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この広い空の下で

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 平年より遅いとはいえ盛岡も初雪が降り、朝は霜が降り、最低気温が氷点下は当たり前になってきて、夜明けの時間が遅くなった。

 といっても。

 盛岡にいるときは夜明けなんて見ない。

 こんなふうに夜が明けていくさまを見るのは、福島にいるときくらい。

 明かりがない真夜中の星空の美しいことといったら。岩手で見るより北極星は低く輝き、オリオンもカシオペアも見慣れた位置とは違う。天の川がはっきりと見え、あたりの闇の気配はちょっとばかり怖かった…。ありこさんは生きている人間のほうが怖いと言うけれど。



 太陽も星も。変わらず東から昇り、西へ沈み。自然の大きな営みは変わらないのに。


 どうして? という思いが毎回わき上がる。どうしてこんなことになってしまったのか。

 どう考えたって、すべては人間のせい。人間のせいで、想像するのも恐ろしい経験を強いられている動物たち…。宇宙のほんの片隅で生かされていることを忘れて、目先のちっぽけなことにとらわれて。

 毎回、それぞれいろんなことが起きる。無力なのはわかっているから、そう絶望するのも傲慢だ。限られているできることを尽くすのみだ。


 この広い空の下、生きているのは人間だけではないことを決して忘れてはいけない。むしろ、私たちはたくさんの命あるものに生かされていることに気づき、感謝しなくては。

 毎回、大切なことに気づかされる。

*****

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 人が立ち入ることができなくなった場所から8ヵ月ぶりに連れ出された子。

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 以前は、こんなふうにおうちの中でまったりゴロゴロしていた子。頑張ったね。

 保護された様子などはこちら


 人間のあきらめない気持ちが届き、かないますように。
by amemiyataki | 2011-11-30 01:37 | 日常

にゃんこはうすより「マロン♂」一時預かり募集中!

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エイズ白血病ウイルスはどちらも陰性。
三種混合ワクチン接種済み、不妊手術済み。

カフェオレ色のポイント、淡い青の目がチャームポイントのシャムMIXくん。

保護時のスレンダーボディも、にゃんこはうすスタッフの手厚いケアのもと、すくすくふくふくなりました。

実は…マロンくんは猫が嫌い。過密状態の保護部屋暮らしを早く卒業させたいと願っています。
一時預かりさま募集中です!

お問い合わせはねこさま王国、中山 ariko602@yahoo.co.jp まで。

よろしくお願いします。

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by amemiyataki | 2011-11-20 13:58 | 日常

にゃんこはうすより「そら♀」一時預かり募集

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そらちゃん♀ エイズ白血病のウイルスはどちらも陰性。不妊手術はまだ。

子猫のあどけなさを残す、まだ年若い女子です。
一見、キジトラに見えますが、キジ独特のトラ模様があるのは、
顔と首元のネックレス模様と手足の先に少しだけ。
アビシニアンのような毛並みと、小顔の持ち主。
よく遊びます。
活発。毛色同様明るい性格。

先住猫さんともうまくやっていけそうな感じ。

一時預かりさま募集中です。

問い合わせはねこさま王国
中山 arikok602@yahoo.co.jp まで。


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by amemiyataki | 2011-11-20 12:24 | 日常

にゃんこはうすより「ドロンジョ♀」 決まりました!

 福島の被災地でペットレスキューを今も行うねこさま王国。私も微力ながら参加しています。保護した猫たちは南相馬市にあるシェルターにゃんこはうすで大切にケアされています。

 しかし、保護頭数が60頭前後の今、被災地からレスキューできる頭数が限られてきています。

 預かりをしてくださる方、里親になってくださる方を切実に募集しています。預かり宅、里親宅へ猫たちが移れば、その分また、保護できるという厳しい現状です。

 これまで行き場のない猫たちの保護ケアをしてきたプチポンでは、保護する猫たちのほとんどが人なれいまひとつ。ですが、福島の被災地でのレスキュー活動はいわゆる「地域猫活動」とは異なります。保護する猫たちはほとんどが「家猫」。震災前は家族に大切に飼われてきた、野良ではない子たちばかり。空腹にもかかわらず、久々に人の手で撫でられ、ゴロゴロ…と嬉しそうに喉を鳴らします。これまで家庭の味を知らない猫たちを捕まえてきたのとはわけが違い、毎回、複雑な思いに駆られます。大切に飼われていた猫たちがなぜこんなことに……?
 そして毎回、連れ帰ることもできずに、命をつなぐフードを置いてくるだけで、「ごめんね」と詫びながら置いてくるしかない猫たちがいます。連れて帰り、ケアできる枠がもっとあれば…。

