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着地点

 8月21日(木)、プチポンからシャム太郎(あらため、うーちゃん)をもらってくださった里親のTさん、無事に女の子をご出産。おめでたい報せに嬉しくなる。今年の1月にはピエール(あらため福之助くん)の里親、Mさんが二女ご出産。そして12月にはロビン(あらためさくらちゃん)の里親、Oさんが出産予定。わくわくする。

 わが家は朝が遅い。遅い朝食をとりながら、今日の予定を確認したり、新聞記事を読み上げたり。「今日は『アンビリバボー』で野生のカバと暮らす人とか、においがわかる猫の話とかするらしいよ。あと、9時からは『渡る世間…』があるからね」。
 最近、家事やらなにやらに熱中するあまり、母は夕飯を食べるのも、大好きな渡鬼を見るのも忘れる、というのが続いていたので、目に付くところにこれら二つの番組名と時間を書いたメモを貼り付け、出かけた。念のため、20時前に「そろそろ始まるよ~」と電話を入れた。そしたら。
 22時前だったろうか。母が「勝ったよ!」と、興奮冷めやらぬ声で女子ソフト優勝の電話をよこす。ちょうどチャンネルをつけたら試合が始まるところで、アンビリバボーも渡鬼も見るどころではなく、手に汗握り、応援していたらしい。前日の試合がすごかっただけに、「うわ~~、私も見たかった」と言いながらも、母の興奮が伝わり、「すごいねすごいね」を繰り返す。本当にすごい。本当に金メダルをとるなんて。

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 エントリ「はんこの話」にちらっと書いた山本印店の補足。何がすごいって、こちらで予約をとることの難しさ(私は試したことはないけど)。東京の池尻大橋あたりにあるらしいのだけれど、正午から、電話で、翌日の予約のみを受け付けるのだそう。そして、いくら電話をかけてもつながらず、ようやくつながったときは「本日は終了しました」となるのだとか。運良くつながったとして、「明日の○時にいらしてください」と言われても、岩手から駆けつける…というのは今の自分にはどう考えても現実的ではない。それに、行ったとしても作ってもらえるかどうかはその場でないとわからない…。出来上がりは3ヵ月後。この店の「伝説」は、ネットで検索するといろいろ体験記がヒットするので、興味のある方はどうぞ。

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梅吉、縁組成立



 「募集終了」、と書くべきかもしれないけれど、なんとなく、「終了」と書く気になれないので。
 両目のない梅吉は、先生のコになりました。やはり今年生まれで、ピノ子ちゃんの四十九日の日に縁あって先生のうちのコになった桃実ちゃんとすこぶる仲良く、手放しがたく。
 目が見えないエイズキャリアの猫を大切にしている徳大寺有恒さんの例もあるくらいだから、がんばって里親探しをしますね!と私も言ってはいたけれど。やはりこれ以上の良縁はないだろう。

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 24日(日)のホメオパシーセミナーはとてもおもしろかった。キーワードは「ジェム(宝石)」「予防接種の害」「胸腺」。予防接種についてはあらためてエントリする予定。

 25日(月)、モリの通院。のりおの結膜炎がうつった模様。体重2キロ(前回より100g減)。
 捨てられて、よほど恐ろしい目にあったのだろう。待合室の犬の患畜たちに過剰に反応。顔つきを変え、キャリーのドアをバンバン叩き、応戦しようとする姿がかわいそうで、車の中で待機。先週は肛門腺を出したし。興奮、恐怖はしばらく治まらなかった。

 ようやく診察の番になって。

 昨日のセミナーのことが自然、話題に上る。上映したDVDの補足としてのライブ講演。

私「あれってやっぱり、事前に何度もDVDをチェックしたんですか」
先生「ええ、まあ。『これじゃ足りないじゃん』とか突っ込みいれながら」
私「チャクラの説明がわかりやすかったです。それでですね、さっそく『レインボー』をのんでみたんですけどね…なーんにも(変化を)感じませんでした」
先生「……夢を壊すようで悪いんだけど、要はホルモンのバランスが崩れてるかどうかってことだから…」

※7つあるチャクラは、中国医学でいえば「丹田」「気」。それらはつまり、ホルモンが分泌される場所であるという。それらは宇宙とつながる場所ともいわれているとか。第4のチャクラ、すなわちハートチャクラ(胸腺)が成長前(思春期まで)の免疫を司るところで、以降は骨髄が免疫を司るのだそう。人も動物も、この胸腺を充分に発達させないと、さまざまな症状が出てくる。発達の妨げになるものが、早期の過剰な予防接種や長期ステロイド投与、ストレス、虐待、早期の不妊去勢手術、(猫の場合)パルボウイルスやエイズウイルス、白血病ウイルスなど。ブリーダーなどにより、早くに母猫、母犬から離され、空輸などのストレスを経、さらにはショップで展示され…というのも胸腺発達の妨げとなるらしい。

※胸骨の裏側にある胸腺の発達の仕方。人の場合は12歳、犬は4~5ヵ月で最大となり、人の場合は思春期から、犬は6ヵ月から萎縮(退行)が始まる。この「大きくなる」→「萎縮する」の発達(成長)を不自然なもので妨げることなく、精神や感情の健全な発育がもたらされるように配慮することの難しさ。胸腺には、免疫にとって重要な「リンパ球の産生」という機能がある。


私「あ、そうか。じゃあなんにもないってことは、(私は)ホルモンに問題なしってことですかね」
先生「それか、チャクラが開いてるか」
私「私ってチャクラが開いているんですかね」
先生「さあ」
私「先生は太極拳、極めてるからチャクラ開いているんですよね?」
先生「知りませんよ。全部開いてるのも問題だったりして」
私「そうか、宇宙とつながりすぎてもいけないってこと?」
先生「地に足をつけてないとね」
私「そういえば、そういうの(不思議系)とは二対八の割合でつながっていたほうがいいって誰かが言ってたなあ」
先生「そうそう」
私「チャクラって開いたり閉じたりするもんなんですか?」
先生「そうらしいですよ」
私「ふうん…」
先生「それにしても、どうして皆さん、ジェムレメに興味があるんですかね。レメディ、売り切れ続出でスタッフ、喜んでましたよ。何を買いました?」
私「てっとり早く(すべてのチャクラに働きかけるという)レインボー。それと、誕生石だからいちおうターコイズ」
先生「(誕生石だから買うというのは)それは違うでしょう」
私「あれは喉とか甲状腺でしたっけ」
先生「そうですよ」
私「ジェムレメディに、皮膚に効くのってありませんでしたよね」
先生「ないですねえ。(雨宮さんのように)皮膚に症状が出るのっていいことなんですよ」
私「うーん」
先生「あとはやっぱり、(買うとしたら)ハートチャクラ関係」

