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日常という幸福

この地球上で、幸福の量と不幸の量は、いったいどちらが多いのだろう。東京で開かれている世界報道写真展を見ると、「世界は不幸に満ちている」という思いに胸が痛む…

6月23日(月)付 朝日新聞 天声人語より


 6月はなんとなく、気持ちが塞ぐ月になっている。
 マッチョンを喪ったEさんが、周りから「また(猫を)飼うの?」と聞かれ、「どう答えてよいかわからない自分が居ました」と、メールに書いていた。

 地震前からちーの様子がちょっとおかしく、地震後はひっそりとじっと、猫ベッドにこもり、いくぶん調子は戻ってきたものの、先週は玄関に置いていた布バッグに粗相(置きっぱなしの私が悪い)。
 体調が悪かったとしたら、便秘ぐらいしか症状がなく(これは治った)。どちらかというと精神面での不調が大きいように思う。唯一の楽しみの「遊び」を「最近、アメミヤのやつ(私のこと)サボってるにゃ。おしおきでつ」と、抗議してのことだったかもしれない。かといって、大好きなスーパーボール遊びをする気にはなれないほど、ちーにとって地震を起こす「自然」は怖かったに違いない。

※6月24日深夜、実に久しぶりに(1ヵ月ぶり以上?)スーパーボールを廊下でゴロゴロ転がしていたと、母。

 もし、ちーやたきを喪ったとして。「再び猫を飼うの?」と聞かれたら、たぶん私は「はい」と答え、そうするだろう。母の猛反対をどうかわすかが問題だけど。だからといって、新しく迎えた猫が、代わりとなるわけはなく、喪ったことでぽっかりとあいた心の穴は、おそらく自分が生を終えるまで、抱えていくことになるのだろうけど。

 「猫を喪った悲しみは、猫を飼うことでしか癒されない」と、以前読んだ漫画にあった。たぶん、そうなのかもしれない。けれど、いつどうやって再び猫との暮らしに入るか。それは誰にもわからないし、他人に言われて決めることでもない。


 去年の今ごろ、心臓カテーテル検査でさんざん悩んでいたのが嘘のように、母は再びの同窓会を控え、張り切っている。もう買わないと言っていたのが、ちゃっかりと、新しい服を買い込んで、後でデカい買い物をしてしまったとビビっている。元気だからそれがいちばん。
 もしあのまま、医者に言われるままに検査を受けて、ペースメーカーを入れることになっていたとしたら? いやいや。今思うと、かかりつけ医は強引だったけれど、専門の循環器医師は母に手術はまだ早いと思っていたように見える。ただ、インフォームドコンセントの手順にのっとって、最悪の可能性まで説明しただけにすぎない。どちらの医者にしても、後で何があっても知らないよ~ボク、説明したもんねと、自分たちの責任逃れのために、面倒な言葉を述べ連ねただけのような気がしてならない。

 昨日、NHKの「プロフェッショナル」に、ホスピスに勤めるがん患者専門看護師が出ていた。患者に寄り添い、がんばりましょうと励ますのではなく、ただただ話を聞き、うなずき、笑い、患者自身に自身が納得のいく答えを導き出せるようサポートする。目線を、横たわる患者と同じ位置になるようしゃがみこみ。

 当たり前のことなのだろうけど、この「当たり前」が医療現場ではなかなかできないのではないか。

心を残さず、生ききる。
どんな状況でも、希望は必ずある。


 父のときに、こういう看護師がいたら。ホスピスはなく、そもそも「告知」すらしない状況で、具合が悪くなれば2人部屋に。少しよくなれば8人部屋に。食べられないならもったいないからと、食事を打ち切られ。小走りに廊下を行ったり来たりの看護師たちに、ていねいに、患者に寄り添うようにという当たり前のことを望むのは無理だったろうとも思う。

 後悔というより、父にはいまだ申し訳なかったという思いが先に立つ。今は7~8割の患者の痛みを、医療用麻薬で緩和することができますと、その看護師は言ったけれど。なんにしても、厳しい病だと、番組で紹介された患者さんたちのケースを見て粛々とした気持ちになる。


