやっぱり、事前に何度もDVDをチェックしたんですか」
先生「ええ、まあ。『これじゃ足りないじゃん』とか突っ込みいれながら」
私「チャクラの説明がわかりやすかったです。それでですね、さっそく『レインボー』をのんでみたんですけどね…なーんにも(変化を)感じませんでした」
先生「……夢を壊すようで悪いんだけど、要はホルモンのバランスが崩れてるかどうかってことだから…」

※7つあるチャクラは、中国医学でいえば「丹田」「気」。それらはつまり、ホルモンが分泌される場所であるという。それらは宇宙とつながる場所ともいわれているとか。第4のチャクラ、すなわちハートチャクラ(胸腺)が成長前(思春期まで)の免疫を司るところで、以降は骨髄が免疫を司るのだそう。人も動物も、この胸腺を充分に発達させないと、さまざまな症状が出てくる。発達の妨げになるものが、早期の過剰な予防接種や長期ステロイド投与、ストレス、虐待、早期の不妊去勢手術、(猫の場合)パルボウイルスやエイズウイルス、白血病ウイルスなど。ブリーダーなどにより、早くに母猫、母犬から離され、空輸などのストレスを経、さらにはショップで展示され…というのも胸腺発達の妨げとなるらしい。

※胸骨の裏側にある胸腺の発達の仕方。人の場合は12歳、犬は4~5ヵ月で最大となり、人の場合は思春期から、犬は6ヵ月から萎縮(退行)が始まる。この「大きくなる」→「萎縮する」の発達(成長)を不自然なもので妨げることなく、精神や感情の健全な発育がもたらされるように配慮することの難しさ。胸腺には、免疫にとって重要な「リンパ球の産生」という機能がある。


私「あ、そうか。じゃあなんにもないってことは、(私は)ホルモンに問題なしってことですかね」
先生「それか、チャクラが開いてるか」
私「私ってチャクラが開いているんですかね」
先生「さあ」
私「先生は太極拳、極めてるからチャクラ開いているんですよね?」
先生「知りませんよ。全部開いてるのも問題だったりして」
私「そうか、宇宙とつながりすぎてもいけないってこと?」
先生「地に足をつけてないとね」
私「そういえば、そういうの(不思議系)とは二対八の割合でつながっていたほうがいいって誰かが言ってたなあ」
先生「そうそう」
私「チャクラって開いたり閉じたりするもんなんですか?」
先生「そうらしいですよ」
私「ふうん…」
先生「それにしても、どうして皆さん、ジェムレメに興味があるんですかね。レメディ、売り切れ続出でスタッフ、喜んでましたよ。何を買いました?」
私「てっとり早く(すべてのチャクラに働きかけるという)レインボー。それと、誕生石だからいちおうターコイズ」
先生「(誕生石だから買うというのは)それは違うでしょう」
私「あれは喉とか甲状腺でしたっけ」
先生「そうですよ」
私「ジェムレメディに、皮膚に効くのってありませんでしたよね」
先生「ないですねえ。(雨宮さんのように)皮膚に症状が出るのっていいことなんですよ」
私「うーん」
先生「あとはやっぱり、(買うとしたら)ハートチャクラ関係」

※ハートチャクラ 心を開くレメディ
ロードクロサイト…感情が詰まっていて心も体も硬い
ローズクォーツ…心臓、喉、肺、循環の悪さ、高血圧
エメラルド…てんかん、神経系からくる消耗や衰弱
サイマスグランド…胸腺の問題、虐待の犠牲

 まだ子猫で捨てられて大変な目に遭ったモリに、サイマスグランドを出してもらうことになる。

先生「それにしても、皆さん熱心でしたねえ」
私「そりゃあやっぱり、女性はきらきらしたものとか宝石とか好きですし、毒蛇のレメディをのむよりはエメラルドどかアメジストとかのんだほうが嬉しいんじゃないですか」
先生「(ぼそりと)原物質は残らないくらい希釈振盪してるのに…」

 9月は母の誕生月だ。ローズクォーツをベースにブレスレットを作ってもらってプレゼントしようと、本を見てはパワーストーンを物色していたけれど、ホメオパシーの説明を聞いて、やはりローズクォーツは母に必要なのだなあと思う。パワーストーンもホメオパシーも。それからよくわからないけれどヨガやレイキやさまざまなエネルギーワークというのは、つながっているのだなあとぼんやりと思う。

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 新聞のある記事を読み、興味がわき、宮部みゆきの『火車』をアマゾンユーズドで購入。この人の作品はこれが初めて。
 冒頭からおもしろかった。するすると読めた。以下、未読の人の興味をそぐといけないので、文字は白にして読後感を記入。興味のある方はカーソルをスクロールさせて文字をあぶりだしてみてください(たいしたことないです)。

 私の場合、最後の一行が「あれ?」と拍子抜け。どんな終わり方にしようか、悩んだのか、それとも、それは最初から決めていた「着地点」だったのか。私には、その着地点は合わなかった。たぶん、喬子がなんと答えるのか、その後、本間たちはどう行動するのか。それらは読者の想像に委ねる…という終わり方なのだろうけど。
 もう少し、「その先」を読者の想像ではなく、作者の文章で読みたかったなあ。
 いや、あれでよかったのだ。と思おうとしたり、読んだ後の一日、バイトしながらもずっと考える。土曜ワイド劇場でドラマ化されたそうで、そのキャスト(本間=三田村邦彦 喬子=財前直見)で物語を頭の中で再生させたり。十年以上も前のキャスティングだ。今なら違うだろう。
 それにしても、最後の着地点が自分にフィットするかどうかで、その作品が好きかどうか、作者が好きになるかどうか。
 ちょっと珍しい体験をした(て、もともと本はあまり読まないほうだから、えらそうなことはいえないけれど)。


 「火車」、ユーズドで単行本ですが読みたい人がいたらご連絡ください。差し上げます。
by amemiyataki | 2008-08-26 00:47 | 日常
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