※ハートチャクラ 心を開くレメディ
ロードクロサイト…感情が詰まっていて心も体も硬い
ローズクォーツ…心臓、喉、肺、循環の悪さ、高血圧
エメラルド…てんかん、神経系からくる消耗や衰弱
サイマスグランド…胸腺の問題、虐待の犠牲

 まだ子猫で捨てられて大変な目に遭ったモリに、サイマスグランドを出してもらうことになる。

先生「それにしても、皆さん熱心でしたねえ」
私「そりゃあやっぱり、女性はきらきらしたものとか宝石とか好きですし、毒蛇のレメディをのむよりはエメラルドどかアメジストとかのんだほうが嬉しいんじゃないですか」
先生「(ぼそりと)原物質は残らないくらい希釈振盪してるのに…」

 9月は母の誕生月だ。ローズクォーツをベースにブレスレットを作ってもらってプレゼントしようと、本を見てはパワーストーンを物色していたけれど、ホメオパシーの説明を聞いて、やはりローズクォーツは母に必要なのだなあと思う。パワーストーンもホメオパシーも。それからよくわからないけれどヨガやレイキやさまざまなエネルギーワークというのは、つながっているのだなあとぼんやりと思う。

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 新聞のある記事を読み、興味がわき、宮部みゆきの『火車』をアマゾンユーズドで購入。この人の作品はこれが初めて。
 冒頭からおもしろかった。するすると読めた。以下、未読の人の興味をそぐといけないので、文字は白にして読後感を記入。興味のある方はカーソルをスクロールさせて文字をあぶりだしてみてください(たいしたことないです)。

 私の場合、最後の一行が「あれ?」と拍子抜け。どんな終わり方にしようか、悩んだのか、それとも、それは最初から決めていた「着地点」だったのか。私には、その着地点は合わなかった。たぶん、喬子がなんと答えるのか、その後、本間たちはどう行動するのか。それらは読者の想像に委ねる…という終わり方なのだろうけど。
 もう少し、「その先」を読者の想像ではなく、作者の文章で読みたかったなあ。
 いや、あれでよかったのだ。と思おうとしたり、読んだ後の一日、バイトしながらもずっと考える。土曜ワイド劇場でドラマ化されたそうで、そのキャスト(本間=三田村邦彦 喬子=財前直見)で物語を頭の中で再生させたり。十年以上も前のキャスティングだ。今なら違うだろう。
 それにしても、最後の着地点が自分にフィットするかどうかで、その作品が好きかどうか、作者が好きになるかどうか。
 ちょっと珍しい体験をした(て、もともと本はあまり読まないほうだから、えらそうなことはいえないけれど)。


 「火車」、ユーズドで単行本ですが読みたい人がいたらご連絡ください。差し上げます。
by amemiyataki | 2008-08-26 00:47 | 日常

スーリーとカヌレ

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レアーチーズ


 16日の送り盆も過ぎ、二十日盆も終わった。送り火を焚くとき、例年なら「スイッチョン」の虫の音が聞こえ、秋が来るのだなあとしみじみするのだけれど、今年はちょっとおかしな天候だ。スコールのような突然の雨。そして日中はそれなりに暑いのに、夜になると肌寒い。

 まりおへのお悔やみのメールをいくつかいただいた。ありがとうございます。お気持ち、確かに届きました。
 「お盆やお彼岸の頃に逝くのは寿命とよく言いますが…頑張りましたね」という文面に、そうかやはりまりおは寿命だったのかと、なんとも言いがたい思いにしばし浸る。短い間に穏やかだけれどしっかりとその存在感をみんなの心に残し、里親さんとの絆をしっかりと結び、天に召されたまりお。いい猫だった。

 keikono2さんに教えてもらい、ネズミがのっかったチーズケーキ購入(画像)。仙北町の「二葉屋」。ここは「盛岡キャベツ」というでかいシュークリームが有名で、個人的には和菓子と洋菓子の両方を扱っている店のケーキの味は「うーん、ちょっと…」なのだけれど、ユニークなのがいい。前日、母とちょっとしたことでモメたので、仲直りのしるしに。300円もしないお手ごろ価格もいい。ネズミがチーズをかじった跡をしっかり作ってある芸の細かさもいい。
 この店にはさらにオススメお菓子があるそうだ。「カヌレ」。注文を受けてから作るそうで(1個220円)、店頭には並ばない。ショーケースにあった「千両」というおめでたいカステラにも目を惹かれた。

 ネズミのお菓子というと、ルコント(東京六本木)の「スーリー(フランス語で『ネズミ』)」というネズミの形をしたシュークリームが美味しい。もうだいぶ前になるが、「週刊文春」の巻末に芸能人オススメのスイーツ記事というのがあって、黒柳徹子さんがオススメしていた。それを見て、すぐに買いに行ったのが懐かしい(ミーハーだなあ)。当時は伊勢丹の地下にもルコントが入っていたけど、今はどうなんだろう。
 カヌレというと、世田谷尾山台の「オーボンビュータン」が確か、日本に初めてこの焼き菓子を紹介したのではなかったか。絶品です。

 まあそれはさておき。地方の町のケーキ屋さんが作った遊び心あふれるケーキは、どこか懐かしい味がして、仲直りには最適だった。たきとちーは、ケーキよりも箱を結んだ紐のほうに興味津々。
 たきの甘えん坊ぶりとこちらへの依存ぶり(アタッチメント)を見ていると、今さらながら家猫と野良猫との違いを突きつけられたようで、胸苦しくなる。猫はかわいい。本当にかわいい。人間に愛されるべくして生まれた生き物だとつくづく思う。一匹でも多くの猫が、家猫になれますように。

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 北京五輪、女子ソフトボール三位決定戦(対オーストラリア)がすごかった。1日に2試合、計300球以上の力投を果たした上野投手に感動。HRを放ち、敬遠されていた選手が頼もしかった。こんなにおもしろいのに、どうして女子ソフトがオリンピック競技からはずされることになるんだろう。

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以下、プチポン保護猫ではありませんが、里親募集リンクです。
気になる子がいたら、ぜひお問い合わせを!