*****

 バイト先が慌しい。辞めた人。一週間、突然休む人。産休に入る人。半年、休職扱いとなる人はそれが叶わず、体調不良にもかかわらず出勤している。乳がん治療。10日ほど休んだ後に出てきたとき、その人はウィッグをつけていた。離婚して子どもが3人いて。働き手として、休むわけにはいかないだろう。厳しい現実。
 人手不足のなか、売り上げも厳しく、疲労だけが蓄積される。


 いろいろあるけれど、世界にどれだけの幸福と不幸の量があるかは知らないけれど。

 この日常は悲しいことばかりではない。もうダメだと思い、何もしたくないほどふさぎこみ、涙を流し、とりあえず寝よう、とそうしても。おかしなことに、腹はすき、そうした自分に滑稽さを感じ。ふと笑い。打算のない猫の様子に心がほどけ。そうだ、希望は必ずあるのだと。世界は美しいと。そう思いながら、日常を過ごしていきたい。



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by amemiyataki | 2008-06-23 11:42 | 日常

地震余話

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繰り返し、読む


 先週土曜の地震発生から、盛岡でも余震がいまだにある(これを書いている今まさに余震…)。こんなに余震が続くのは生まれて初めてかもしれない。19日(木)の岩手日報社会面に、被災した飼い主と再会し、満面に笑みを浮かべ顔を飼い主にこすりつける犬・はなちゃん(ハスキー系)の写真が載っていた。とてもいい写真だった。けれど飼い主のもとで暮らすのは難しく、当面は動物病院の保護下に置かれるという。

 動物の写真でおまけ。日本の自然写真コンテストで、岩合光昭賞をとった「北の詩」。背伸びするエゾリスの愛らしさに母と釘付け。めんこい。


 地震後の報道の中で、(なぜか)被災者家族が運転する車の後部座席に記者も乗っていて、インタビューをしていた。「(地震が起きたとき)何を持ち出しましたか?」の問いに、「猫です」と、助手席の人が振り返り、抱きかかえていた黒猫も一緒に振り返り、「にゃー」と鳴いた。

 避難生活を余儀なくされた場合、備えておいたほうがいい品々を紹介しているとき、なるほど~と思ったのが「猫砂」。曰く、猫のトイレに使う砂は、人間が使ってもOKなのだ、と。確かに固まるし、臭いも閉じ込めてくれるし。携帯トイレがない人は、とりあえず猫砂を持って避難。

 イギリスのBBCでは「日本のイワテ、ミヤギで中国四川省並みの大地震発生。モリオカ壊滅」と第一報が流れたそうで。ちょうどイギリスに留学していた盛岡出身の女の子が、泣きながら実家に電話をしてきたそう。

 プチポンでは、食器が2個破損。

 福島の里親さんが、地震雲を見たという。「晴れ間にぽっかり巨大な2つの雲が朝焼けに照らされて、赤く異様な観たことことのないコントラストで不気味でした」。

 この日は初夏の風物詩、チャグチャグ馬コ開催。それを見に、東京駅から新幹線で盛岡に向かおうとしたプチポン友の親族が、乗車直前に足止めをくった。乗る前で本当によかった。

 しかし、まさに新幹線で移動中(盛岡から仙台へ)の知人もいて、トンネルの中で停止。4時間、新幹線の中に閉じ込められたとか。トンネルの中だから携帯もつながらず、テレホンカードの必要性を感じたそう。

 折悪しく、ちょうど叔母が高速バスで花巻から仙台へ向かっているところだった。結局高速を下り、一般道を通って5時間かかって仙台にたどり着いたという。


 実はうちのちーがちょっと精神的にまずかった。数日前から調子が悪いのか、「いつもと違う」様子が続いていたのだけれど(うんちの粗相が何度かあった。便秘?)。地震発生後、数時間姿を見せず、やっと出てきてほっとしたのもつかの間、地震後は明らかに顔つきが違っていた。閉じ込められることを極端に嫌がり、かといって、仕事部屋のスチール棚の上の猫ベッドからまったく動かず。まったく遊ばず。

