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答えのない悲しみ ~春のセンバツ 選手宣誓全文~

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3月18日撮影(福島) 写真クリック→拡大




 東日本大震災から一年、日本は復興の真っ最中です。被災をされた方々の中には、苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみにくれている方がたくさんいます。

 人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。

 だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう、日本の底力、絆を。われわれ高校球児ができること、それは全力で戦いぬき、最後まであきらめないことです。今、野球ができることに感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。

石巻工業高校(宮城県) 阿部翔人 主将
2012年3月21日 




 何げなくつけたテレビのニュースで、選手宣誓する高校球児の言葉「人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです」に、不覚にも泣いてしまった。

 「答えのない悲しみ」を抱いたままの人は今なお多く、被災地にいる。東日本、被災県にいる自分に何ができるか……まずは福島ペットレスキューを頑張ろう。


 この一年は自分の生活もなかなか大変だったけれど。とりあえず4月から、一定収入を毎月得られる仕事に就けそう。まったくの異業種だけれど。好きなこと、やりたいことは仕事とは別にすればいいわけで。


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 来週3月28日(水)~4月1日(日)、東京は銀座のギャラリー「零∞(ゼロハチ)」で、「にゃんこはうす写真展」が開催されます。プロカメラマン・中川こうじさんの写真展示のほか、レスキュー班の写真も飾られます(たぶん、私の写真も)。期間中は犬班A。さん編集によるフォトブック、4月始まりのカレンダーなどグッズ販売やイベントも。詳しくはこちら


 このDMに使われている写真はくぅさん撮影。写真に写るにゃんこは無事保護され、飼い主さんのもとへ。

 いろいろな出来事が起き、悲しいことややりきれないこと、時に行き場のない怒りにはまることもありますが、こうして震災前は出会うことのなかった仲間と出会い、全国からたくさんの応援とご支援をいただき、今もレスキューを続けられることに感謝し、頑張りたいと思います。

(毎回、週末のレスキューが終わると給餌用のフードのストックが底を尽きます。フードのご支援、どうかよろしくお願いします。にゃんこはうすの欲しいものリストをご利用くださると幸いです。


※関東在住のマイフレンド、プチポンショッピングご利用者に写真展案内のDMを送らせていただいています。よろしくお願いします。


※これから、大きいサイズの写真をアップすることにしました(容量はダウンしてます)。写真をクリックすると拡大されるので、ご覧いただけたら嬉しいです。

これは、先週の福島。前の週はなかった「春の気配」が少し、感じられました。が、春とは名ばかりのまだまだ震災の爪痕が深く残る福島でした…。そのことを本日のにゃんこ2に書こう書かなきゃと思っているうちに、また週末がやってきて…。今夜から明日の朝にかけて、盛岡は大雪の予報。道路が悪くなる前に、福島に行かないと。
by amemiyataki | 2012-03-23 14:06 | 日常

諦めと覚悟 ~覚え書き~

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 私はいつも、人生は「諦めと覚悟」だと思っています。諦めとは、運命は避けられないと知ること。覚悟とは、与えられた時間のなかで最善をつくすこと。イラク、カンボジア、パレスチナ、これまで多くの戦場を取材し、そこで失われるたくさんの命を見てきました。幸運にも私は銃弾に当たることなく日本に帰ってきたものの、その後がんが発見されて4回も大きな手術を経験しました。
 戦場であっけなく散る若い命がある一方で、私が戦場を生き延びたのは運命としかいいようがない。そして、病気になったのもまた運命。その理由を説明できる言葉などありません。ただひとつわかっているのは、いずれ私も死ぬということだけ。だからこそ、この映画で戦火のなかを生き抜いたジョーイという馬がそうしたように、走れる限りは走るしかない。「諦めと覚悟」とはそういうことです。

2012年2月17日付「朝日新聞」より
スピルバーグ作「戦火の馬」に寄せて 鳥越俊太郎(抜粋)




