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一粒の麦

 モリがいないこの世界は、少し色あせて見える…。

 お悔やみのメール、ありがとうございます。プチポン一同、心より感謝いたします。


 「モリちゃんの頑張りは『一粒の麦』のように、きっといろんなところで実を結んで、どんどん増えていくと思います」

 一粒の麦、という言葉がなんとなく、小さなモリに似合うなあと思った。これまで出会い、別れを告げた猫たちは、思えばみんな、一粒の麦たちだったように思う。私にとって。聖書の教えは不勉強ゆえよくわからないけれど。私の中で、出会った猫たちの命は一粒の麦。私の中で芽を吹き、やがては実を結び…。たみおも、こっこちゃんも、ジルも、のりちゃんも、マッチョンやキョンちゃんも…みんな、関わらせてくれて本当にありがとう。そしてプチポン保護猫たちも、一粒の麦たち。そう考えることがいいのか正しいのかよくわからないけれど。命の大切さ、はかなさ、強さと弱さ、慈しむこと、悼むこと…さまざまな感情をもたらしてくれる。

 そして、一粒の麦がもたらす恵みのひとつが、ドットちゃんのこれから、なのかもしれない。
 
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ドットちゃん、生まれて初めての爪きり



 外にいるときは目つき悪いぶさちゃんだなあ…などと思っていたが、こんなにかわいらしい子だったなんて。先生にリリースせずにすみそうですと伝えたら、「あらいがった 凄い甘えて不憫でがんしたよ」と返信があった。病院スタッフ一同、喜んでくれた。

 外で、野良として生きるしかない猫もたくさんいる。けれど、少しでも家猫になれるように。

 河原猫のトラ地蔵さまの命もまた、一粒の麦。

 悲しいときはこらえずに、きちんと涙を流して悼むように。そしてきちんと別れができるように。しばらくはモリのことで涙する日が続きそうだ。

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 カンパご支援ありがとうございますのコーナーを更新しました。ミケしゃっぽさま、ありがとうございます。
by amemiyataki | 2008-12-24 02:26 | 日常

モリ、永眠。安らかに。

 12月20日(土)朝7時すぎ、黒猫子猫のモリが亡くなった。空蝉さんから電話で報せが届く。

 11月6日(木)の神経麻痺発症、低体温。あれから文字どおり、奇跡の復活を遂げたモリちゃんが、とうとう力尽きた。
 神経麻痺を克服したものの、完全に自力で歩けるまでにはならず、けれどふらふらしながらも自分でトイレまで行き、排泄もし。少しずつ、少しずつ元気になっていけばいいなあと誰もが思っていた。が、治療中、というか、保護後に風邪を引いて通院したときからわかっていたことだったが、モリは腎臓を患っていたようだった(鍼治療のとき、腎臓のあたりをとても痛がっていた)。触診で、腎肥大を指摘されてもいた。
 腎疾患。可能性として、「嚢胞腎(のうほうじん)」が考えられると先生は言った。検索すると、「多発性嚢胞腎(PKD)」という病気がヒットした。ペルシャやエキゾチックなどの純血種にみられる遺伝病で、水が溜まった嚢胞が腎臓にいくつもできるという。
 レントゲンだけではわからず、エコー検査。仮にその病気が確定したとして、嚢胞の水を抜いたとしても、再び水は溜まるであろうこと。決して珍しい病気ではないが、自覚症状がないので発見が遅く、気づいたときは老齢の腎疾患としての対症療法がほとんど。先生は東京の勤務医時代、それに開業してからそれぞれ1件ずつ、この病気の猫を診たという。いずれも老齢で、2年ほど生きて亡くなったそうだ。
 そう聞いたときも、奇跡的に生き延びてるモリだもの、今回もきっと大丈夫。そう思い、願った。けれど先生は「(ホメオパシーの)レメディは万能ではないですし」「(これまで診た2件は)力が及ばず…」と、言葉少なかった。
 とりあえず、脱水に気をつけて。なおも1日おきの通院が続いていた。
 亡くなる数日前の通院時、腎臓が(さらに)少し大きくなっているようだ、と言われていた。