 どうかぜひ、にゃんこはうすにいる彼らを預かっていただけないでしょうか。これまで書くことに抵抗があったのですが、一匹チェックアウトできれば、さらに一匹連れ帰ることができます。

 お問い合わせは「ねこさま王国」の中山まで。どうかよろしくお願いします。

*****

 更新が滞りがちの当ブログですが、ここしばらくは「にゃんこはうす」の住人(猫)たちの写真を集中アップしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 今回紹介するのは、仮の名は「ドロンジョ」、まだ若い女の子です。エイズ白血病ウイルスはどちらも陰性。不妊手術はまだ。10月末に保護した当初から、「撫でて~~」とリクエストする人懐っこい子。落ち着いた今は、遊び回ってます。預かりさま、募集中です。

 以下、ドロンジョの写真です。保護時に比べ、にゃんこはうすスタッフの手厚いケアのもと、ふっくらしてきました。

※おかげさまでドロンジョ、預かりさま決まりました!

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by amemiyataki | 2011-11-16 12:10 | 日常

霜降月

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仮の名は道端ジェシカ♀ FIV+ 里親募集中
問い合わせは「ねこさま王国」ariko602@yahoo.co.jpまで


 とうとう11月。今年も残り1ヵ月半。嘘みたい。

 先週は面接を2つ。1つは先週のうちに連絡があるはずなので、ないということは…ダメなのだろう。いやはや。

 じたばたしているような毎日だけど、楽しみもあった。日帰り温泉にも行ったし、ツイートでシルヴィ・ギエム来盛を知り、幸運にも(本当に幸運にも。感謝!)いい席が手に入り(前から10列!)、「ボレロ」を観た。まさか、生きているうちにギエムの生ボレロが観られるなんて!

 ……と書きつつ、実は震災後は心から何かを楽しむということがあまりなかった。娯楽性の高いものを見たり体験しても何か違和感があり。一枚、何かフィルターがかかったように「向こう側」と「こちら側」に隔たりを感じるというか。この公演も楽しめるだろうかと一抹の不安があったけれど…ギエムの踊りはやはり違った。

 太古の昔、踊りは祈りそのものだった。それを思い出させるようなボレロだった。ギエムが震災で大きすぎるダメージを負った日本のために、ひとりのダンサーとして、人間としてできることを…と考え、封印していた「ボレロ」を披露してくれた。

 生きることは苦しいことの連続かもしれないけれど、そこにはきっと、一条の明るい希望があるはず。私はあなたたちのために踊ります。祈りを捧げます。亡くなった人のために。そして生かされているあなたたちのために。

 そんな力強いメッセージが、そこにいるすべての人に確かに伝わり、フィナーレでは満場のスタンディングオベイション。すごかったなあ。あのひとときを、そこにいる人たちと共有できて幸福だった。感謝。

(かかりつけ獣医の先生も書いているので、よかったらお読みください。こちら


 「自分は○○しかできないから」と、被災地支援で自分に制限を設ける人が、その道のプロにせよ一般人にせよいるけれど。それは見方を変えたら自己卑下になってしまうのではないか。ギエムの踊りには、そうした「こだわり」のような足かせがまるでなく、ただひとりのダンサーとして今できる最善最大のことを私たちにしてくれた。それが何よりも嬉しく、みんなの心が感動で震えたのだと思う。

 震災から8ヵ月。復興の道筋はあまり見えていないように思う。忘れてはいけないし、何よりも一人ひとりができることはたくさんある。

*****

 写真を撮ることは、数少ない楽しみになっている。この、道端ジェシカの写真も気に入った一枚。

 レスキューに向かう暗がりの山道、車のヘッドライトがこの子の姿をとらえ、たまこさんが手づかみでキャリーイン。道端で保護したから、この名前がついた。

 野生の猿が出没する山道で。ここは、ダブルキャリアのむぎがいたところでもある。どうして民家のない人里離れた山道に、人懐こい猫がいるのか。避難する際、山に猫を捨てていった人もいるなどまことしやかに言う人もいたけれど……。

