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相性

 先週後半の朝日新聞に、写真家の岩合光昭さんの記事があった。なにより、ライオンの親子の写真に感動。子ライオンが母ライオンに寄り添い、肩に手をかけている(有名な)写真。思わず母に見せ、「すごいねえ」「んだーっ」まではよかったが、サバンナの草原を見て、白黒のせいもあってか母が「すすきっ」と言い「さすがにアフリカにすすきはないんじゃない?」と笑い合った。いつまでも見ていたい写真だった。

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デール♀ 里親募集中



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ガブリ



 デジタル一眼を手に入れて本当によかったなあと思う。いつだったかの「エチカのかがみ」で、タモリさんが「子どもの運動会とか録画して撮りためたビデオって、見返すもんなの? それより、アルバム写真のほうを何度も見ちゃうんじゃない? 瞬間を切り取った(残した)写真のほうが、印象に残るというか記憶が鮮やかによみがえるというか」みたいなことを言っており、出演者全員が大きくうなずいていた。たぶん、写真には見る者にいろんなことを考えさせる「余白」があるのだと思う。

 写真を撮るのが楽しくて仕方がない。友人に、(今手にしているデジイチ―ペンタックスk-m―と)「よほど相性がいいのね」と言われ、なるほど相性がいいのかと納得した。楽しめるカメラを手に入れられたのはラッキーだ。

 昔はアンセル・アダムスの白黒写真の静謐な世界が好きだったけど。今はちょっと違うかもしれない。

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 日曜、デールとちゅらとぴあをブラッシング。スリッカーだとみんなその感触をいやがったが、ピロコームにしたところ。もっさりと毛が取れる取れる。デールがおとなしくブラッシングに応じてくれたのがうれしかった。ちゅらさんは…途中、こてんと転がってくれた。ぴあは問題なし。お年なのか新陳代謝がいまいちなのか…フケが。

 人馴れしていない猫にブラッシングって、有効なコミュニケーション法のひとつだと思う。ブラッシングをいやがったとして、ブラシをあれこれ替えてみる価値あり。たきはラバーブラシが大嫌い。豚毛に替えたとたん、ブラッシングに開眼。

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 テレビドラマ「ぼくの妹」がいよいよ佳境。今回はよかったなあ。いつもなんとなく、オダジョーと千原ジュニアのキャスティングに違和感を覚えるのだけど、結局は彼らの魅力に惹きこまれているんだなあ。

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 のりおの里親さんが、ごはん時になると食器をスプーンでたたいてのりおに「ごはんだよー」と呼んでいることを母に言ったら、さっそく真似をするように。3月、ちーが不調のとき缶詰をあげたところ(レメディ入り)、以来、味をしめたちーが「缶詰よこすでつ」コールをするようになったのだ。それまではちーもたきもドライオンリー。「ちったーん、今、缶詰やっからなー」スプーンをかんかんしながら母が言うと、ちゃんと「待つ」をするようになった。すごい。
 母に、「人馴れしてない猫はどうしたらいいと思う?」と聞くと、「時間が解決するさあ」。至言だわ。たしかに、ちーはいまだ触れないけど、うちにきて6年という歳月が、母と私とちー、そしてたきの中で熟成し、「家族」というかたちを描いている。どんな描き方かは、それぞれということで。

 保護猫たちにも、可能性があるコたちには「家族」を見つけたい。

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 猫の腎臓病に関してメモをとったノートが見当たらない。がっくり。

 片付けなくては。時間の使い方がヘタ。日銭稼ぎに時間をとられ…なんてことを、気づくと口ぐせのように言っている。先生に「いつも同じことを言ってますね」と言われてしまったー。確かに。しなければいけないことをいつまでも先延ばしにしていることへの言い訳に使っている。私の病理だ。
by amemiyataki | 2009-06-16 02:37 | 日常
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