 土曜のこの日は、初めて病院にお泊まりすることになっていた。けれど、病院に行く前にモリは逝ってしまった。「もうボク、いいよね?」モリにそう言われたような気がした。

 神経麻痺のあのとき、誰もがもうダメかもと思ったとき、無理にこちら側に引き止めてしまったのではなかったか。ふとそう思う。あのときさようならをしていたら、おそらく悲しみもつらさも今ほど大きくはなかったかもしれない。モリにとってはどうかはわからないけれど、私はあのときモリにこちら側にとどまってもらって、本当に嬉しかった。私には必要な時間、大切な毎日だった。自分がすべきこと、しなければいけないことがまたひとつ、わかったような気がした。

 ありがとう、モリちゃん。


 苦痛から解放されたモリは、本当にかわいらしかった。まだほんの小さな子猫なのに、本当によくがんばりました。

 「モリモリは本当にえらいなあ」「よくがんばってるなあ」「こんなにがんばってる猫ちゃん、おばちゃんは知りませんよ~」。車の中で、お灸をしているとき、強制給餌をしているとき、撫でているとき。たくさん声をかけたつもりだったけれど、まだまだ足りない。

 モリモリは本当によくがんばりました。こんなにえらい子に出会えて、おばちゃんはラッキーです。

 今生はちょっと大変だったけれど、空蝉さん、アイさん、サヴァさんプチポンのみんなにかわいがられ、たくさんの人たちに見守られ、応援されたモリの魂が、たくさんの恵みを受けて、次の生へとつながっていきますように。また、どこかで会えるといいね。

 イフを送ってくださった方、ルルドのペンダントをくださった方、サプリメントを送ってくださると言ってくださった方、カンパご支援くださった方々、見守り続けてくださった方々。

 本当にありがとうございました。


 モリの面倒をよく見てくれていたのりお。そののりおが、どうしたわけかモリが亡くなる前日、まったくごはんを食べなかった。のりおには、モリがお別れを言っているのがわかったのだろうか。それとも…風邪を引く前ぶれなのか。

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 おかげさまで、ドットちゃんはリリースせずに済みました。一時預かりをしてくださる方が現れました。この幸運にも感謝せずにはいられません。本当にありがとうございます。ちびヴァンも同じ道筋が見えてきました。きょうだいのうち、グレコだけがまだ道筋が見えませんが、きっとなんとかなると思います。
 できるだけ人に迷惑をかけないように…と思ってやってきましたが、ご厚意に甘えさせていただけることを感謝し、がんばっていきたいと改めて思いました。
by amemiyataki | 2008-12-21 23:27 | 日常

go on, もしくはkeep on and more...

 カンパご支援ありがとうございましたのコーナーを更新しました。クリさん、ありがとうございます。
 クリスマスカードのご注文もありがとうございます。お振込みいただいた方々への発送は明日以降になります。遅れていて申し訳ありません。

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 一時預かりのお願いをしていた茶白の「こはく」は友人の実家に預かってもらい、元の飼い主を探していました。飼い主は見つかりましたが、飼育放棄であることがわかりました。放し飼いをしていたこと。こはくは今夏、5匹の子猫を出産。3匹はもらい手が見つかり、2匹は手元に置くことにした。時期が来てこはくを不妊手術したが、こはくが子猫をいやがるようになり、次第に「外」にいる時間のほうが長くなり、やがていなくなってしまった。周囲の猫を飼っている友人らに相談したところ、「子猫を手元に置くと母猫はいなくなる」と言われ、こはくは「旅に出た」ものと思った。また、近所で黄色の毛皮の動物が車に轢かれていたという情報があり、てっきりそれがこはくと思っていた。こはくが帰ってきたところで、3匹育てる自信がない。それがこはくにとって幸せなのかどうか…。今、預かってくれてる方たちがかわいがってくれているなら、このままもらってはくれないか。

