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腎不全、覚え書き

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 この一週間ほどは、トリノやグレのケアのことで、何か役立つ情報はないかと、あれこれ検索したりしていた。以下、覚え書きとして。


 猫の慢性腎不全の情報満載のぎゃおす王国を読み返す。


 グレさんはヨーグルトやミルクはOK。ということで、ヤギミルクを探す。国産、それも地元岩手の「川徳牧場」のヤギミルク。
 これを調べてわかったこと。流通するヤギミルクのほとんどが中国産であること。国内に山羊農場はたった4つしかないこと。そのひとつが、川徳牧場。

 川徳牧場のミルクはこれまでも注文したことがあったが、今回、検索して新たなサイトを発掘。それがこちら

 生食や手作り食などは、やはり犬のサイトが充実している。こちらも犬メインから、サブで猫カテゴリを構築したような感じ。そして、思いがけず、グレさんの大好物になるウサギ肉を発見。ブラボー。

 原材料が、うさぎ肉、粉砕うさぎ骨、牛とラムの心臓・肝臓、全卵、ヨーグルト、ニンジン、リンゴ、アルファルファドライパウダー、ケルプドライパウダー。

 小動物の肉、骨、内臓、卵、ヨーグルト、野菜、果物、サプリメント。それらすべてが入っているなんて。
 自然解凍して生のまま与えること。電子レンジはマイクロ波を浴びることになるのでNG。

 ついでに。ヤギミルクやサプリメントなどでアルミパックのものは冷蔵庫保存はNG。冷蔵庫から出したり入れたりする温度差で、汗をかいたりなど水分が吸着して品質を損なう可能性があるから。


 トリノに、電解質液を飲ませていたけれど、それは控えること。以下、先生から。

 「電解質液は塩水ですから ミネラルの補給になっても 水分の補給にはなりません 塩水飲むと喉渇くでしょ それは塩分によって身体の水分が奪われるからです 腎不全ではミネラルの補給は絶対必要なんですが皮下で補給出来ているんだから経口で更に電解質液入れる必要はなく ただの水を飲ませるべきと思います」

 そういえば、輸液(乳酸リンゲル)を経口で猫にあげている飼い主さんもいるそうだ。

 痩せてくると、自宅点滴では針を刺してもうまくいかず、漏れてしまう。それを先生に言ったら、「やり方がまずいからです」とソッコウ言われてしまった。

 針を刺すとき、首の後ろあたりをつまんで三角形のテントみたいな部分を作り、そこに刺す。背骨と並行する感じで。でも、これがなかなかにうまくいかなくなってくる。
 みなさん、毛しかつかんでないんですよね、と先生。そして、肋骨より上の部分を思いきりつまんで、横から刺した。「で、針の位置を反対側から確認して、『袋』に入った感覚を確かめて、輸液」。
 確かに、このやり方でうまくいく。たみおのときは半泣きで、「できない…」と、充分な量できなかった。しかもたみおは暴れるし。トリノは、頭にバスタオルをかけて隠すと(周りを見えなくする)、動くのをやめる。これは助かる。

 手順としては、輸液を温める、レメディを水に溶かしておく、サプリメントをぬるま湯に溶かしておく、テルミー灸の準備をする。

 レメディ、テルミー、サプリメント、輸液、キドナなど流動食。

 サプリメントなどのケアが「陰」なら、テルミーなど体を温めることは「陽」。輸液を温めること、お灸をすること。口内が痛い子は肩が凝ってるはずなので、肩(首)周りをテルミーでこするといいそう。



 トリノの腎機能検査では、尿素窒素が100前後(正常範囲は20~30)。症状が出た6月の時点で162.8。
 過去、腎不全だった猫たちの数値はどうだったろうと調べてみると、みんな正常範囲を少し超えてる程度。ただ、たみおだけが保護当時103.2。それでも、1ヵ月後には74.5に下がっている。


 たみおの所見を読み返し、なるほどと改めて参考になった。以下、先生の所見。( )はトリノの比較。


たみおの場合

尿素窒素、クレアチニンとも高値ではありますが、前回より低下しており、
尿毒症状態が若干緩和されている様子がうかがえます。
末期の腎不全に著しく上昇してくる無機リンも正常です(トリノも正常範囲ギリギリの8.1)。

総たんぱく質が高値です(正常範囲6~8 トリノは9.7)。
これはアルブミンとグロブリンという血中タンパク質の総和であり、
アルブミンが正常ですので(正常範囲2.3~3.5 トリノは2.4)、グロブリンが上昇していることを示します。
グロブリンは免疫系に関与し、猫エイズウイルスが活動すると上昇します。
しかし、高値であるにしろ前回よりは低下していますので、これも悪い傾向ではないと思われます。
(トリノも前回の10.2より低下)

血清アミラーゼ(正常範囲500~1500)は本来、膵臓からでる酵素で
膵炎の際に上昇しますが、これは腎臓から排泄されるので、
腎臓の機能低下によって排泄が滞るので値も上昇します。
ですから、この場合も膵炎というよりは腎疾患を示唆しています。

※トリノは6月の症状が出たとき、2348。たみおは4710。

とりあえず、やはり腎臓のかなりの部分が壊れているものの、残っている部分を
現在うまく機能させて、体調維持できている状態といえるでしょう。


赤血球数(正常範囲500~1000 トリノは453)、血色素量(正常範囲8~15 トリノは6.2)、ヘマトクリット(正常範囲30~45 トリノは25.2)の低下は貧血を示しています。
腎臓からエリスロポエチンという、赤血球合成に必要なホルモンが分泌されるのですが、
腎不全の子はその分泌が低下するので、どうにも貧血は避けられません。

実際、猫は貧血への耐性はすぐれており、ヘマトクリットが15%以下にならないと
臨床症状に現れないことが多いです。
人工のエリスロポエチンを注射する治療もありますが、効果は一時的なもののようです。




 ネットであれこれ見ていて、輸液をすると貧血になってしまう…というのに行き当たったけれど、通院時、先生が「腎不全の子はどうしても貧血になるんですよね…」と言ったのは、このことだったかと納得。

 たみおは2005年、保護した茶トラのおじいさん猫。歯は一本もなく(抜歯されていた)、おそらく口内炎や腎不全の治療をされていたのだろうけど、どこがどうしてそうなったのか、その冬、ぴあたちがいた場所に突然現れた。

 春に保護して、3ヵ月足らずで亡くなってしまった。あの頃は本当に、何にも知らなかった。

 でも、たみおが残してくれたものが、今改めて役立っている。

 ありがとう、たみお。

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 日本では認可が下りず、けれどヨーロッパでは普通に手に入るというレナルジンというサプリメントがあることを知る。リン吸着剤。個人輸入しようかと一瞬思ったが、やめた。


 腎臓はもちろんだけど、肝臓のケアも怠らないこと。

 乳酸菌は腎臓悪化を遅らせるものであるらしいこと。


 気になったフード、サプリメント。ペットキャビンIMMUNO CAT FP+が気になるんだけど、どうなのかな…。






 
by amemiyataki | 2009-11-23 00:08 | 日常
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