 写真はフーガ。2004年にTNRした後、2011年暮れにプチポン入り。先生にはエイズ発症といわれたけれど。

 いろんなことに、とてもかなわないことに立ち向かうことを「諦めの悪い。けれどそれでも…」と思うことがあるのだけれど。要は、この「諦めと覚悟」なのだと思った次第。

 運命は避けられないのかもしれないけれど、与えられた時間のなかで最善を尽くすこと。

 これがまた、難しいのだけれど。とりあえず、動くこと。うん。
by amemiyataki | 2012-03-07 07:58 | 日常

にゃんこはうす~雑誌掲載~

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絶賛発売中
アマゾンはこちら



 表紙はなんと! 前のエントリの「ももこ」嬢~。すごい~。ハラショー。


 けっこうなページを割いて、にゃんこはうすの猫たちが紹介されています。一時預かりの問い合わせがたくさんきますように。飼い主さんが見つけてくれますように。


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 上から、母、息子、娘。母は先週保護したて。子どもたちはその前の週に保護。

 …なんだか、奇跡を見ているよう。来月で震災から一年になろうとするこの時期に、こんなに美しい長毛猫一家が保護できるなんて(保護したのはねこさま王国レスキューの別チーム)。フードを運んでいた飼い主さんの努力もさることながら。

 小さな奇跡のような幸運が、一匹でも多くのペットたちに降りかかりますように。


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 ISO感度のことが少しわかった。申し訳ないと思いつつ、なじみの町のカメラ屋さんに行き、教えを乞うた。とても丁寧にわかりやすく教えてくれ、そのまま店を出るのも悪くてフィルター1枚を購入。

 100均ショップで買ったものから作った手製のレフ板。けっこう気に入ってるけど、やはりもう少し見栄えのいいものでないと信用されないかもなあ。
 ストロボは買う前に借りてみよう。

 ソフトライトボックスの組み立て方をYouTubeで見てほほうと思う。

 還付金が入ったら、レンズを1本買いたい。少しずつ、揃えていこう。


 写真っておもしろい。

 
 来週は沿岸に行く。
by amemiyataki | 2012-02-08 01:44 | 日常

1月が終わる。

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 確定申告をしていたら、朝になってしまった…。今朝は早いから寝て寝坊するのが怖いなあ。


 寝袋でうたた寝するのがすっかり定着してしまった(保護部屋で)。すると決まって、写真のつかさが添い寝してくれる。人に寄り添って生きてきたのだなあとわかる「家猫」だ。ゴンゴンとこちらの顎下に頭を押し付けてきて。本当におもしろい猫。味がありすぎ。亡くなったあおとおそらく血縁だろう。飼い主さんに返すことが無理なら、保護部屋ではないところ、一般家庭に預かってもらえたら。

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 おかしな夢を見た。

 古本屋に立ち寄ったら、20代の頃よく読んだ漫画家の全集が出ていて。何げなく手に取ったら、どこかおかしくて。「追悼」の文字が飛び込んできて「ええっ!?」と思わず声をあげ、封緘をはずしてページを繰って。

 震災で命を落としたということが書かれていた。

 あんなに一時期、熱中して読み込んでいたあの人が。

 妙にリアルな喪失感で目が覚めて、思わずケータイでウィキったところ。

 存命だった。よかった。


 たぶん、猫のことで陸前高田市と山田町の方から問い合わせがあったのと、テレビで1日に150人お客が来るという無愛想な神田古書店の店主を見たせいだと思うけど。


 やがて一年になろうとするけど。不気味な余震が多いけど。


 人は忘れてしまうけれど、それじゃダメなんですよね。

 仕事の打ち合わせで、ふとクライアントがそんな言葉をつぶやいた。自分は阪神淡路大震災のときは遠いことだと思い、ほとんど何もしなかった。こうして、東北で、岩手で震災があって。そこに生きる者として、何かをしなくてはいけない、と。沿岸に行くと、本当になんにもなくなってしまった町はたくさんあるのに。全国ニュースに上るのは、ごく限られた場所や話題。せめてあともう少しは、忘れられないようなことをしたい。そう彼女は言った。



 前年の収入より55%減。なかなか切羽詰まった感がありありだけど。

 がんばろう。


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 2週間くらい前の朝日新聞に、阪神淡路大震災を兵庫県で経験した女の子が、大人になって陸前高田市に縁あって嫁いで来て、去年の震災で命を落としたという記事があった。市役所勤務の女性で、近くの3階建ての指定避難場所に避難したが10メートルを超える津波にのまれてしまった…と。
 それを読んで、プチポンをずっと応援してくださっていたFさんもおそらく、この女性と同じ場所にいたのではないかと思った。