 少し遅れてしまったが、地震のショックに対するレメディ(コンプレックス)の無料配布をいただき、飲み水に落とし、様子を見た。さわれないちーだから、これくらいしかできることはないのだけれど…。夜、帰宅したら、表情がずいぶん穏やかになっているのには正直、驚いた(それまでは顔が三角だった)。マジで? 仕事部屋からも出てきたし、たきと夜中の大運動会までやってくれて。いや~、まいった。たぶん効かないだろうなあなんて思っていてすみません。

*****

 グーグーだって猫である4を、遅まきながら購入。4巻目をよんでいてると、オオシマさんちのもうひとつの猫日記 で、実際の猫たちを確認したくなり、2冊をいったりきたり。タマとビーが三毛猫なんだよねえ。でも、どちらも雰囲気がよく伝わっている。
 猫とかかわり、失敗も経験しながら、学びながら、大島さんがたくましくなっていく様子がありありと伝わってくる。レビューを読んで、そうかそういう考えもあるのかと思ったけれど、まったく問題なし。

 レメディを受け取りながら、「先生、まだ(グーグーの4巻を)読んでいないんですか」「まだ本屋に置いてないですよね?」「置いてますよ」だの、ダ・ヴィンチ連載の山岸凉子のバレエ漫画の話だの、あれこれ漫画談義。最近の超オススメは漫画壬生義士伝だと先生。「あの手塚治虫先生でさえ60近くになったらさすがに画力が衰えてきたというのに、この人はすごいです」。「愛と誠」の作者だったのね。読みたい。
by amemiyataki | 2008-06-20 03:36 | 日常

書籍『猫ちゃんを救え!』販売(終了しました)

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書籍(有料)+小冊子、絵葉書(無料プレゼント)
手前の招き猫は商品ではありません



 02年春にプチポンもりおかが主催したイベント「どうぶつたちへのレクイエム展in盛岡」のときに販売した書籍『猫ちゃんを救え!』の残部、19部を販売します。
 1部1470円にて(送料はすみませんがご負担ください)。ご注文いただいた方にはプチポンで作った小冊子と絵葉書をプレゼント!

※おかげさまで注文部数が受付部数に達しました。いったん終了とさせていただき、キャンセルが出ましたら再度告知させていただきます。
(問い合わせ順とさせていただきますので、キャンセル待ちでもかまわないという方は早めにご連絡くださると助かります)

※補足 ゆうちょ銀行に口座をお持ちの方ですと、ゆうちょ銀行口座間での振り込み手数料は現在、無料となっています。お得です。ただし、振込みの確認に3~4日間かかります。土・日曜を挟むとさらに時間がかかります。ご了承ください。



【書籍情報】

書籍名:『猫ちゃんを救え!~人にも猫にも優しい街づくりを提案~』
著者名:松浦美彌子
発行:人類文化社 発売:桜桃書房 2001年6月28日 初版
価格:1470円(税込み)

<目次より>
第1章 ペットとノラネコ
一、ノラネコって、野生動物なの? ~ノラネコと呼ばれて~
二、飼い猫の歴史 ~そもそも飼い猫って、いつからいたの?~
三、猫たちの今 ~ペットブームがもたらしたもの~
四、里親探しの限界 ~個人シェルターとなる!~

第2章 「動物『保護』センター」というシステム
一、なぜ犬猫は「保健所」に引き取られるのか?
二、動物「保護」センターってなに?
三、動物を担当する役所を調査して
四、諸外国の事情

第3章 「地域猫」とは?
一、「地域猫」って、なんだろう?
二、「地域猫」という方法(地域猫の三本柱)
三、住民との対話、動物を担当する役所との連携
四、不妊・去勢手術の実施
五、エサやりのルール化、フン取りなどの清掃の徹底
六、「地域猫」の始まり ~横浜市磯子区保健所の取り組み~

第4章 地域猫活動の現場リポート
一、元祖地域猫 ~元自治会委員 野村さんの場合~
二、自分の住みたい街づくりに挑戦 ~のらねこ委員会 米山さんの場合~
三、地域猫活動はどこでもできる ~SLP TINAさんの場合~
四、大学でも地域猫 ~大学というコミュニティの一員として~
五、各地で広がる地域猫