北海道発 シャムMIXのリクオくん♂

千葉県発 茶白の「いぃ」くん♂ さびの「さむ」ちゃん♀ 三毛の「さぁ」ちゃん♀きょうだい

北海道発 茶トラの大吉くん♂

←岩手発

千葉県発 犬の「ゆき」ちゃん♀

千葉県発 茶トラのタマくん♂

千葉県発 薄茶のモモちゃん♀



プチポン逗留中、ヒゲゾウ氏の古巣のSOSです
バナーをクリックしてぜひご覧ください


by amemiyataki | 2008-08-21 01:10 | 日常

はんこの話

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すなめり遊印さんに作っていただいた、大切なはんこたち


 40を過ぎるまで、認印、銀行印、印鑑登録…はんこはすべて1本で通してきた。それは中学卒業時に学校から記念品として贈られたものだった。男子は青、女子は赤の認印。社会に出て働いて、思えば人生のかなりの時間、必要なときにそのはんこは活躍してくれた。
 それが03年だったか04年、見る見るうちにはんこの丸枠が欠けだした。最初は気にしていなかったが、それだと書類が通らないかも…といくつかの機関でいわれ、これは新調しなくてはいけないかなあと、ふと仕事でお世話になり、思い当たる人がいたので、仙台へ行った。その人は占術を生業にしている人だった。
 曰く、はんこの印影にはいくつもの運気が詰まっている。外枠の丸い枠には仕事運、蓄財運、住居運…すべての方向にそれぞれ運がついている(かなり後でわかったことだが、欠けた部分は愛情運と交友運の部分だった。当時は確かに対人関係で行き詰まり、おまけに大殺界の頃でもあった)。
 そして、「うんと運のいいはんこを作ってあげるわね」と、認印と銀行印を作っていただいた(実印は『あなたにはまだ早い』と言われた)。

 出来上がったはんこは、たしかに丸枠のあちこちに文字がくっつき、しかも太い書体で、言われてみれば運がいいかも…なはんこだったが、いかんせん、文字面が読みにくい。なんて書かれてあるのか(読みにくいのがいいのか?)。ただでさえ画数が多い苗字。そして(ここが肝心なのだが)、使っていても印面がくっきりつかず、何か釈然としない。「立派ですね」と相手に言われても、それがほめ言葉には聞こえなかった。「わかりにくいですよね…」と恐縮しきりだった。

 最近わかったことだが、銀行印は右から横に読めるようなはんこがいいらしい。「お金が縦に流れないように(たまりますように)」。女性は下の名前を横書きに。
 占術を生業とするその人が、はんこ職人に作ってもらった銀行印は、名前の縦書きだった…。
 そうなると、いよいよ作ってもらったはんこに愛着が持てなくなってくる。
 そういえば、その人は私の名前も改名したほうがいいわよと言い、あれこれ画数を見て奮闘してくれたが「どれもよくない…」と、結局、そのときは私のほうから遠慮して断った。

 こうして新調した認印と銀行印はそれなりに使ってはいるが、今年になってから違うはんこがあってもいいかな…と思うようになった。どうせなら、実印もそろえた三本セットはどうだろうか。パワーストーンで印鑑を作ってくれるところは…? など、ネットであれこれ検索してはみたものの、どうもピンとこない。しかも、高い。
 パワーストーンのアクセサリーを作ってもらっている石屋さんに相談したところ、印鑑はそれほど縁起をかつぐこともない、と言われてはたと迷いから覚めた。その人が言うには、「100均ショップで手に入れたものでも、要は自分が気に入るかどうか。好きになれるかどうかじゃないかしら」。で、思い出したように「そういえば、私も通販で印鑑を注文しようと思ってたのよ~。あのカタログ、どこに行ったかしら」とあっけらかんと言う。

 そして偶然、不思議なはんこ屋山本印店店主が出した本を読む機会を得た(ジュンク堂で立ち読み…)。それを読むと、印鑑の素材は水牛などの動物系よりも自分は木(柘植)の植物系をいいと感じる。印鑑はできれば三本セットでそろえたほうがいい。うちで印鑑を作りたいという人には、それまで使っていた印鑑すべてをもってきてもらい、拝見する。それが「いいはんこ」と感じれば(何か見えたり感じたりするらしい)、作るのをお断りする。読んでいて、そうか、無理することはないんだなあと思い至った。
 このはんこ屋さんが彫る文字の書体が独特で、見ているだけでなんだか楽しくなってきそうなものだった。たとえ、運がたくさんついているという丸枠に文字が届いていなくても。

 もともと、木は好きだ。そして、どうせなら自分が「好き」と感じるはんこを作ろう。となると、これまで本当にたくさんお世話になってきた「すなめり遊印」さんのことが頭に浮かんだ。
 遊印とあるからには、こうした印鑑は作ってもらえないのではないか。恐る恐る、打診のメールを出す。返信はこちらの杞憂にすぎなかったと思える、気持ちのいいものだった。注文のかなりのパーセンテージは、実は実印や認印、銀行印などが占めていること(それで、HPでは印面を紹介していないものがけっこうあったのかと納得)。ただ、遊び心あふれるはんこが好みでない人には向かないでしょう、とのこと。
 迷いはまったくなくなった。本体は猫のモチーフで。三本のはんこが入る印鑑ケースも合わせて注文。思いきり、こちらの好みを伝えた。