 プロポーズをした翌日に、婚約者が津波で行方不明になってしまった。自分の家も流されたが、その家の2階部分、自室が見つかったとき、なぜか婚約者からもらったものだけが見つからなかったという大槌町の男性の話が岩手版にいつだったか載っていた。夢に現れると亡くなったしるし。そう聞いていたから絶対眠るまいと、ずっと起きていたのだけれど、限界がきてふと眠りに落ちた瞬間、笑顔の婚約者が夢に出てきた。ごめんね、私、死んじゃったんだ。目を覚ましたその日、婚約者の遺体が見つかった。婚約者は大槌町役場勤務。役場前で災害対策本部を設置しているときに津波に襲われ、町長はじめ命を落とした職員多数。


 本当になんということが起きてしまったのか。



 別れは突然に訪れる。容赦なく。

 最後だとわかっていたなら



 
 去年の3月4月に自分が送信したメールを、探し物があったついでに斜め読みしたら。
 とても感じが悪くて、いたたまれなくなってしまった…。うわあ…。

 今日が最後だと思って、全力で生きるとか100%完璧に過ごすなんてとても無理。せめてもう少し、ゆとりを持つとかほんの少しでいいから今の自分とはちょっぴり違う、少しはましな人間になりたいなあ。

 落ち込むことばかりだけれど。いいと思うところを見つけてがんばろう。
by amemiyataki | 2012-01-31 05:14 | 日常

定命

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仮の名はチャーハン♂ 一時預かり募集中。問い合わせは ねこさま王国 中山 ariko602@yahoo.co.jp まで。


 先日、NHKで瀬戸内寂聴さんの青空説法を見た。

 89歳。体の不調にもかかわらず、宗教家として被災地に「駆けつけずにはいられなかった」という。

 
 あの震災で、なぜ愛する家族を失わなければならなかったのか。なぜ、あの人が死ななければならなかったのか。

 心の傷がむき出しのまま、今も苦しむ被災者に向かって寂聴さんは言う。すべては「定命(じょうみょう)」、人の命(寿命)は生まれる前から定められているものなのだから、と。

 どれだけの人がそうか、定命なのかと納得したかはわからないけれど。

 よくよく考えたら、そう思うことで気持ちがふっと一瞬、救われるのではないかと腑に落ちた。


 人はあきらめが悪いものだし、いつまでも苦しみ、もがくものだけれど。

 すべては定められているものだから。

 すぐには納得がいかなくとも、そう思い至ることで、遺された者は救われるのかもしれない。そう思った。

*****

 寂聴さんの青空説法を母と聴きに行ったのは、16年前。父を亡くした母の消沈は傍で見ていて心配するほど相当なもので、広告を見て、この人の話を聞いたら何かヒントになるのでは、と思ってのことだったが。

 当時はちょうど、阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件が起きたばかりで、説法も自然そういう流れで、その時は母も私も「ピン」と来なかった。

 ついでにその夏は、イタコにお父さんを呼び出してもらいたいと母が言い、青森の恐山ツアーにも参加したのだけれど。
 なにせツアーで時間が押していたのと、同じ目的の人がほとんどなわけだから限られた時間内に自分の順番が回ってくるはずもなく……ほかの人が呼び出してもらっているのを近くで聞いていた母が、何かつき物が落ちたように「もういい」と言った。ひとりで10人くらいの亡くなった縁者を呼び出してもらっている人がいて、カセットテープに録音していたのだ。次々と呼び出し、その都度変わるイタコの口調が何か芝居じみていたようで、醒めてしまったようだった。


 大切な人を失い、遺された者の悲しみは言いようのないほど深い。突き落とされた底から、どうやって這い上がればいいのか。それがわからなくてある人は自分だけの悲しみにはまり、ある人は救いを求めてあがく。

 生まれたからにはいずれ死ぬのはわかる。ただそれがいつ、どんなかたちで生を終えるのかがわからないから、ある日突然の別れに茫然としてしまうのだ。

 命に限りがあって、それが定められたものだとして。それがわからないから人はもがくしかないのだ。
 そしてふと、ああここで生を終えたのは定命だったのだと、いつか腑に落ちるときがくるのかもしれない。