第5章 これからの地域猫
一、地域猫の旗振り役は誰? ~動物を担当する役所ではないとすると…~
二、「ねこだすけ」の取り組み
三、東京都の取り組み


飼い主が知っておきたい猫の法律集 ほか

【作品解説】
 「地域猫」について、とてもわかりやすく書かれています。7年前に出版されたものですが、データはともかく、内容に古さは微塵も感じさせません。丁寧な取材、客観的な視線のもとに書かれた、猫問題についての良書です。ルビ(読み仮名)も多用され、未来を担う小中学生にもぜひ読んでほしい、という著者ならびに出版社の熱意を感じます。

【ご購入お申込方法】

・ご購入はこちらの購入フォームに必要事項を書き込んでご投稿ください。部分は必須事項です。

・折り返し24時間以内に返信いたします。返信がない場合はフォームが届いていない可能性があるので、お手数ですが再度ご投稿ください。

・返信時に振込み口座番号(ゆうちょ銀行、銀行口座)をお知らせします。
 振込みを確認次第、発送いたします。振込み手数料はすみませんがご負担ください。

【発送方法】

・1部ご注文の場合、クロネコメール便での発送になります(送料160円をご負担ください)。

・2部以上ご注文の場合、ご希望の発送方法がある場合などの送料等についてはメールで確認させていただきます。

【特典】

 以下の2点を同梱します(いずれも無料)。

・レクイエム展開催に当たって、プチポンもりおかで作った小冊子『小さな命を考える~わたしたちにできること~』(A5変型判 34ページ)…なくなり次第終了

・プチポンもりおかオリジナル絵葉書1枚…選定はこちらにお任せください

【その他】

 収益金はプチポン保護猫のフード代、治療費等に充てさせていただきます。
 売切れ次第、終了となりますので、ご注文はお早めに! お待ちしてます。



by amemiyataki | 2008-06-14 23:04 | 日常

地震

 お見舞いメールをありがとうございます。続々と報道される被害状況にびっくりしています。

 久々にでかい地震でびっくりしましたが、プチポン保護猫ともども、みんな無事です。ご心配、お心遣い、本当にありがとうございます。

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大丈夫にゃよ(まりお♂ 縁組成立)
昨夜撮影



 わが家のさわれない猫、ちーが、地震発生直後より行方不明に。怖くてソファの裏側(家具をよけないと掘り起こせない…)に隠れたか、あちゃーと思っていましたが、3時間後、2階からとんとんと下りてきました。まずはひと安心。
 今も(12時すぎ)余震があったりと、規模の大きさをうかがわせます。
by amemiyataki | 2008-06-14 12:14 | 日常

完全室内飼いのすすめ

 ちゅらにお問い合わせをくださった方から、「完全室内飼いとは、一切外に出してはだめなのでしょうか?」「猫を家の中に閉じ込めておくことは、その猫にとってかわいそうではないでしょうか? 外に興味を持つのは自然だと思うのですが」というご質問を受けました。

 プチポンもりおかでは、完全室内飼いを約束・実行してくださる方にのみ譲渡させていただいております。今回、お問い合わせくださった方は、「このご家族ならきっと猫をかわいがってくれるだろうなあ」というようなおうちでした。こちらの気持ちも理解してくださいました。今年亡くした茶トラの猫さんは、わが家のたきにそっくり。

 一度、猫と暮らす素晴らしさを味わった人は、やはり猫のいない暮らしは考えにくいのではないでしょうか。どうか、再び猫との縁がありますように。お問い合わせありがとうございました。

 改めて「完全室内飼い」の必要性・重要性をプチポン友の間で確認しました。以下、覚え書きとして、返信文を掲載します。

※随時、加筆修正する予定。

*****

ちゅらへのお問い合わせ、ありがとうございます。

残念ながら、ちゅらは人なつこい猫ではありません。
抱っこは無理です。
撫でられるのも、あまり好きではないようです。
というか、人間にかわいがられることがどういうことか、
まだ充分にはわかっていないようです。
野良として暮らし、外での出産経験もあるだけに、
警戒心が抜け切れていません。

人間の側で根気よく接し、時間をかけて
人馴れしていってくれるのを見守っていただく必要がある猫です。

なので、以前、○○さまが愛猫さんと暮らしていたような
「外にお出かけ」のスタイルをとるとなると、
そのまま帰ってこない可能性大ではないかと思います。

>完全室内飼いとは、一切外に出してはだめなのでしょうか?

