<< PENTAX K-m購入 ドットちゃん、決定! >>

身の丈、そしてグレコの修行の場所

 小正月の15日は日中の最高気温が0度以下の「真冬日」。ぴきっとぱりっとした空気。冬本番。

 13日(火)、幸運にもグレコを捕まえることができた。ドットちゃん、ちびヴァンときょうだいがいなくなり、不安になり、みゃうみゃうと鳴きながらごはんをねだるグレコ。
 去年の8月最初の日曜日、ブロンテ一家でいちばん最初に見た猫が、グレコだった。暗闇のなか、目の前をぴゃーっと得意げに横切る猫。まだ子猫じゃないのーっ。あの姿を見かけなければ、ブロンテ一家と出会い、餌やりをすることもなかった。
 確かに、当時はほんの小さい子猫だった。ドットちゃんもちびヴァンも(当時の出欠表には、ちびヴァンは「こゆき」、エビゾーは「エミリ」と書かれている。性別を確認しないまま、思いつきで名前をつけていた)。
 9月中旬、いちばん最初に捕まったのも、グレコだった。だがこのときはどうすることもできなくて、何もしないままリリースした。

 もしあのとき、無理してでも子猫たちを保護していたら? 「いやー、拾っちゃってさ~」と、母に嘘をついて家に入れていたとしたら? いや、できもしないことを考えても意味がない。そのときは、やはり「時期」ではなかったのだ。こうして3匹ともに3キロを超え、外で生き抜く「時間」が必要だったのだ。そう思う。少なくとも、ちびヴァン、ドットちゃんと交流する時間が持て、それなりになつくよう、素直に成長してくれたのは幸運だった。グレコにもその種が根付き、育っているはずだ。
 
 すべては「そうなるように」できているものなのかもしれない。すべては必然。

 ちびヴァンは4.2キロ。ドットちゃんは3.4キロ。そしてグレコは…5.15キロ(!)。マジで?
 ほかに餌をあげていたおじさんも、グレコを指差して「この子は野良で生きていけない、弱い子だ」と言っていたグレコが。

 (来週の不妊手術のとき、再度体重を量り直してもらうつもり)

 確かに、白黒模様のドットちゃんたちが闇の中でも鮮やかに姿が確認できるのに、グレーのグレコは闇にまぎれてはっきりしない。用心深さも手伝って、いまひとつ、食いはぐれていた感じがしていたのに。その、目立たないグレコが真っ先に「気づいた」存在だったのは…やはり何か意味があるのだろうか。

 グレコは警戒心がものすごい。

 ドットちゃんは「隙だらけ」と、先生が言った。けれど、グレコは「隙なし。リリースでしょう」と。

 苦しい。

 グレコの居場所は外なのか。きょうだいでこの差が出てしまったことが、つらい。けれど、本当に体重が5キロ超えているのなら…外で生きてもらうのも仕方のないことなのかもしれない。しかし、この寒さ…。飲み水も、たちまち氷が張ってしまうこの氷点下。
 そういう情に流されるものではないのかもしれない。己の「身の丈」を、すでに超えていることをしているのかもしれない。



――本人の知らないところで勝手に命のやりとりをしてるので、慎重にならざるを得ませんね。

 里親募集している猫友から、メールをいただき、心に残った文章(返信遅れていてすみません)。

 確かに。本人(猫)のあずかり知らぬところで、ああでもないこうでもないと、あれこれ悩むのも、人間の驕りなのかもしれない。そして、私たち人間もまた、自分たちの力ではどうすることもできない大いなる力に動かされているものなのかもしれない。

 グレコの修行の場所はどこにあるのか。

a0099350_12163763.jpg

グレコ♀ 体重5.15キロではなくて3.15キロ エイズ白血病陰性 回虫陽性



※体重をはかりなおしてもらったところ、3.2キロとのこと。よかった…
ちなみにドットちゃんは保護時3.8キロ。手術して3.4キロに。
ちびヴァンは保護時4.3キロ。今は4.45キロ。
by amemiyataki | 2009-01-16 16:47 | 日常
<< PENTAX K-m購入 ドットちゃん、決定! >>