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彼岸明け~We are all alone.~

 9月25日は母の誕生日だった。がしかし、大腸検査を翌日に控えた母、この日は一日、処方食+腸をからっぽにするための下剤。
 およそレトルトやソイジョイのような簡易食(なんというのだっけ?)をほとんど食べ慣れていないものだから、意外なおいしさにハマっていた。「こんなに美味しいコーンポタージュ、食べたことない! しょっぱいけど」とか。
 検査もあっという間に終わり、結果、腸の一部が細くなっているところがあり、それで便秘になると痛みを伴う…ということがわかった。ほかは問題なし。便をやわらかくする薬など2種類が出た。恐ろしい薬の数になってしまった。しかし、まあよかった。
 昼は一日遅れの誕生日祝いということで、お寿司の外食。

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左・梅吉♂ 右・小梅♂



 小梅はすっかり甘えん坊の馴れ馴れ猫になった。表情が見違えるほど。育ての兄、梅吉とともに。

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小梅♂(体重800g) 里親募集中 問い合わせはこちらから


 25日朝、小梅の兄弟が捕まった。猫苦手の発見者が捕まえたそうだ。えらい。残るは母猫の不妊手術。

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小梅の兄弟(おそらく兄)、すもも♂ お見知りおきを



 小梅より大きく、そして小梅より人馴れ早そうな感じ。表情がある。回虫がいたのと保護したてということでケージ隔離しているけれど、明らかに小梅を認識し(小梅も)、しきりに手を伸ばし、そばへ行こうとしていた。がんばるのだ。なんて幸運な野良兄弟。

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 ブロンテ一家のことを書いているせいか、最近、野良猫相談のメールが多い。匿名だったり、内容が曖昧だったり、名前があってもどのへんに住んでいるかとか情報が欠けていたり…だと、返信する気力が萎えてしまう。場合によっては電話で受け答えしたほうがいい場合もあったりするので、ケータイ番号欲しいなあと思ったりもするけれど(返信するとき、私はほぼ自分のケータイ番号を明記しています)。
 こういうことは自分の「覚悟」と「家族の理解」が必要だと、つくづく思います。どこまでできるか。私自身、これはたえず自問していることでもあり(特に自分の覚悟)、家族の理解を得る努力は怠っているのでどうしても自分の行動がいびつになっています。代わりに、プチポン友の理解と協力に頼るところ大なわけで。



 例の荒川区の条例案のおかげで、さっそく巷では「野良猫に餌をやったら罰金5万円」というフレーズがひとり歩きしているようだ。今日も、「野良に餌をやったらいけないんですよね?」と、猫好きのクライアントに聞かれた。彼女にも気になる野良猫がいて、こっそり餌をあげているという。
 「最後まで責任がもてないなら、餌はあげないべき」。そうかつてはっきりと言ったことがある。当時はほとんど何もわかっていなかった。今もたいして変わっていないかもしれないけれど、今はそう簡単には言えない。命をつなぐために、あげていいのではないか。野良をつくったのはほかでもない、私たち人間なのだから。
 他人に迷惑をかけないように。そして自分も社会人として、社会生活をまっとうに営み、せめて他人から後ろ指をさされないよう、しっかりと生きる。芯を持つ。逆切れはせず、悲観的になりすぎず、明るく、周囲を汚さず…自分ができること、しなければいけないことはたくさんある。己の姿勢次第で、相手もまた、変わってくるのではないか。相手の気持ちを動かすこともできるのではないか。いい方向に。わからない。怖い。不安。
 野良猫問題は人間対人間のトラブルに直結する。相手の感情をどう受け止めるか、自分に何が、どこまでできるか。絶えず自問し、考える。


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団子三兄弟(手前からグレ、トリノ、ななぼ)


 盛岡はいきなり寒くなった。ペットヒーターを出したら、その上に三つ巴状態。暑い夏はあっという間に過ぎ、また長く寒い冬が来るのだ。光熱費のことを考えると気が遠くなる。

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いただきもののトルコ桔梗


 空蝉さんが道の駅で買ったのをおすそ分けしてくれた。思いがけず、母への誕生日プレゼントになってラッキー(おい!)。母に渡したら、「きれいなチューリップ!」(マジで??)。
 「…みたいな、えーとほら、なんだっけ」
 「トルコ桔梗」
 「そう、それそれ。さすが空蝉さんはいい目をしているねえ。こんなにきれいなの見たことない。
 年の頃なら十八歳!」(なんかオヤジくさいなあ)

 サンキュー、空蝉さん。



ほのかちゃん



 02年、県南のほうで「レジ袋に入れられて捨てられていた」子猫兄妹2匹。動物保護団体に持ち込まれ、里親募集を代行し、縁組成立。妹のノースは「ほのか」とかわいらしい名前をつけてもらい、福島へ。兄のほうは妹より遅れること数ヵ月、和賀町へともらわれていった。福島へは、空蝉さん、Nくん、7くんのチームが届けに行ってくれた。
 もらわれて6年。ほのかちゃんがFIPで逝く。里親のSさんはこの夏、ほかにも愛猫をFIP(猫伝染性腹膜炎)で亡くしている。悲嘆はいかばかりか。
 この画像でノースを見初め、Sさんは問い合わせをくださった。一緒にもらわれたさくらともども、本当にかわいがり、慈しんでくださった。本当にありがとうございます。今は悲しみでいっぱいかもしれませんが、ほのかちゃんがSさんのもとで過ごした歳月は、間違いなく幸福に彩られたものでした。感謝をこめて。
by amemiyataki | 2008-09-27 00:04 | 日常
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