 以上を友人に報告。こはくを里親募集に切り替えるつもりだということも伝え。ご実家で家族会議を開いたそうだ。「要は子猫のほうがかわいぐなったんだべ」
 こはくは結局、改めて新しく名前をつけてもらったそのうちの猫に晴れてなった。ありがとうございます。言葉では言い尽くせないお詫びと感謝をこめて。

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 モリは神経麻痺を克服したかと思ったら、さらなる次の試練。腎疾患をケアする日々となった。不憫でならない。けれど、「今」を生きるモリを応援したい。

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 少し前の話になるが、俳優の緒形拳さんが亡くなったとき、子息の幹太、直人の兄弟がテレビの追悼番組に出て、亡き父のことを語っていた。
 次男の直人に遅れて俳優デビューを果たした長男の幹太氏に、父の拳氏がスペインからハガキを送ってきたという。そこには「始めたら、続けなさい」という意味のスペイン語が書かれていたそうだ。

 始めたら、続けること。

 その言葉の深さを今、あらためて思うと幹太氏。


 先日の「情熱大陸」で、SMAPの中居ちゃんをフォーカスオンしていた。「私は貝になりたい」の宣伝も兼ねた時期のオンエアでもあったろうが、20年、SMAPを続けている中居ちゃんは…すばらしいエンタテイナーになったなあと感慨深かった。不安定な騒がしさばかりが目立った十代の「夢がモリモリ」から、ずいぶん遠くまで来たなあ、すごいなあと。まじめな人だ。続けてきたことが自信となり、自分を支えている。少しだけ流した今年のツアーの様子も、円熟味を増したようだ。いつかまた行ってみたい。いつかね。



 始めたら、続けること。



 木曜、ブロンテ一家のドットちゃんを捕まえ、金曜不妊手術。てっきり男の子だとばかり思っていたのが、女子だった。よかった。
 手術時期はけっこう迷った。少しでも「無責任な餌やり」から抜けるように。このままでは来春にはあの場所に子猫が生まれてしまう。早いと発情は1月? 体重2キロ以上なら手術可能と先生がいい、年内に少しがんばろうと自分を鼓舞し。
 病院で改めて見たドットちゃんはミレーユ系の、かわいい白黒猫だった。本当にかわいい。体重3.6キロ。意外に体重があることに驚くとともに安堵。つまり、自分以外にも餌やりはやはりいるのだろう。ウイルスはエイズ白血病ともに陰性。回虫持ち。ノミのふんが被毛にあり、プチポンで養生を…というのは断念。折しも氷点下とこの数日の盛岡の朝晩の冷え込みは厳しい。

 本当に厳しい。

 余裕があるなら、このまま保護。だが、どう考えても無理だ。長期里親募集になるであろう猫が増えるだけだ。ごめん、ドットちゃん。本当にごめん。


 何をやっているのだろうと、思うことがけっこうある。けれど、考えても仕方がない。某登山家が「そこに山があるから」と答えたように、「そこに野良がいるから」。ただ、それだけた。(だからといって、野良ならなんでも…というのとは違う。)今日、たまたま猫友さんと話していてそんな台詞が自分の口から出たことに心の中で笑い、けれどそうだよなあと思った。正しいとか正しくないとか。価値観がどうのこうのとか。そういったことはよくわからない。こはくの元の飼い主が言ったことも理解できない。理解できない自分のほうがおかしくて、彼女の言い分のほうが世間一般的な、スタンダードな考えなのか。

 考えても仕方がない。

 始めたら、続けること。

 続けることの難しさ、怖さを痛感しつつも。go on, 自分。けれど悲壮感を決してまとわずに。笑い飛ばすくらい、頭のネジが1本くらいはずれていてもいいのかもしれない。けれど、自分と家族を大切にすることを忘れずに。自分が健康で明るく元気でなければ。感謝すること。働くこと。社会人の務めを果たすこと。そうしてからの and more であること。

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 以上、どうぞよろしくお願いいたします。

 
by amemiyataki | 2008-12-15 01:25 | 日常