はい、そのとおりです。

>猫を家の中に閉じ込めておくことは、その猫にとってかわいそうではないでしょうか?
>外に興味を持つのは自然だと思うのですが?

いろいろな考え方があると思いますが、
私たちは猫を一歩も外に出さない完全室内飼いを約束、実行してくださる方にのみ
譲渡をしています。

昔と違い、今はどの家にもほとんど車があり、道路の交通量も多いです。

外に出している猫でいちばん多い死因が「交通事故」です。

そして。外に出していると、他の猫とのかかわりがあり、
その猫がエイズや白血病などのウイルスを持っていたとしたら、
ケンカなどから感染し、病気になってしまうリスクもあります。

多くの獣医師も同様の考えを表明しています。
よろしければ、参考までにお近くの動物病院に聞いてみてはいかがでしょう。

私たちが思う以上に、猫は順応性があります。
保護猫のほとんどは野良歴がありますが、
完全室内飼いという現在の保護環境に落ち着いてくれています。
外に出さなければ「そういうもの」と思い、
家の中だけをテリトリーとして支障なく暮らしていきます。
それには、人間の側の工夫、我慢なども必要になってきますが。

外での暮らしは私たちが思う以上に苛酷で、厳しい環境に思います。

交通事故、病気感染、虐待、よその家の庭で糞尿をした場合のトラブル、
何かあり、そのまま帰ってこなくなった場合……。

それらのリスクやトラブルのことを考えると、
「外に出さないのはかわいそう」とはどうしても思えないのです。

実際に、ちょっとしたアクシデントから猫が脱走し行方不明になり、
捜し出すのに半年近くかかった里親さんもいました。
無事に保護したものの、毒物か何かを口にしたのか(よほど空腹だったのでしょう)、
甲斐なく亡くなった猫もいます。
なにより、そうしたつらい経験を味わった里親さんの苦労、心痛、哀しみは相当なものでした。

外に出すのは自然なこと、ではありません。
猫は野生動物とは違います。
人間に寄り添い、人間の保護なくしては生きられない「ペット」です。
人間が管理ケアし、よそに迷惑をかけないことが飼い主の務めと思います。

以上の理由から、せっかくお問い合わせくださいましたが、
ご希望にそえず申し訳ありません。

プチポンもりおか
by amemiyataki | 2008-06-10 11:31 | 日常

覚え書き補足、お知らせ

 肝心なことを伝え忘れていました。マッチョンの飼い主、Eさんから「皆さまにくれぐれもよろしくお伝えください。ありがとうございます」と伝言を言付かっていました。

*****

 昨日のエントリで「秋本尚美さんは30年近くのキャリアがあるベテラン漫画家ですよ」と、何人かの方からご指摘を受けました。おっしゃるとおりです。

 書き方が悪かったのですが、要は秋本さん作の漫画「グーグーだって猫である」に出てくるアシスタントの漫画家嬢の気持ち--大島さんへの尊敬、あこがれ--が、おそらく秋本さんご自身の気持ちの投影ではなかったか、と言いたかったわけで。作品はいわばパラレルワールドで、こういう出会い方のもとで、自身の大島さんへの敬意などを描きたかったのかなあなど、勝手に解釈して言葉をはしょって書いたのでした。まぎらわしくてすみませんでした。

