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完全室内飼いのすすめ

 ちゅらにお問い合わせをくださった方から、「完全室内飼いとは、一切外に出してはだめなのでしょうか?」「猫を家の中に閉じ込めておくことは、その猫にとってかわいそうではないでしょうか? 外に興味を持つのは自然だと思うのですが」というご質問を受けました。

 プチポンもりおかでは、完全室内飼いを約束・実行してくださる方にのみ譲渡させていただいております。今回、お問い合わせくださった方は、「このご家族ならきっと猫をかわいがってくれるだろうなあ」というようなおうちでした。こちらの気持ちも理解してくださいました。今年亡くした茶トラの猫さんは、わが家のたきにそっくり。

 一度、猫と暮らす素晴らしさを味わった人は、やはり猫のいない暮らしは考えにくいのではないでしょうか。どうか、再び猫との縁がありますように。お問い合わせありがとうございました。

 改めて「完全室内飼い」の必要性・重要性をプチポン友の間で確認しました。以下、覚え書きとして、返信文を掲載します。

※随時、加筆修正する予定。

*****

ちゅらへのお問い合わせ、ありがとうございます。

残念ながら、ちゅらは人なつこい猫ではありません。
抱っこは無理です。
撫でられるのも、あまり好きではないようです。
というか、人間にかわいがられることがどういうことか、
まだ充分にはわかっていないようです。
野良として暮らし、外での出産経験もあるだけに、
警戒心が抜け切れていません。

人間の側で根気よく接し、時間をかけて
人馴れしていってくれるのを見守っていただく必要がある猫です。

なので、以前、○○さまが愛猫さんと暮らしていたような
「外にお出かけ」のスタイルをとるとなると、
そのまま帰ってこない可能性大ではないかと思います。

>完全室内飼いとは、一切外に出してはだめなのでしょうか?

はい、そのとおりです。

>猫を家の中に閉じ込めておくことは、その猫にとってかわいそうではないでしょうか?
>外に興味を持つのは自然だと思うのですが?

いろいろな考え方があると思いますが、
私たちは猫を一歩も外に出さない完全室内飼いを約束、実行してくださる方にのみ
譲渡をしています。

昔と違い、今はどの家にもほとんど車があり、道路の交通量も多いです。

外に出している猫でいちばん多い死因が「交通事故」です。

そして。外に出していると、他の猫とのかかわりがあり、
その猫がエイズや白血病などのウイルスを持っていたとしたら、
ケンカなどから感染し、病気になってしまうリスクもあります。

多くの獣医師も同様の考えを表明しています。
よろしければ、参考までにお近くの動物病院に聞いてみてはいかがでしょう。

私たちが思う以上に、猫は順応性があります。
保護猫のほとんどは野良歴がありますが、
完全室内飼いという現在の保護環境に落ち着いてくれています。
外に出さなければ「そういうもの」と思い、
家の中だけをテリトリーとして支障なく暮らしていきます。
それには、人間の側の工夫、我慢なども必要になってきますが。

外での暮らしは私たちが思う以上に苛酷で、厳しい環境に思います。

交通事故、病気感染、虐待、よその家の庭で糞尿をした場合のトラブル、
何かあり、そのまま帰ってこなくなった場合……。

それらのリスクやトラブルのことを考えると、
「外に出さないのはかわいそう」とはどうしても思えないのです。

実際に、ちょっとしたアクシデントから猫が脱走し行方不明になり、
捜し出すのに半年近くかかった里親さんもいました。
無事に保護したものの、毒物か何かを口にしたのか(よほど空腹だったのでしょう)、
甲斐なく亡くなった猫もいます。
なにより、そうしたつらい経験を味わった里親さんの苦労、心痛、哀しみは相当なものでした。

外に出すのは自然なこと、ではありません。
猫は野生動物とは違います。
人間に寄り添い、人間の保護なくしては生きられない「ペット」です。
人間が管理ケアし、よそに迷惑をかけないことが飼い主の務めと思います。

以上の理由から、せっかくお問い合わせくださいましたが、
ご希望にそえず申し訳ありません。

プチポンもりおか
by amemiyataki | 2008-06-10 11:31 | 日常

異物食いのこと

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マッチョン


 2004年5~6月生まれ(推定)、05年3月に縁組成立し、東京へともらわれていったシャムMIXのマッチョン。
 3兄弟の(おそらく)長男として生まれ、ひとりだけ青い目、シャム系の容姿(母猫はたぶんキジ白の満ちる改めニーチェと思われる)を見初めてくださったSさん夫妻のもとに。じきに3年、今年で4歳になる。
 次男坊のあぶちゃん改めてあっくんは山形へ。三男坊のこぶちゃんはいまだプチポン猫として里親募集中~。