 「今世で力を存分に発揮していただきたく、多紀さんの背中を力強くおせるような素敵なハンコセットを作ってさしあげたいなぁと思いましたよ♪」

 頼んで本当によかった。すてきな言葉を今回もいただいた。出来上がりは1年後。楽しみに待ちつつ、それに見合うようもっとましな人間に成長できるよう。

 いい加減、部屋の片づけをしなくては…。


 
by amemiyataki | 2008-08-19 13:29 | 読み物

餌やり覚え書き

 野良の子猫を見つけて、餌やりを始めて2週間が過ぎた。
 おとな猫2匹、子猫3匹のコミュニティだった。おとなはどちらも♀ということだけど、ちょっとあやしい。♂と♀かもしれない、よくわからない。こちらもペースをつかみだし、向こうも調子がわかってきた感じ。昨日、初めて日中におとな猫2匹を確認。「夜来るからね。待っててね」と、近づく一匹に声をかける。昼間に見る青い目は…ちょっと目つきが悪く、鋭く、気合が入っていた。よしよし。
 
 夜。車を停めて準備を始めると、どこからともなく子猫3匹がターッと走り寄ってくる。昼間約束した母さん猫が車に体をこすりつけ、私の脚に頭をごんごんぶつけてくる。困った。これまでの餌やりでこんなふうにすりすりしてきた猫はいなかった。やはり、「もらい馴れ」ているのだろう。この母さん猫は確かに痩せているけれど、ごはんを食べる目的よりも、人間とのコミュニケーションを求めているような節がある。困った。試しに人差し指で鼻先をちょんちょんとしようとすると。爪を出さないパンチをパンパンとよこした。タイプでいえば、ちゅらタイプかな。ハーッとかシャーッとか威嚇しつつもさほど本気ではない。あんまりシャーシャーいうものだから、心の中でシャーロット・ブロンテ。ブロンテと名づけた。もうひとりのおとな猫はとりあえずエミリ、と心の中で呼ぶことにした。

 子猫とはいえ、総勢5匹となると、けっこう目立つ。これも困った。きよちゃん、まーぶー、パト、ミルミル、ぴあ、パムたちのコミュニティを思い出す。不思議なことに、ブロンテよりふた回りほど大きいエミリは、ウェットには手をつけず、ドライフードばかりを食べる。

 そして、子猫たちの食欲のすごいことといったら。こちらが予想する量の3倍は食べる。食べる。底なし。

 飲み水のボウル。ドライ用のボウル1つ。ウェット缶詰用の皿2枚。けっこう人が通りかかるが、今のところ何も言われない。声をかけられ、注意された場合の返答を心の中で繰り返す。あっという間に平らげ、食事タイムが終わると、ウェットティッシュで食器を拭き取り、食べかすを袋にしまい、片付け終わり。ブロンテとは、その気になればもっとコミュニケーションがとれそうだけど、馴らすことは目的ではない、今のところ。子猫たちもつかず離れず、けっこう側にいるけれど、さわれない。このままでかくなり、成猫5匹のコミュニティになって、順次不妊手術をしていって…先のことを考えると途方にくれそうになる。懐具合も心もとない。バイト先の職場も最近、大幅な入れ替えがあり、新人が複数入り、今後出番は減ることはあっても増えることはないだろうな…という状況。うーむ。

 帰宅して、外にある水道蛇口で食器を洗う。気配を感じてたきが家の中でにゃあにゃあ騒ぐ。母が玄関ドアを開ける気配…慌てて食器を車にしまいこみ、ただいまと言う。母は私が猫保護していることを知らない。

 手帳にブロンテたちの出欠簿をつけている。全員出席の「5」が最近、ようやく続きだした。不妊手術の最初のターゲットはエミリかな。

 気が重くもあり、緊張もあり。

 プチポン保護猫の里親募集もがんばらなくては。
by amemiyataki | 2008-08-19 03:32 | 日常

まりお 永眠

 まりおのことを書き記さなくてはと思いつつ、何からどう書いていいのか、この数日、ずっと考えていました。まりおは、まりおと出会った人たちすべてに、鮮やかな存在感を放ち、幸せな気持ちを抱かせてくれ、短い生を終えました。


 わき腹に怪我をした野良猫のまりおが、プチポン友のサヴァさんの前に姿を現したのが5月18日。「傷は難しいものではないとのことですが、ほっておけば穴が開いたままでまた化膿しかねない。ただこのまま縫うだけでは中に膿が溜まるので、ドレナージという管を傷に入れて先を出しておき、毎日薬を入れて膿を洗い流すそう。4~5日で治るでしょうとのこと」(以下、「 」内はサヴァさんのメールから)

 19日に傷の手術。思ったより経過は良く、毎日の消毒はしなくてもいいということで、プチポン入り。ウイルス検査(エイズ、白血病)、寄生虫ともに陰性。

 頭にかつらをかぶったような白黒猫。ダミ声。攻撃性もまったくなく、見るからにおっとりした、まりおは本当に不思議な猫でした。プチポンの保護猫たちにもすんなりと受け入れてもらい、泰然自若そのままに、野良から保護猫へとなり、去勢手術も済ませ、幸運にもお問い合わせもすぐにいただき、お見合いの後、譲渡が完了したのは6月18日のことでした。

 短い保護期間中、「まりおの左足がおかしい、引きずっている」と空蝉さんが気づき診察。レントゲンも撮りましたが特に異常なし。おそらく、わき腹の怪我以前に怪我をしていたもので、すでに古傷として治りかけのものではないか、ということでした。

 結果として、このふさがってしまった古傷が原因で、まりおは7月6日からほぼ1ヵ月間入院、文字どおり生死をさまようことになりました。
 プチポンにいるときも、もらわれてからも、まりおは絶好調。よく食べ、よく遊び。体の中に抱える不調はまったく表に現れず、それがいきなり現れたときは里親のTさんも私たちも本当にびっくりしました。