 人恋しい子が保護部屋にいるというのは、なかなかしんどい状況だ。保護しただけで終わってしまっていやしないか。寂しがらせてしまって。それをいうなら、人なれいまひとつの猫たちだって寂しさからかストレスで問題行動。もっとできることはないのか…いつもその葛藤。

 里親・一時預かりさま募集中。



*****
by amemiyataki | 2011-11-15 03:33 | 日常

つかの間のオフ日

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 ふう。なんとか午前中納期を守り、次の120ページものを19時半に読み終わり、赤字が出た22枚をコンビニでFAX送信。コンビニFAXは初めてだったけれど……高かった…。B4判を自宅FAXで送信する自信がなかったのだ。しかし便利な世の中になったものだとつくづく感心。コンビニのコピー機で画像のプリントアウトができたときは感動してしまった。

 金曜の17時に次のゲラをもらいに行くまでは、自由だ! やった。

 …といっても、来週の予定はまったくなし……。忙しいのも月曜までだ。

 しかし。こんな生活をしていたらまずい。自分の体もそうだが、母とたきにまで影響が及ぶ。

 もっと余裕をもって。


 納品時に思い切って入金を確認させてもらい…解決!

 お金のことをこちらから切り出すのはなんというかアレだけど、自分で自分の身を守らないことにはどうにもならない。


 この仕事はいちばん馴染んでいるのだけれど。どうなるかなあ…。

 夕方、つい不安になって別ジャンルへ求人問い合わせしてみたが、タイミングが合わず断念。

 考えること。行動すること。


 悠々として、急げ。


 ふう。


 夕方まで時間はあるから、温泉に行ってこようっと。奥入瀬の紅葉がまさに見頃らしいけど、17時までに帰ってくる自信はなし。それでも、どこかの紅葉は見られそうだ。

 納品時、市内の銀杏並木をドライブして、いつの間にか秋も終わりそう…!と、まぶしかった。

 季節は確実に冬に向かっているんだな…。
by amemiyataki | 2011-10-28 01:46 | 日常

にっちもさっちも

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にゃあちゃん 預かり先で可愛がられ中



 ある仕事がなかなか進まず、お尻に火が付き始めてようやくエンジンがかかり。頑張れ頑張れとシャカリキになってたら…突然、先方の事情で暗礁にのり上げてしまった。そのために別の仕事を断ってもったいなかったな…と思ったが、できない状況だったので仕方がない。

 そして、そのある仕事のために納期を延ばしてもらったまた別の仕事に取りかかっていると、さらに別の仕事が入った。納期は中2日というタイトなものだが、二つ返事で引き受けた。そうしたら。
 1日でやってほしいという仕事が間に入った…。

 こう書くとさも引っ張りだこの大忙しの大繁盛、のように見えるかもしれないけれどまったく違う。

 20日に振り込まれるものとばかりに当てにしていたギャランティは入らず、2ヵ月以上前に納めたものに至っては、音沙汰なし。

 いや~。ここまで切羽詰まると逆におもしろくて茫然としてしまう。なんでこうなのか。どこまで追い込まれるのか、こうなったら見届けたい…なんて。


 どうしよう困ったなあ。心の中で繰り返しつぶやいていると、ある一つの答えが出てきた。

 そうか。それに取り組むためにこれほど状況が困窮してしまったのか。こうまでにならなければ、取り組まないだろうと、誰かがどこかで仕組んだことなのか。


 いやはや。


 とりあえず、本日午前中に納品のものを仕上げないと。あと…40ページ。



 1日自由になりそうだったから、母と奥入瀬か平泉に行こう!と思ってたんだけどな…。



 とかなんとか言いつつ、昨日は半日、保護部屋の暖房対策!に頑張った。節電ブーム?なせいか、電気を使わない暖房対策のグッズがたくさんあって嬉しい。保温マットを敷き、こたつを入れ、毛布を仕込み…つかさがガァガァ威嚇しておかしかった。やはりこのおじいちゃんは百戦錬磨のつわものだったか。威嚇の仕方が半端なく、てっちゃんの10倍は凄みがあった。