*****

 ホメオパシーセミナーin盛岡の第2回目の日にちが決まったそうです。

 8月24日(日)開催。

 前回と同じく、ホメオパシージャパンで行われた講演セミナーのDVD上映+ライブミニ講話。

 上映希望のものや、先生に話してほしいことなど、ご要望を受付中だそうです。何か聞きたいことなどありましたらご連絡ください。先生にお伝えします。 
by amemiyataki | 2008-06-10 09:32 | 日常

覚え書き(先週用)

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ミネストローネ


 6月4日の虫歯の日、抜歯。けっこう喪失感があったことに自分でも驚く。抜いた歯を見て、「おかげさまでした、お疲れさま。ありがとうね」と心の中でつぶやく。手を振って見送りたい気分だった。今月は歯の治療集中月間(のつもり)。

 「野性時代」に秋本尚美さんの「グーグーだって猫である」連載を知り、立ち読み。今秋公開予定の映画「グーグー…」の漫画化らしい。大島さんをキョンキョンが演じるだけあって、大島さんご本人の心模様にかなりピントが合っている感じがした。それを、(おそらく)駆け出しの漫画家の秋本さんっぽい女性の視点を通して語られている。犬童監督も秋本さんも、大島ファンなのだろう(犬童監督作品には、ほかにも大島さんの作品を映画化したものがある)。原作の「グーグー…」とはまったく別のものとして楽しむ姿勢で見たほうがいいんだろうな。

*****

 マッチョンに届いたお悔やみメール、里親のEさんに確かにお伝えいたしました。見守ってくださっていた方々がいることに感謝申し上げます。ありがとうございました。Eさんからも、メールが届きました。いわゆる霊感がある知人の方に、マッチョンと、マッチョンと暮らす前に暮らしていた愛猫にゃぼクンのことを視てもらったそうです。一緒に暮らしたEさんしかわかりえない詳細の話が出たり。不思議だなあと思いつつも、そうして話ができることは大切なことだと改めて思いました。
 初七日、二七日、三七日、四十九日、百か日…そして一周忌、三回忌…。亡くなった者たちを弔い、偲び、花を手向け、懐かしみ、ときに涙し、たくさんのありがとうを捧げ……逝く者と見送る者の気持ちの「整理」をつけさせるためなのか、こうした区切りは大切なことだなと改めて思う。仏教は奥深いですね。それでも生きていかなければいけないのはなかなか大変ですが。

*****

 画像のミネストローネは母、会心の作。帰宅したら、「絶品ができた!」と満面の笑みを浮かべ繰り返し絶賛していた。料理研究家の辰巳芳子さんがスープ、おつゆものは命を支える食べ物と、その重要性を唱えていたけれど。
 じっくりと時間と愛情をかけて丁寧に作り上げたミネストローネは、確かに心も体もほっとする、なんともいえない味わいだった。ありがとう、お母さん。

*****

 シーズン突入、かな。子猫保護にまつわるメールがいくつか届く。差出人の真摯な気持ちが伝わるものにはきちんと返信し、とても返信する気にもなれないものはそのままにしておく。ごめんなさい。

 そして河原猫たちのことを思い、心が晴れない。
by amemiyataki | 2008-06-09 09:04 | 日常

地域猫のつくり方 など

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わが家のさわれない猫 ちー♀ 5歳



 日曜、偶然にもNHKの「ご近所の底力」を見る。日曜午前の時間帯に番組が移ったのね。
 以前、何度か特集していた、今回も「猫問題」。
 スタジオに猫嫌いの住民(多数)、猫好き(餌やり代表3人)、オブザーバー(司会者、和田アキ子…この人は動物嫌い)が集い、猫嫌いと猫好きとの間でバトルが繰り広げられる。

 こうしたことは感情が先に立ってしまって、聞いているこちらも「こりゃ、まとまらないわ…」と思う。どちらも気持ちが先走ってしまって、平行線。
 そこへ、「地域猫のすすめ~ノラ猫と上手につきあう方法」の著作もあり、地域猫を提案した獣医師で保健所勤務の黒沢さんらが登場し、横浜市西区など地域猫を町ぐるみで取り組んでいるモデルケースも紹介し…。
 話し合いには猫好き、猫嫌いのほかに、「中間派」も巻き込むことで冷静に物事を見極められる、という話になるほど~と思った。そして、いちばんの苦情の原因、猫の糞尿対策では、「猫トイレ」を設置して成功しているとのこと。場所だけなら提供できる、始末は喜んでします(餌やりの人たち)など、自分のできる範囲で解決に向かおう、という流れだった。