 高熱と黄疸によりまりおが緊急入院したのが7月6日。原因不明。

 「体温41度、黄疸がひどく出ていて呼吸が速い。レントゲンで胸水腹水はなし。考えられることは、怪我したところから入った菌が残っていて繁殖したか。またはFIPの可能性もあり検査の結果まち(一週間ぐらいかかる)。一般的検査は明日わかる。感染症であれば抗生剤と点滴で良くなってくると期待。黄疸が出るのは猫の場合厳しいが、良くなる症例もある。抗生剤で熱が下がらないとなるとウイルスが疑われるのでインターフェロン、またはステロイドを使うことも、とのことでした」-7月6日

 「40.4度(大して下がっていない)。黄疸は相変わらず。一般的血液検査の結果も良くない。白血球が少ない。ということは細菌による感染症ではないということ。それにすでに抗生物質をやっていて細菌感染ならスーッと熱が下がって来るはずなのに下がってこない。黄疸なのに肝臓の数値は悪くない。ということは劇症肝炎などでもないということ。やはり色々考えて、FIPの疑いが濃厚ということでした。先生はすでにインターフェロン投与も始めていて、ホメオパシー治療も、あれこれ考えられることを試して熱を下げ黄疸を抑えるよう努力してくれています」-7月9日

 FIPなら状況は極めて厳しい…いっこうに下がらない高熱。最悪の事態を覚悟しなければならないのか…重苦しい一週間が過ぎました。

 7月13日深夜、先生から連絡がありました。「まりおくん 左膝のとこ膿ようになっていました。さっき見つけてすぐ麻酔かけて切開排膿しました。明日改めて手術します。何で今頃膿ようになるのか…でも発熱黄疸の原因は多分これです。多分これで治ります。生きて帰れますっ」

 原因がわかり、切開手術をしてからの回復は早かった。「左大腿から下腿にかけてかなり深いポケットが出来てました そこに膿たまってたんじゃ そら黄疸にもなるわという感じ 腹壁をやぶってお腹まで達しそうな雰囲気でしたが 幸いそこまでは行っていないよう」と先生から。

 これですべてはいい方向に。と思ったのですが、まだそれだけでは終わりませんでした。7月16日から、再び40度台の高熱。 炎症を起こしている細菌に効く抗生剤を探すため、細菌検査して結果待ち。黄疸がひいてからやめていた点滴を再開。「足からの膿は全くないのに40度をまた下らなくなりました 抗生剤はちょこちょこ変えてみましたが変化ありません。ので、腹腔まで細菌が達している可能性を考え 先程再び鎮静をかけ 腹腔内洗浄のためのドレインを入れました」

 結局、細菌の種類が2種類あり、それぞれに効く抗生剤が異なり、抗生剤を直接血管に入れる静脈注射などをして…今度は貧血。「FIPについては完全にシロではなく「微妙」なんだそう。数値(抗体価)が100だったそうなので…「FIPは、数字からは今一つわからない」とのこと」

 7月28日「先週末貧血がひどくなりました。赤血球の数値が20を切ると貧血だそうですが、それが10になってしまい、輸血も考えねばならないかもといわれたそう。でも輸血には弊害もありなるべくしたくない、しかも点滴続きで輸血できる血管がもうない、と。でもどうやらまりおは輸血しなくて済みそう。そして貧血には、もう赤血球を作ることができなくなるタイプのものもあるそうですが、まりおはその機能はちゃんとあるらしいです。体温も平熱で安定してるようですし、今後の回復に期待したいです」

 7月31日「今日も多めにあげたご飯をぺろりと平らげたそう。平熱。赤血球も低めながら正常域に(10だったのが26に。20がボーダーライン)。白血球は一時5万!もあったのが7千に。
まだ痩せてやつれた様子だけれど耳や鼻などピンクがかってきました。結局表面上は治った脚の傷の細菌が体内に残って敗血症を引き起こしたということらしいです。細菌が二種類で、抗生剤は血管に入れないと効かなかったし、またそのせいで貧血になったことも考えられる。今はレメディの治療に切り替えているとのこと。今週末抜糸、来週はじめ退院。退院後もしばらくは定期的にみせて下さいとのことでした」

 そして、もう大丈夫でしょうと退院したのが8月4日。Tさん夫妻のもとへ戻ってからのまりおの回復ぶりは頼もしく、みんなが本当に良かった、よく頑張ったねえと安堵していたのでしたが。

 8月15日夜、まりお緊急手術。「腸閉塞の状態になり、緊急手術の最中に亡くなりました」

 みんなが呆然。言葉がありませんでした。Tさんの悲しみはもとより、何度もお見舞いに行き、心を痛めていた保護主のサヴァさんの心痛を思い……。

 サヴァさんが野良時代のまりおについて周囲に聞いて回ったところ、怪我をしたのはサヴァさんが見つけるまでにはずいぶん前のことで、ほぼ1ヵ月近く、まりおを知る複数の人たち(餌やりをしている人も含め)は知りつつも何もしなかったらしいです。人馴れしていないわけでもないまりおを、この人たちは病院へ連れていくこともせず、餌をばらまき、写真を撮り。それでかわいがっていたというのか。


 譲渡し、里親になっていただいたTさんご夫妻に、結果として悲しみだけを運んでしまったのではないか……。
 葬儀を終えたTさんと電話でいろいろお話ししたサヴァさんが言うには、「まりおがいた、入院前後合わせて1ヶ月足らずの間に、とても深い絆ができていたことが感じられました。Tさんご夫妻、そしてミントちゃんはまりおに大きな影響を受けたそうです。それがちゃんと各自の中によい形で残っていると。一日経って落ち着いてみると楽しかった思い出ばかりが浮かんできて、本当にまりおに出会えてよかった、まりおを託して下さってありがとうと言ってくれました」


 まりおは幸福をつかみきれなかったのか。いや、そんなことはない。「つくせるだけの手をつくしての結果は、やはり天命だったとしか言いようがありません」とサヴァさんが言うように、これがまりおの天命だったのか。
 少なくとも、あのままサヴァさんに出会わず、野良としていたら、とうにまりおの命は尽きていた。短い間だったけれど、プチポンのルームメイト猫たちとたくさん遊び、プチポンメンバーたちにかわいがられ、Tさんのご家庭のもとで家猫としてそれはそれは楽しく過ごしたまりお。
 もしかして、自分の天命をちゃんと知っていたような気もします。治療の苦難を受け入れ、乗り越え、さあこれから、というときに天に召されたまりお。