 ななぼが去り、こだまさんとヒゲさんのところへ福島猫のキャリアが3匹。てっちゃん、あお、つかさ。

 ああ見えて、ヒゲさんは繊細なのだ。ボスタイプではないから、慕う相手を見失って落ち着かない…。



 いろいろあるけど、本当にいろんなことがありすぎるけれど。

 頑張るしかないのだ。生きているかぎりは。
by amemiyataki | 2011-10-27 06:17 | 日常

Off the wall

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はつ♂ ホストファミリー募集中



 今年になってから、すっかり長距離ドライブづいている。
 BGMには、iPhone4に入れている音楽だったりするけど、最近はマイケル・ジャクソンの「オフ・ザ・ウォール」が多い。飽きもせず、繰り返し聴いている。

 驚異的なセールスを誇った「スリラー」前の、クインシー・ジョーンズ プロデュースによるアルバム。全10曲。なんというか、ディスコサウンドあり、ブラックコンテンポラリーあり、AORあり、まさに70~80年代のいい感じの曲が程よい具合に詰まったアルバム。どうしてもまた聴きたくて、アマゾンで500円で購入。制作秘話など入った2000年以降のものではなく、発売当時そのものがほしかったのでラッキーだった。嬉しいなあ。

 レビューにもあったが、この頃のマイケルはなんというか健康的で声に張りもツヤも充分あって元気だ。次作「スリラー」の萌芽を思わせるアルバムタイトルにもなっている「オフ・ザ・ウォール」のストーリー性ある音楽も楽しい。なにより、大好きな「今夜はドント・ストップ」を当時の歌声で聴けるのが嬉しくてたまらない。これは、ジャズダンスを始めた頃に繰り返しインストラクターの先生がかけた曲で、習い始めのクラス10代~60代全員がおぼつかないながらもあの曲に合わせて楽しくステップを踏んでいた。この曲を聴くと、十代の不安定だった気持ちやらあの時の練習風景などがまざまざとよみがえる。先生がかけて振付けしてくれたスティービー・ワンダーの「迷信」も最高によかったなあ。たまたま、バレエをやっていたときの先輩で上京してジャズダンスに目覚め、紅白ではヒロミGOのバックダンサーとかしていた人が、盛岡へ帰ってジャズダンス教室を開いたのに偶然誘われたのだった。懐かしい思い出。

*****

 なかなかもどかしくも情けない毎日を送っているが、希望を持って臨もう。すべてのことに。

 むちゃな納期のものはできれば断ることができるように(そもそも、安請け合いしたら相手に失礼だ)。

 けれど、やはり日々の暮らしの糧は必要なわけで。思い切って商売替えをしてバイトに徹するべきなのか。

 あれこれ考えるのは変わらない毎日。ふう。

 Off the wall.  型破りな、突拍子もないという意味の慣用句で、訳詩には「気楽に」とあるそうだ。「King of Pop」という称号を手に入れることなど関係なく、当時のマイケルはもっともっとと高みを目指しながらも愛する音楽にひたすら打ち込んでいたんだろうな。
by amemiyataki | 2011-10-24 01:14 | 日常

メメントモリ

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陸前高田市。かつてここは市街地だった。

 先週、沿岸の被災地、大船渡市と陸前高田市へ行った。1日で16軒回るという超ハードなものだったけれど…なんとかできた。(しかし、こういうことをしているから落ち着かないのだ。落ち着きたいのに。)

 神田葡萄園(ここの地サイダー最高!)から先は何もないよ…と言われていたが……確かに何もなかった。本当に。

 防波堤はなく、海と市街地がこんなに近いとは…と、ただただ茫然。高田病院も、郵便局も、そして市役所も。3階建ての市役所屋上に難を逃れ、雪が舞う中ひと晩夜を明かした人たちは、どんな思いだったか…。よくぞ無事でと、残された建物を見て思う。

 プチポンを支援してくださっていた方が、ここで亡くなった。生前、会う機会があったのに私はその機会を生かさなかった。忙しさにかまけて。いったい何様だというのか…。

 やっとここへ来ることができた。ただ手を合わせるしかなかったのだけど、ひとつ何かを果たせたような気がして(自己満足だけどね)ほんの少しほっとした。


 大船渡市の沿岸にある飲食店60店舗のうち、残ったのはわずか3軒という。店を失った人たちが内陸へ店を移し、ようやく再起を図り元気を取り戻しつつあった。聞くと、こちらがどうしていいかわからないほど悲惨な出来事なのだけど、会う人みんなが震災前に戻ろうと、いやそれ以上によくしようと静かな闘志を燃やしていた。プレハブの仮設店舗には宴会ルームもあり、近々カラオケルームも作るよ~と、店長は張り切っていた。