 そう思いきることができるまで、「時」という薬が必要なのだけれど。



 レスキューをしていて、連れ出せない犬猫は数多い。状況は悲惨さを増していく。
 そういうなか、すべては定められた寿命だったのだからと思いきれることは、案外自分自身の救いにつながっているのかもしれない。

 人が生きていくなかで、しなければいけないこと。

 悲しむのは当然だけど、後悔しすぎないように。


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 まったく関係のない話だけれど。

 仕事を替えようと思ったら、思いがけないところから救いの手が差しのべられた。

 もう少し頑張ってみるしかないのかなあ。うん。

 たぶん、すべては定められていることなのかもしれないけれど。

  
by amemiyataki | 2011-12-09 02:22 | 日常

この広い空の下で

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 平年より遅いとはいえ盛岡も初雪が降り、朝は霜が降り、最低気温が氷点下は当たり前になってきて、夜明けの時間が遅くなった。

 といっても。

 盛岡にいるときは夜明けなんて見ない。

 こんなふうに夜が明けていくさまを見るのは、福島にいるときくらい。

 明かりがない真夜中の星空の美しいことといったら。岩手で見るより北極星は低く輝き、オリオンもカシオペアも見慣れた位置とは違う。天の川がはっきりと見え、あたりの闇の気配はちょっとばかり怖かった…。ありこさんは生きている人間のほうが怖いと言うけれど。



 太陽も星も。変わらず東から昇り、西へ沈み。自然の大きな営みは変わらないのに。


 どうして? という思いが毎回わき上がる。どうしてこんなことになってしまったのか。

 どう考えたって、すべては人間のせい。人間のせいで、想像するのも恐ろしい経験を強いられている動物たち…。宇宙のほんの片隅で生かされていることを忘れて、目先のちっぽけなことにとらわれて。

 毎回、それぞれいろんなことが起きる。無力なのはわかっているから、そう絶望するのも傲慢だ。限られているできることを尽くすのみだ。


 この広い空の下、生きているのは人間だけではないことを決して忘れてはいけない。むしろ、私たちはたくさんの命あるものに生かされていることに気づき、感謝しなくては。

 毎回、大切なことに気づかされる。

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 人が立ち入ることができなくなった場所から8ヵ月ぶりに連れ出された子。

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 以前は、こんなふうにおうちの中でまったりゴロゴロしていた子。頑張ったね。

 保護された様子などはこちら


 人間のあきらめない気持ちが届き、かないますように。
by amemiyataki | 2011-11-30 01:37 | 日常

霜降月

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仮の名は道端ジェシカ♀ FIV+ 里親募集中
問い合わせは「ねこさま王国」ariko602@yahoo.co.jpまで


 とうとう11月。今年も残り1ヵ月半。嘘みたい。

 先週は面接を2つ。1つは先週のうちに連絡があるはずなので、ないということは…ダメなのだろう。いやはや。

 じたばたしているような毎日だけど、楽しみもあった。日帰り温泉にも行ったし、ツイートでシルヴィ・ギエム来盛を知り、幸運にも(本当に幸運にも。感謝!)いい席が手に入り(前から10列!)、「ボレロ」を観た。まさか、生きているうちにギエムの生ボレロが観られるなんて!

 ……と書きつつ、実は震災後は心から何かを楽しむということがあまりなかった。娯楽性の高いものを見たり体験しても何か違和感があり。一枚、何かフィルターがかかったように「向こう側」と「こちら側」に隔たりを感じるというか。この公演も楽しめるだろうかと一抹の不安があったけれど…ギエムの踊りはやはり違った。

 太古の昔、踊りは祈りそのものだった。それを思い出させるようなボレロだった。ギエムが震災で大きすぎるダメージを負った日本のために、ひとりのダンサーとして、人間としてできることを…と考え、封印していた「ボレロ」を披露してくれた。

 生きることは苦しいことの連続かもしれないけれど、そこにはきっと、一条の明るい希望があるはず。私はあなたたちのために踊ります。祈りを捧げます。亡くなった人のために。そして生かされているあなたたちのために。

