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知の悲しみ

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紅葉したナナカマド



 今日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。まさに盛岡で初霜。平年より遅く、昨年より早いという。エルニーニョ現象で今年は暖冬というけど、どうなのかな。保護部屋のオイルヒーターの目盛りを気にするこのごろ。今朝の盛岡の最低気温は1度。寒かった。

 街路樹のナナカマドがいい感じに紅葉。「7回、竈(かまど)に入れても燃えにくい」ところから名が付いたそうだ。盛岡ではよく見かけ、とりわけ銀行の敷地に見かけるので何か縁起がいい木なのかなあと思っていた。秋は赤く、春は白い花を咲かせる、お得感のある木。
 
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 仕事を終え、プチポンに行く前に、夕飯をとる。朝昼晩、パスタを食べても全然平気!なので、ついパスタ屋を探してひと息つく。昨日も、どこにしようか、そうだあそこのミートソース+納豆ソースのパスタを食べよう!と張り切って向かった。が…。

 味は平凡というより、いまひとつだった。初めて食べたとき、ミートソースと納豆の絶妙なマッチングに驚嘆、しみじみと感動したのだけれど。今回は違った…。ミートソースと納豆の温度が合っていなかった。微妙に「ぬるい」部分があり、納豆臭さが妙に際立ち、ミスマッチに思えた。残念だなあ。
 前食べたときと作り手が違うようだ。メニューのレイアウトが替わってから、「………」と思う部分も確かにあったのだけれど。残念だけど、もう二度とこのメニューは注文しない。

 開高健が、イギリスの「フィッシュ&ポテト」を初めて食べたときの感動が忘れられずに、二十年後だったか、久々にイギリスでフィッシュ&ポテトを頼んで口にしたとき。初めての感動はもはやそこにはなく、平凡な、むしろ油ぎったポテトやらなにやらB級メニューのそれとしか感じなかった…。「知ってしまうと、次に食べたときはどうしても、その初めて食べたときの味には及ばない」といったようなラテン語の「知の悲しみ」という言葉を引き合いにしたエッセイを思い出す。

 何度食べても、かわらずおいしい!というものはあるかもしれないけれど。

 確かに、初めて食べたときの「ラザニア」の味は、その後食べたどんな「ラザニア」よりずっとずっと美味しかった。記憶がそんなふうにさせているのかもしれないけれど。
 世俗にまみれて、いろんな経験をし、食生活も豊富になった自分は、同時に「知の悲しみ」を味わうことも多くなった。そんなことを言いたかったんだろう。

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なまはげが来た



 職場に、なぜかなまはげが来た。本物を見たのは初めて。ウォーーーッと、サービスで雄たけびをあげてくれた。みんなで競って、撮影会。
by amemiyataki | 2009-10-23 16:50 | 日常
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