 それはさておき。おなかたっぷんのマッチョンくんは食欲大魔人(猫)。尿路結石を患っていたのだけれど、Sさんから貴重な体験を知らせていただき、ご本人の快諾を得て、ブログに紹介する次第です。異物食いをして大変だったことを知らせてくださったのだけれど、紹介するにあたり、さらに詳しくメールを送ってくださった。ありがとうございます。

 わが家のたきは容姿は茶トラだけれど、母猫はシャム(長毛)MIX。以前、何かの本で「シャムはひもが好き。食べられないよう注意」みたいなことを読んで、気をつけてはいたのだけれど。実際、たきはひもが大好き。むしゃむしゃ食べてるというかなめているところを見つけ、慌てて取り上げたこともある。マッチョンのことを聞き、シャム系の嗜好のことをふと思い出した次第(でも、猫はシャムでなくてもひもは好きですよね)。

 以下、Sさんから。


マッチョンは元気です
相変わらず食欲はモリモリ・お腹はタプタプ・シッコ検査に通ってます。

去年、結石の件でレントゲン検査をうけました(詳細な原因究明の為)。
すると、結石の原因になるものはなかったモノの代わりに怪しい影が…。
何かが腸に詰まっているとの話に。

放っておいて自然に排泄されるのを期待したのですが、数日後様子をみても変化が無かった為、腸閉塞などをおこす前にと内視鏡をすすめられ無事取り出しました。

影の正体は髪を縛るゴムでした(>_<)
私がテーブル上に置いたのを食べてしまったようです。
オマケで瓶詰めの蓋についているビニールも。
どんだけヒモ状のモノが好きなんでしょう。

*****

内視鏡の件ですが、マッチョンの名前を出してのブログは全く問題ありませんよ(^-^)

逆に載せていただくのであればもう少し詳しくお話ししますね。


なかなか結石が治らず(消えない)、シッコ検査を継続。
そんなある日、食欲旺盛なマッチョンがちょい食べ残しをしゲ○を。

1度ちゃんと調べてみましょうという事でレントゲン検査を。
結石に関しては特に問題無かったのですが、腸の中に怪しい影が…。
場所は腸の中でも細くなったところに。
硬くなく柔軟性のある「何か」がそこに映っていました。
先生に「心あたりは?」ときかれたので、一応髪留めゴムの話を。

先生曰わく「そのまま動いてうんちで出てくれれば良いのですが、このまま動かないで腸に癒着してそこから腸が腐ってくる可能性があります。とりあえず数日後にまたレントゲン検査をしてみましょう」と。

そして数日後レントゲンを撮ると、以前と変わらない位置にそれはありました。

「放っておいて自然に出るのを待つというのが一番良いのですが、恐らくこの様子では難しいでしょう。状態が悪くなってから開腹手術するなら、今だったら内視鏡で出来ます。どうしますか?」と。

そんなこんなで内視鏡を使って取り出す事になりました。

麻酔を使ったので、目覚めた後はヨロヨロしてましたが、そこはマッチョン。
ちょいと時間が経ったらモリモリご飯を食べていました(笑)

ちなみにレントゲンには写らなかった一緒に見つかったブツは、メンマの瓶詰めのキャップについてるビニールでした。
by amemiyataki | 2008-02-26 17:37 | 日常

去勢、避妊済み猫のスプレー行為、粗相について

 標記の件について相談をいただきました。

 難しいです。どう返信していいかとても迷います。たぶん、その方も「正解」というより情報収集のひとつとして、問い合わせをくださったのだと思います。
 知人の猫友宅の猫(♂)も、ある日突然、布団に粗相をするようになったそうですが、いろいろ試してみたものの、結果としてトイレの砂が変わったことが気に入らなかった…ということに知人が気づくまで数ヶ月かかった、とのことでした。
 
 わが家では、ちー(♀)が一時期、粗相をしていましたが、新聞紙のトイレを設置し、床の上に置いてあった雑誌類を片付け、段ボールなども片付け…遊びを心がけるようにしたら落ち着きました。

 実はペーター改めZIZOUくんをもらってくださったTさんは、以前、動物病院勤務の経験があります。この件で参考までにうかがったところ、以下のようにていねいな返信をいただきました。ブログ掲載にあたり、ご本人がご快諾くださったので、文面を引用させていただきます。ありがとうございました。

*****

去勢、避妊済みのスプレー、粗相ですが
(私も職を離れて間があり、雨宮さんがご存知の事と重複してしまうと思いますが)
 スプレーは雄に多く(去勢後も有りなコもいる)雌は少ない、
 臭いも雄ほどくさくない(雌はしゃがんでするコもいるようで粗相との区別が
 つきにくいこともあるようです)
 高齢になってから避妊去勢手術をした場合はクセとして残ることがあるそうです。
 粗相はトイレ以外のところで…ということのようです。