 そんな力強いメッセージが、そこにいるすべての人に確かに伝わり、フィナーレでは満場のスタンディングオベイション。すごかったなあ。あのひとときを、そこにいる人たちと共有できて幸福だった。感謝。

(かかりつけ獣医の先生も書いているので、よかったらお読みください。こちら


 「自分は○○しかできないから」と、被災地支援で自分に制限を設ける人が、その道のプロにせよ一般人にせよいるけれど。それは見方を変えたら自己卑下になってしまうのではないか。ギエムの踊りには、そうした「こだわり」のような足かせがまるでなく、ただひとりのダンサーとして今できる最善最大のことを私たちにしてくれた。それが何よりも嬉しく、みんなの心が感動で震えたのだと思う。

 震災から8ヵ月。復興の道筋はあまり見えていないように思う。忘れてはいけないし、何よりも一人ひとりができることはたくさんある。

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 写真を撮ることは、数少ない楽しみになっている。この、道端ジェシカの写真も気に入った一枚。

 レスキューに向かう暗がりの山道、車のヘッドライトがこの子の姿をとらえ、たまこさんが手づかみでキャリーイン。道端で保護したから、この名前がついた。

 野生の猿が出没する山道で。ここは、ダブルキャリアのむぎがいたところでもある。どうして民家のない人里離れた山道に、人懐こい猫がいるのか。避難する際、山に猫を捨てていった人もいるなどまことしやかに言う人もいたけれど……。

 人恋しい子が保護部屋にいるというのは、なかなかしんどい状況だ。保護しただけで終わってしまっていやしないか。寂しがらせてしまって。それをいうなら、人なれいまひとつの猫たちだって寂しさからかストレスで問題行動。もっとできることはないのか…いつもその葛藤。

 里親・一時預かりさま募集中。



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by amemiyataki | 2011-11-15 03:33 | 日常

つかの間のオフ日

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 ふう。なんとか午前中納期を守り、次の120ページものを19時半に読み終わり、赤字が出た22枚をコンビニでFAX送信。コンビニFAXは初めてだったけれど……高かった…。B4判を自宅FAXで送信する自信がなかったのだ。しかし便利な世の中になったものだとつくづく感心。コンビニのコピー機で画像のプリントアウトができたときは感動してしまった。

 金曜の17時に次のゲラをもらいに行くまでは、自由だ! やった。

 …といっても、来週の予定はまったくなし……。忙しいのも月曜までだ。

 しかし。こんな生活をしていたらまずい。自分の体もそうだが、母とたきにまで影響が及ぶ。

 もっと余裕をもって。


 納品時に思い切って入金を確認させてもらい…解決!

 お金のことをこちらから切り出すのはなんというかアレだけど、自分で自分の身を守らないことにはどうにもならない。


 この仕事はいちばん馴染んでいるのだけれど。どうなるかなあ…。

 夕方、つい不安になって別ジャンルへ求人問い合わせしてみたが、タイミングが合わず断念。

 考えること。行動すること。


 悠々として、急げ。


 ふう。


 夕方まで時間はあるから、温泉に行ってこようっと。奥入瀬の紅葉がまさに見頃らしいけど、17時までに帰ってくる自信はなし。それでも、どこかの紅葉は見られそうだ。

 納品時、市内の銀杏並木をドライブして、いつの間にか秋も終わりそう…!と、まぶしかった。

 季節は確実に冬に向かっているんだな…。
by amemiyataki | 2011-10-28 01:46 | 日常

Off the wall

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はつ♂ ホストファミリー募集中



 今年になってから、すっかり長距離ドライブづいている。
 BGMには、iPhone4に入れている音楽だったりするけど、最近はマイケル・ジャクソンの「オフ・ザ・ウォール」が多い。飽きもせず、繰り返し聴いている。

 驚異的なセールスを誇った「スリラー」前の、クインシー・ジョーンズ プロデュースによるアルバム。全10曲。なんというか、ディスコサウンドあり、ブラックコンテンポラリーあり、AORあり、まさに70~80年代のいい感じの曲が程よい具合に詰まったアルバム。どうしてもまた聴きたくて、アマゾンで500円で購入。制作秘話など入った2000年以降のものではなく、発売当時そのものがほしかったのでラッキーだった。嬉しいなあ。