 ネットを通して、まりおファンもしっかり獲得しました。応援してくださり、行く末を見守ってくださった方々に、心より御礼申し上げます。短いながらも、まりおはがんばり、幸せを味わいました。

 ありがとうございます。

 パソコン修理中に加えて帰省中のサヴァさんに代わって、心より感謝をこめて。


まりおの魂が安らかでありますように
また、どこかで会えますように


 
by amemiyataki | 2008-08-18 13:08 | 日常

ホメオパシーセミナーin盛岡  開催のお知らせ

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左・さむちゃん♀ 右・さぁちゃん♀



 猫友、ふぁんじにさんががんばって保護した子猫たち。4匹保護した順に、韓国語で1,2,3,4を表す「いる」「いぃ」「さむ」「さぁ」と仮の名をつけた。幸運にもいるくんはすでに新しいおうちで家猫まっしぐら! そしていぃくん、さぁちゃんにもお問い合わせをいただいたそうだが、なぜかさび猫のさむちゃんにはまったく問い合わせがないそう。
 さび猫の魅力を味わいた~い! という方、ぜひお問い合わせを。募集記事はこちらです。

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 8月24日(日)、盛岡の岩手教育会館で、「ホメオパシーセミナー」が開催されます。DVD上映は、人気の「ホメオパシー的愛されるセミナー」。ジェム(宝石)レメディについて紹介しているセミナーなのだそう。興味・関心のある方はぜひ。事前申込みが必要らしいので、詳しくはこちらから。

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 少し前の新聞に、多頭飼育制限を条例化する動きがある旨の記事が掲載されていた。つまり、全国の各地で起きる犬や猫の「多頭飼育崩壊」を防ぐために行政が動き出した…ということらしいのだけど。
 することが違うだろう、と呆れ返った。実際、どこかの県では、具体的に「猫の飼育は○匹まで」と、「数」を制限しているようだったが。
 問題は違う。繁殖制限していない飼い主が近隣とのトラブルを引き起こす、トラブルメーカーになっているのだ。行政がすることはどうも「とんちんかん」だ。飼育数を制限するのではなく、不妊手術を義務づけることだろうが。あなたの家では何匹飼っていますか? ではなくて、飼っている犬や猫に不妊手術を行っていますか? ではないか。

 どんなに動物愛護法を改正したところで、猫を棄てる人は棄てる。棄てる現場を見つけるのはほとんど不可能だから。見られてなければ棄ててもいい。だって自分は飼えないから。とでも思っているのだろう。
 どこに棄てるというのか。人里離れた山に? 犬の散歩道に? 動物病院に? 人目がつきそうな小学校の前に? 棄てなければいけない命などあっていいはずがない。誰か「いい人」に拾ってもらえることがどれほど稀有なことか。

 「棄てる場所」のことで今回、恐ろしい事態があった。本当に恐ろしい。棄てられた子猫たちは、どんなに恐ろしかったことか。

 以前、動物保護団体でボランティアをしていたとき、犬の散歩中、子猫が棄てられているのを見つけた。自分は飼えないから、せめてカラスの被害から守るためにと思い、木のウロへ子猫を3匹、隠してきました…という電話をたまたま取ったことがある。
 そんな話は聞きたくない。私にどうしろというのか。
 どうしても気になって、その人を現場に案内させ、子猫を3匹救出した。けれど…。
 子猫たちは全身に、ハエの卵を産み付けられて大変なことになっていた。恐ろしい。
 バリカンで毛を刈り、薬浴してもらっても、取りきれず。孵化が始まるのではないかとハラハラ心配し。
 どうにかなったとはいえ、命を落とした子もいた。

 自分で飼えないなら、飼い猫に不妊手術をしてこれ以上増やさないようにするのは飼い主の義務。捨て猫、野良猫をつくらないのは人間の義務。どんな命も粗末にしていい命などあるわけがない。

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以下、プチポン保護猫ではありませんが、里親募集リンクです。
気になる子がいたら、ぜひお問い合わせを!

北海道発 シャムMIXのリクオくん♂

千葉県発 茶白の「いぃ」くん♂ さびの「さむ」ちゃん♀ 三毛の「さぁ」ちゃん♀きょうだい

北海道発 茶トラの大吉くん♂

←岩手発

千葉県発 犬の「ゆき」ちゃん♀

千葉県発 茶トラのタマくん♂

千葉県発 薄茶のモモちゃん♀



プチポン逗留中、ヒゲゾウ氏の古巣のSOSです
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by amemiyataki | 2008-08-13 09:31 | 日常

子猫三姉妹 里親募集 in 岩手

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タラちゃん♀



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ヌンちゃん♀



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キャリコちゃん♀



 8月5日現在の体重が570g~650gの愛らしい三姉妹の里親募集です。詳しくはこちらをご覧ください。よろしくお願いします。

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猫友達が保護する、子猫たちの里親募集です。どうぞよろしくお願いします。


北海道発 シャムMIXのリクオくん♂

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by amemiyataki | 2008-08-08 12:20 | 日常

青い電気の嵐の年 磁気の月 13日(金) 青い月の猿

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平八郎くん♂



 盛岡の夏の風物詩、さんさ踊りも終わり、連日、暑い。うだるような暑さ。
 今日で七夕祭りも終わり(だったと思う)。暦の上では立秋でも、予報は34度。

 盛岡の水道水は美味しいほうだと思うのだけど、今やわが家の飲み水は、生協で購入する「純水(ピュアウォーター)」。2リットルボトル(50円)で買い込むのだけれど(ボトルは3本ある)、最近、消費のペースが早い。思い切ってウォーターサーバーを導入しようかと思うのだけれど、どうも踏み切れない。市内はもちろん、県内や近隣に名水といわれる水源は多々あるはずなのに、なぜか東北の水を売っているところが見つからない。そりゃあ丹波とか阿蘇とかの水に興味はあるけど、できれば水も地産地消といきたい。今や水も買う時代、とはいうけれど、消費ペースから概算すると、サーバー無料としてもわが家の場合、水購入代は月1万円を超えるのではないか…。うむぅ。それに、サーバーの衛生面ってどうなんだろう…。