 飼っている鳥を野良猫にやられ、何を言っても「イヤだ」「やりたくない」「イヤだ」の一点張りだった猫嫌いのご婦人が、最後には「(こういう解決策があることを)知らなかった」と言い、何もしないのは解決にならないから、と、地域猫への第一歩を踏み出した日の集まりに参加したのはよかったな。


 わが家の庭も猫のトイレと化している部分がある。猫よけのトゲトゲマットも敷いているが、功を奏しているとは言いがたい。
 問題は、近所の飼い猫がうちの庭で用を足しているということ。自宅に猫トイレはないのか。

 ほかの人の話だけれど。「だって家にトイレがあると臭くてイヤじゃない」と言い、放し飼いして、飼い猫の用はよその家の庭でしていることを承知で知らんふりしている人がいる。意外に多い。飼い主のモラルの欠如。自分さえよければ他人の被害はどうだっていい。

 唐猫と珍重され、紐でつながれて飼われていた猫が、生類哀れみの令により爆発的に繁殖してしまったこと。さらに、ペストが流行しそうなとき、明治政府が「一家に一匹」猫を飼うようにと触れ回り、猫が増えたこと。いつの時代も、要は人間の都合がまかり通っていること…。

 猫が悪いのではない。「人に迷惑をかけない」というごく当たり前のルールをおろそかにしてしまう人間が悪いのだ。

****

 月曜。バイト先に久しぶりにCさんが来た。いい人なのだけれど、いわゆる昔の飼い方をしている、半端な餌やりでこちらも何度か振り回された。何かあったのかなと思ったら、いちばんかわいがっていた猫がとうとう死んでしまった…と、力なく言った。人間でいえば70を越えていて。口内炎がひどくてダメかもと思っていたけれど。
 Cさんは何度もため息をつきながらしょんぼりとして帰っていった。


 大切に思っていた猫との別れは、いずれ訪れるであろうとわかっていても、実際にそれが訪れたとき、気持ちの行き場を失い、惑う。

 何度も紹介してきて恐縮だけど、あらためて、先生からもらった言葉を記したい。先生はいわば私にとってはメンターなんだなあ。

・プチポン友のサヴァさんの愛猫、みいみちゃんが亡くなったときのこと

死に至る過程というのは 私は誕生に至る過程とまったく同じだと思っています
死とは向こうの世界への誕生である という意味でなんの苦労も苦しみもなく 
あっさりと 静かに死んで行く子もいれば
何時間も何日間も何ヶ月間も まるで産道の中に引っかかった胎児のように苦しみもがき 
その苦しみが尽きたかのようにして ようやく向こうへ旅立つ子もいます

でも どのような形の死であっても ひとつ残らず 
それは向こうの世界への誕生を意味するのであって
生まれる形が 安産であれ難産であれ 
この世への誕生には必ず喜びがあふれるように
どんな形の死であれ ひとつ残らず
実は 祝福されるべきものなのだと 私は思っています 

みいみちゃんは ちょっと難産でした
でも サヴァさんの助産のおかげで ようやく 
今無事に 向こうに生まれ出ることが出来ました
悲しむことは当然ですが 
どうか悔やんだり後悔などなさらないように と お伝えください


・たみおが亡くなったときのこと

病院に連れてこられる子達は皆実は 偶然に来るはずが無く絶対に縁があると思ってます

その子が現世で与えられた課題としての病気に 一緒に取り組んで 難題をこなし一つでも高く成長して 次のステージに行けるように 手を貸してあげることが それこそ私に与えられた課題なんだと思ってます

たみちゃんはその意味で ほんとに一緒に頑張ってくれたし ほんとにいろんな事を 最後の瞬間まで教えてくれました

課題をこなすよう 動物達に手を貸してもらってるのは 実は私の方なんだなということも。

死は通過点であり 彼等の命は続いています 今回ケアを受けたことが 必ずたみちゃんの今後の命の恵みになっているはずです そんな縁をまた今回も繋いで下さって 本当にありがとうございました