 レビューにもあったが、この頃のマイケルはなんというか健康的で声に張りもツヤも充分あって元気だ。次作「スリラー」の萌芽を思わせるアルバムタイトルにもなっている「オフ・ザ・ウォール」のストーリー性ある音楽も楽しい。なにより、大好きな「今夜はドント・ストップ」を当時の歌声で聴けるのが嬉しくてたまらない。これは、ジャズダンスを始めた頃に繰り返しインストラクターの先生がかけた曲で、習い始めのクラス10代~60代全員がおぼつかないながらもあの曲に合わせて楽しくステップを踏んでいた。この曲を聴くと、十代の不安定だった気持ちやらあの時の練習風景などがまざまざとよみがえる。先生がかけて振付けしてくれたスティービー・ワンダーの「迷信」も最高によかったなあ。たまたま、バレエをやっていたときの先輩で上京してジャズダンスに目覚め、紅白ではヒロミGOのバックダンサーとかしていた人が、盛岡へ帰ってジャズダンス教室を開いたのに偶然誘われたのだった。懐かしい思い出。

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 なかなかもどかしくも情けない毎日を送っているが、希望を持って臨もう。すべてのことに。

 むちゃな納期のものはできれば断ることができるように(そもそも、安請け合いしたら相手に失礼だ)。

 けれど、やはり日々の暮らしの糧は必要なわけで。思い切って商売替えをしてバイトに徹するべきなのか。

 あれこれ考えるのは変わらない毎日。ふう。

 Off the wall.  型破りな、突拍子もないという意味の慣用句で、訳詩には「気楽に」とあるそうだ。「King of Pop」という称号を手に入れることなど関係なく、当時のマイケルはもっともっとと高みを目指しながらも愛する音楽にひたすら打ち込んでいたんだろうな。
by amemiyataki | 2011-10-24 01:14 | 日常

メメントモリ

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陸前高田市。かつてここは市街地だった。

 先週、沿岸の被災地、大船渡市と陸前高田市へ行った。1日で16軒回るという超ハードなものだったけれど…なんとかできた。(しかし、こういうことをしているから落ち着かないのだ。落ち着きたいのに。)

 神田葡萄園(ここの地サイダー最高!)から先は何もないよ…と言われていたが……確かに何もなかった。本当に。

 防波堤はなく、海と市街地がこんなに近いとは…と、ただただ茫然。高田病院も、郵便局も、そして市役所も。3階建ての市役所屋上に難を逃れ、雪が舞う中ひと晩夜を明かした人たちは、どんな思いだったか…。よくぞ無事でと、残された建物を見て思う。

 プチポンを支援してくださっていた方が、ここで亡くなった。生前、会う機会があったのに私はその機会を生かさなかった。忙しさにかまけて。いったい何様だというのか…。

 やっとここへ来ることができた。ただ手を合わせるしかなかったのだけど、ひとつ何かを果たせたような気がして(自己満足だけどね)ほんの少しほっとした。


 大船渡市の沿岸にある飲食店60店舗のうち、残ったのはわずか3軒という。店を失った人たちが内陸へ店を移し、ようやく再起を図り元気を取り戻しつつあった。聞くと、こちらがどうしていいかわからないほど悲惨な出来事なのだけど、会う人みんなが震災前に戻ろうと、いやそれ以上によくしようと静かな闘志を燃やしていた。プレハブの仮設店舗には宴会ルームもあり、近々カラオケルームも作るよ~と、店長は張り切っていた。

 三陸では、生きている間に二度、津波がやってくるという言い伝えがあるのだそうだが、実際、そういう体験をした高齢者はたくさんいた。傍目には淡々と、淡々とできることを日々こなしているように見えた。みんな、優しい。
 たぶん、もっと前に来ていたら、こうではなかっただろうけど。

 生かされた人たちは再生を誓うしかないのだと、そう思った。

 死は平等に、命あるものに訪れる。

 どんなふうにいつ迎えるのか、それはわからないけれど。せめて生あるうちは、やさぐれることもあるだろうけど、できれば大らかに笑うことができるよう毎日を過ごせるように。

 ……これがけっこう難しいんだな。
by amemiyataki | 2011-10-14 00:49 | 日常