 不思議なことに、たきは純水を絶対飲まない。味の違いはわかるのだろうけど、水道水ラブとは…。

 車の後部座席には、イオン(ジャスコ)専用ボトルも2本あり(こちらは無料で購入可能)。なんだか雑然としている感じでちょっと落ち着かない。ウォーターサーバーか…本当はプチポン猫たちに使いたいところだけど。

 そういえば、エイズキャリア組にあげているレメディのことで先生に相談。口内炎がひどいグレのために処方してもらっているのだけれど、キャリア組全員に取り込んでもらっている。発症予防にもつながるし。最近、調子は悪くないのだけれど、よだれは相変わらず。ずっと同じレメディをあげ続けていいものかどうか…など相談したところ、思いがけずマヤズム治療してみましょうかと提案され、お願いする。ちょっと楽しみ。


 村上春樹氏の「ノルウェイの森」が映画化されるそうだ。監督はベトナム人(フランス帰化?)。キャストは日本人で。
 「ノルウェイの森」といえば、初めて向ヶ丘遊園の書店で赤と緑のシンプルな装丁を目にしたときのことを今もはっきりと思い出すことができる。冒頭の、飛行機の中でビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、めまいのような郷愁にとらわれる主人公のことがよみがえる。みどりさんのお父さんのお見舞いに行ったものの、何を話していいやらわからず、沈黙に埋もれまいとするかのように、所在なげにきゅうりをパリンポリンと口にする主人公。そのおいしそうなことといったら。

 重苦しい暗雲をいつも頭の上に感じていたような当時。この本を読んで、思わず発売元の講談社編集部へ電話した。今思うと、懐かしくも無謀だったよなあ…な出来事だけど、本当の話。小説に出てくる、心が病んだ人たちが平和に、幸福そうに暮らしている施設。そこはどこにありますか? こちらの切羽詰まった空気が伝わったのか、偶然にも電話に出てくれた担当編集者は親切にも「あれはあくまで、作者の空想ですから」と、答えてくれたっけ。
 懐かしい。この世の終わり…とばかりに悩み苦しんだのが嘘のように、今はずいぶん遠いところにいる。悩みって、永遠には続かないものなのだなあ。

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 画像はモスさんが保護した茶白男子。お見知りおきを。

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by amemiyataki | 2008-08-07 02:32 | 日常

再開

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梅吉、元気。里親募集中 お問い合わせはこちらから


 保護主が保護ケアを放棄して病院に押しつけた、両目のない梅吉。久々に会った梅吉は、ピィピィ鳴いて不安がっていたヒナのような生き物から、猫になっていた。すでに不思議な雰囲気をまとっているかのようだ。実物は画像の何千倍もかわいい。声を出して鳴くこともなく、コクシジウムも落ち、見えないなりに別の感覚が研ぎ澄まされているかのよう。音のなるおもちゃが大好き。当初はあちこちぶつかったりしたそうだけど、やがて部屋の大きさを感覚ではかり、把握し。まるで第三の目か何かで見るかのように、不自由なく毎日を過ごしている。猫は身体的ダメージに強いというのは本当のようだ。その代わり、精神的ダメージにはめっぽう弱い。

 梅吉を拾ったのは、子どもだという。道端に2匹子猫がいて、1匹は素早く逃げ、1匹(梅吉)は車の往来に右往左往。そして子どもは梅吉を家に連れ帰り、母親に見せ。母親の困惑、父親の拒絶(里親探しすらNGだったそう。理由がなんとも…フリーペーパーやチラシに名前や電話番号を載せるのがイヤだったらしい)。そして病院にまる投げ。
 両親は、子どもに「命の大切さ」というのをどうやって教えるつもりなのかと、ふと思う。拾っていいことをした。後は誰かがなんとかしてくれる…それでOKなのか? だってだって…と、自分には「できない」ことの言い訳で頭がいっぱいの人に、どんな言葉が届くというのか。

 梅吉は両目がありません。けれど、失った目と引き替えに得た、新しい生を、梅吉は大事に、見事に生ききるでしょう。幼くしてすでにたくさんの愛情を先生たちから注がれた上等な子猫、梅吉。里親さん絶賛募集中です!

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 日曜、とうとう子猫を見てしまった。

 プチポンを始めて以来、「目にした(行き場のない)子猫は、必ず保護して里親探し!」という気概を持ち、実際にそのとおりに実行してきた。けれどここに来て、実はそれはなんと幸運なことだったかと、思う。
 生後2ヵ月半、いや3ヵ月くらいの野良の子猫の保護は難しい。人馴れしているか、していないか。初めの頃は、保護した猫たちのほとんどが1年以内でもらわれていき、いい感じに回っていた。しかし当然といえば当然かもしれないが、人馴れに時間がかかる猫はいつしか増え、保護活動を継続していけば、当然、保護猫の数は増える。人馴れいまひとつの猫、もらわれにくい猫、治療ケアが必要な猫…いつしか澱のように積もっていく。語弊があるかもしれないけれど、そんな感じ。現在、保護猫16匹。

※誤解を招きたくないので。だからといって、現在、保護猫を持て余しているというわけではありません。付き合いも長くなるとやはりどの猫もいとおしく、それゆえますます里親募集のハードルが高くなるというジレンマにも陥ります。人馴れいまひとつの猫を受け入れてもらえるか、申し訳なさが先に立ったり、エイズキャリアを理解してくれる人とのめぐり合いを待ちつつ…里親探しを積極的に行っていないかのように思われるかもしれませんが、決してそうではなく。そして、充分なケアができるかというと、これ以上頭数を増やすのは実際無理、と思い至り、苦しい思いをプチポンでは抱えているというわけで。

 人によって違うだろうけど、気になる猫を見つけた場合、私の場合、保護してつれて来るほうが、気持ちが何倍もラクだ。プチポンの仲間もいるし、なんとかなる。実際、なんとかなってきてここまで来たけど、今は正直、ためらいが先に来る。
 ヴァンサンやミレーユを保護したときと同じくらいか、ちょっと大きいか。あぶこぶマッチョを保護したときよりちょっと大きいか…チップデールよりははるかに小さいよね……でも人馴れは? 捨てられた家猫の子猫なら迷いなく保護するけれど。どうも野良子猫のようだ…なんとかなる? 今保護して、必ず馴れさせる!で今までどおりやれる? それより母猫は? 不妊手術は…? 自分たちに余裕はあるのか?