・白猫オッドアイのキョンちゃんが亡くなったときのこと
 人馴れいまひとつのキョンちゃんがアクシデントから脱走。40日後に保護したものの3日後、永眠。外での暮らしは想像を越えるほどキョンちゃんには苛酷だった。極度の脱水、貧血状態で急逝。文字どおりとるものもとりあえず駆けつけたのだけれど、保護直後にのませたかった脱水に効くレメディだけが、なぜかケースの中に入っていなかったという皮肉。そして、里親のTさんの哀しみを思うと本当にやりきれなかった。そんなときにもらった言葉。

太陽を力ずくで西から昇らせることは出来ないように
人知の及ばない流れに対し、私がなんとかしていればと、
後悔しすぎるのも天に対して不遜になる場合もありますね。

亡くなった命を悼みつつ自然の流れを後悔せず受け入れる。
そんなバランスを取るのは大変ですが、生きる上で絶対必要であり、
やらなければいけない事です。


 此岸に残る者は彼岸に逝く者に対して、なかなか執着を断ち切れない。それでも、毎日は続いていく。


悲しみが寂しさに変わり、寂しさが懐かしさに変わる
人はそうやって悲しい別れを乗り越えていく
阪神大震災の時に教えられた言葉です。


 関西の方に教えられたこの言葉も、大きな支えになる。
by amemiyataki | 2008-06-03 00:55 | 日常

マッチョン、永眠

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マッチョン 05年1月撮影



 5月24日(土)、シャムMIXのマッチョンが突然亡くなったと、里親のEさんからメール。あまりに突然で、思いがけなく、メールを見て呆然。Eさんの心痛を思い、心配が募る。
 マッチョンは今年(おそらく)5月で満4歳。あぶちゃん、こぶちゃんの白黒猫兄弟とともに保護した中で、マッチョンだけがシャムMIXの水色の目をしていた。「こんなにイケメンなのになぜもらわれないんだろうねえ」など、保護して半年以上過ぎ、年が明けた05年冬に、ようやくお問い合わせをいただいた。それがEさん。この写真を「勝負写真!」と、里親募集の掲示板に投稿して、それを見初めてくださった。
 もらわれて3年。本当にたくさんかわいがってくださった。いただくメールに、いつも心が温かくなった。「大甘のマッチョンがうんとかわいがられるおうちにもらわれますように」と、サヴァさんはじめみんなが願っていたとおりに。

 「柔らかな春色のような被毛と空のような青く澄んだ目、そしていつもお日様の匂いがしていました。ちょっとビビりでとても食いしん坊」だったマッチョン。

 予兆はなく、文字どおり突然の死。おそらく心筋症ではなかったか。

 この広い世界のどこかに、きっと保護猫をもらってくれる人がいる。
 この広い空の下に、今日ももらわれた猫たちが元気に楽しく明るく、里親さんのもとで過ごしている。
 
 そう私たちは願い、祈り、感謝を捧げる。

 突然の別れに、行き場を失った気持ちを、どうすればいいのだろう。Eさんのことが心配でならない。

 悲しいけれど、マッチョンはたぶん、4年分の命しか吹き込まれなかった体に生まれてきたのだろう。

 保護猫のジルがある日突然、朝ごはんを食べた後、「にゃん!」と言って息絶えたように。

 悲しいけれど。

 どうかマッチョンの魂が安らかでありますように。また、どこかで会えるといいね。

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左・こぶちゃん 右・マッチョン(booさん撮影 04年暮れ)



 「本日のにゃんこ」をさかのぼり、04年の保護当時から三兄弟そろっての画像などをつらつらと眺めた。こぶちゃんはこの頃、馴れないなりに遊んでいたんだなあ。
 今はちょっとばかり多い保護猫の中で、ひっそりと古株の座にいる。里親募集中。
by amemiyataki | 2008-06-01 15:06 | 日常