 三陸では、生きている間に二度、津波がやってくるという言い伝えがあるのだそうだが、実際、そういう体験をした高齢者はたくさんいた。傍目には淡々と、淡々とできることを日々こなしているように見えた。みんな、優しい。
 たぶん、もっと前に来ていたら、こうではなかっただろうけど。

 生かされた人たちは再生を誓うしかないのだと、そう思った。

 死は平等に、命あるものに訪れる。

 どんなふうにいつ迎えるのか、それはわからないけれど。せめて生あるうちは、やさぐれることもあるだろうけど、できれば大らかに笑うことができるよう毎日を過ごせるように。

 ……これがけっこう難しいんだな。
by amemiyataki | 2011-10-14 00:49 | 日常

老いる

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あお♂ エイズウイルス(+) ホストファミリー募集中



 ちゃとの飼い主さんと思われる方に、同じ敷地内で保護したあおとつかさの情報がほしくて、連絡をとってみた。

 そうしたら。

 ちゃとが飼い主さんの猫ではないことがわかった…。

 飼い主さんがレスキューを依頼した自分の家の猫は、茶白の10歳のメスだという。

 ちゃともあおもつかさも飼い主さんの家の猫ではない。

 振り出しに戻るという感じだけれど、大差ない。元の飼い主をさがしつつ、ホストファミリーをさがす。
 

 ウイルス陽性の猫たちにも、不自由なく飼い猫だったときのように、人の愛情を注いでもらえるように。うららやあおと接していると、本当にそう思う。せっかく保護して、寂しい思いをさせたくはないのだけれど。

 保護部屋でケージ管理下にあると、気持ちは沈みがちになってしまう…。なんとかしたい。

*****

 花巻から叔母が来て、母と私と3人で、88歳と91歳の大伯母の見舞いに行った。

 入院中の88歳の大伯母は、意識ははっきりしているものの、筋肉がすっかり落ちた体はベッドから起き上がることができない。それでも、肺炎で入院していた頃よりはずいぶん元気になった。細い腕に点滴跡が痛々しく、本人もしきりにそれを気にして塗り薬を何度も何度も塗っていた。伴侶の大伯父は90歳。見舞いに通うのもままならず、二人で入ることができる施設を物色中。

 その大伯母の姉である91歳の大伯母はすでに軽費老人ホームに入っており、軽いボケ症状は見られるものの、寝起きもひとりでできて年相応に元気。
 前回行ったときは私の名前が出てこなかったが、今日は思い出してくれた。母と叔母と、若い頃に住んでいた家や町やご近所さんの話ができて大喜びだった。

 お昼は、叔母のご馳走でホテルで和食。久々の大ご馳走に母、大喜び。25日、大台になった母の誕生祝いを兼ねて。繊細な盛り付け、バリエーション豊かな味。目と舌で楽しめる和食は、日本人に生まれて良かったと思うことの一つ。醍醐味だとあらためて思う。母たちは和食膳、私は丼膳。鴨南蛮そばがとても美味しかった。

 この日の予定を事前に紙に書いていた母だったが、当日その紙を忘れ、見舞いに行く順番を取り違えた。けいこおばさんに行ってからとみこおばさんだよと私が言っても、違うと言って譲らず。まあいいんだけれど、たきちゃんはあたしが覚えてないのをいいことにいつも嘘をつくとか作り話をするとか、最近そう言うことが多くて困る。老いては子に従えっていうじゃないと言うと、ますます怒る。私が言ったらダメか。物忘れの多さに本人もびっくりがっくりだが、たきちゃんもあたしの年になればわかるんだからと、プンプンする。
 はいはいわかったわかった。

 正直、母の年齢になった自分など想像もつかない…。

 老いは誰にでも平等に訪れるものなのか。いや、誰にでも平等に訪れるのは「死」だ。

 年老いて、生き方を選べない大伯母たちの姿を見て、自分はどうなるのかなとちらっと思う。
by amemiyataki | 2011-09-29 02:38 | 日常