 いったい、今の自分に何ができるだろう。

 翌日、周囲の聞き込みをし、野良一家であることが判明。かわいそうだから…と、複数の人たちが餌をあげているようだ。でも、どう見ても栄養状態はいいとは言いがたい。

 そして、実に久々の餌やりを再開。緊張した。何度も(仕事中も)、段取りを心の中で反芻する。無責任な餌やりにならないように。どう見ても中猫にしか見えない、ガリガリの若い猫が母猫と知った以上、ほうってはおけない。不安でいっぱいだけど、希望は決して捨てないように。あまり悲観しすぎないように。淡々と、ただ淡々と、続けることができますように。

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 猫を保護したけれど、どうやってもらい手を探せばいいでしょうと、何件かメールをいただきました。

 プチポンでよく利用するのは、いつでも里親募集中という、里親募集投稿掲示板です。里親を探す際の注意事項など詳しく載っているので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょう。最近では虐待目的で里親希望を名のる人などがいるので、そのへんの注意なども促してくれています。

 こうした投稿掲示板は複数利用するのも有効です。たとえば「猫 里親募集 東北」などキーワードを入れて検索して、ヒットした掲示板を閲覧し、いいなあと思うところに投稿するなど、いろいろ試してみてはいかがでしょう。

 後はかわいい写真をたくさん撮って、チラシを作成。近くの動物病院、ペットショップなどに掲示させてもらう。
 問い合わせは、おたがい知らない者同士なので、先方も個人情報の提供など、警戒しているかもしれません。また、相手がどんな人かをよく知るためにも、気持ちをしっかりもって(この子たちにすてきな良縁を呼ぶのだ!とか)、けれど誠実に、こちらの気持ちもわかってもらえるように、コミュニケートをしていくことが大切だと思います。

 早くもらわれてほしいと、焦りは禁物です。先方の飼育環境などをしっかりと見極めて、後悔のないよう、里親探しをがんばってください。

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 8月1日付でカンパご支援くださった北上市のO様。心より感謝申し上げます。ありがとうございます。もし差し支えなければ、猫さんの代理画像、ご希望の掲載名をお知らせくださると幸いです。

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by amemiyataki | 2008-08-06 01:33 | 日常

ウェルカム、カムカム鍋

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いぃくん♂ 里親募集中! 募集記事はこちら



 水まんじゅうについていた紫色のひもに、猫たち、興奮。特にちー。「にゃーっ(遊ぶでつ!)」とすぐ側までやってきて催促光線を発するのは…本当に何日ぶりのことだろう。その後、しっこ粗相は一度もない。

 先週土曜は久々に完全オフ。一日、母の下僕となる…(お中元の発送とか)。そして、念願のカムカム鍋購入。
 花巻にあるマクロビオティックの店Sobe's Cafeでいただく玄米食に感動し、こちらではカムカム鍋を使っていると教わり。しかし、大丈夫だろうか…など悩んで半年余。いや~買ってよかった。玄米のふっくらとしていることといったら。冷めても美味しい。しばらくわが家のマイブームとなりそう。これでようやく、玄米食がわが家で標準食となるか。

 Sobe's Cafeのシェフ(二人目)は、実はフランス料理に20年近く身を置いていた人なのだそう。オテル・ドゥ・ミクニにもいたというシェフがマクロビに目覚め、心と体が喜ぶ料理を提供してくれる。いや~、岩手に住んでて本当によかった、と思った出会いに感激。
 なんということはないのだけれど、レタスに良質のオリーブオイルを回しかけ、ちりっと岩塩を散らしただけのサラダのなんとおいしいこと。


 最近、夏野菜がおいしい。産直で買うトマト、とうもろこし。とうもろこしの簡単なゆで方を覚えたので覚え書き。

・皮を全部取る(選び方のポイントは、ひげがたくさんあること)
・全体を水で洗う
・水気を残したまま、ラップで包む(あまりきつくしない)
・電子レンジで5分

 これだけで、実においしいゆでとうもろこしの出来上がり。ハマっている。

*****

 以下、8月2日(土)付 朝日新聞 家庭欄より。三谷幸喜さんの「ありふれた生活」より抜粋。10年以上、ともに暮らした猫の「おとっつあん」が夏の朝、逝ったときのこと。

*****
 数カ月前に病状が悪化、一瞬もう駄目かと思った時期があった。それから奇跡的に元気になり、一時はテーブルに飛び乗るほど回復したが、体は徐々に衰弱していった。
 十七歳。人間で言えば八十四歳。大往生である。やせ細ってはいたものの、前の日の夜まで、元気に走り回っていた。晩年はボケが進み、目も耳も不自由になっていたが、食欲だけは旺盛で、一日中お腹を空かせていた。満腹中枢がいかれてしまったのか、食べても食べても「何かくれ、何かくれ」と催促してきた。深夜のキッチンで、冷蔵庫をじっと睨みつける姿を何度も見かけた。そのくせ、体はガリガリ。しかもある時期から、好きな場所で排泄をするようになった。まるで長生きしたご褒美に神様から免罪符を与えられたかのように、おとっつあんは、自由にうんちをしてまわった。
 数年前までは七キロ近くまで太っていたのが、最近は二キロちょとしかなかった。それはもう僕らの知っているおとっつあんではなかったし、既に猫ですらなく、別の生き物のようだった。まるで肉体は既に滅んでいるのに、食欲だけが生き続けている、そんな凄みさえ感じさせた。そして最後は大好きなキッチンで息絶えた。
 この十三年、増えるばかりであった僕の家族にとっての、それは、初めての別れ。
 

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by amemiyataki | 2008-08-05 02:49 | 日常