原因は(泌尿器や腎臓、尿に症状が出る病気の可能性がないという前提で)
やはりなにか訴えたいことがあるとされているようで
・縄張り意識
・新しく家族が増えた(人、動物ともに)、引っ越しをした 
・お留守番の時間が増えた
・他のコと一緒のトイレがイヤ、気があわない
・自分のトイレでも毎回新品状態でないとイヤ
・部屋の芳香剤や消臭剤がかわった
・デリケートな猫さんだと
 知らない人が家にきた、家具の位置が変わった、
外に知らない猫、気のあわない猫(またはお散歩の犬など)がいる、
ごはんのお皿やトイレの位置、砂が変わった、おもちゃがなくなった、
 飼主が香水や化粧品を変えた
 など人間にしてみれば些細なことでも粗相やスプレーをはじめてしまうようです。
ここまではよく病院で心あたりはありませんか?と聞く内容です。
その他にもいやがらせ?的にするという話を患者さんから聞いた事があります。
それもなにかが嫌で訴えているのでしょうが…
原因については猫に聞けないだけに悩ましいですね。

対策についてもする場所が決まっているようなら
そこにごはんやベット、ガムテープのベタベタの面を上にして置く
シワをつけたアルミホイルを置く(食べるコもいるのであまりおすすめしません)
されてしまった場所のにおいをアルコール、塩素系洗剤などで
徹底的にとるなどみなさんいろいろされているようです。

ストレスや不安をやわらげるフェリウエイ(猫のフェイシャルフェロモンを科学的に
合成したもの、私には甘いヨーグルトのようなにおいに感じました。)
を試されるのもいいかと思いますがこちらも好き嫌いがあるようで…。

あとは雨宮さんのほうでももうお試しになっているかもしれませんが
ホメオパシー(レメディ)の方でストレスを緩和する物を飲んでもらう
または動物に対してストレス軽減効果のあるにおいのするようなタイプのもの
があればをおしっこをしてしまう場所に置く、撒くなどはいかがでしょうか。
(ストレス軽減効果のあるにおいに関しては人間と猫では
嗅覚もメカニズムも違うから獣医さんに相談してはとの事でした。)
by amemiyataki | 2008-02-25 12:58 | 日常

秋の気配

 文字どおり「てんやわんや」のお盆も終わり、昨日午前は空が一面真っ黒の雷雨。それが過ぎ去った後の大気は、夏の猛暑やイヤな湿気がきれいになくなり、たちまち秋の訪れを感じさせた。秋。やがて冬が来るのだ。

 今年の夏は、なぜか桃のいただきものが多かった。
 母の不調を聞いた伯父夫婦が桃を手土産に。そのお礼に訪ねたら、さらにそのお礼を兼ねてお盆に伯父が桃を再び持ってきてくれた。その際、タクシーの中にバッグを忘れ、取り戻したりなんだりとタクシー会社に連絡を取る。そのことの礼で、今度は伯母が来訪。そのときは桃と梨をいただいた…。

 伯父も伯母も、この一年ほどでめっきり老いを感じさせるようになった(伯父はバイパス手術を受けた)。いただいた桃は20個近く……うーん。

*****

 今週月曜、グレとぜんの通院。グレは口内炎がなかなか治らず、ぜんは慢性副鼻腔炎がなかなか治らない。ともにエイズキャリア。
 根底にエイズウイルスがあるということは、免疫系が弱いわけで、治癒が遅い。エイズキャリアで気をつけなくてはいけないのは、二次感染(皮膚病、口内炎など)。
 実はグレは去勢手術以外にはほとんど通院歴がない。これまで脱毛、口内炎でレメディを処方してもらっていたが、「やはり見ないことには…」とのことで(そりゃそうだ)、思いきって通院。ケージごと。

 通院させて、本当によかった。

 ぜんちゃんは体重5.45キロ。青っぱなを飛ばす以外、本人(猫)はいたってご機嫌。診察台ではびびっていたけど。青っぱながにじむ鼻面をごんごんと押し付けてくるかわいさ(息をするのに苦しいんじゃないだろうか)。

 先生のところのピノ子と症状が同じ。ピノ子がエイズノゾース(エイズウイルスから作られたレメディ)でかなり改善したそうで、ぜんちゃんにも処方してもらう。それから、炎症サポート。一週間に1回、インターフェロンの注射。

 そして、グレ。表情がほとんどなく、人馴れはしていないが、威嚇はまったくしない。「さわれるかどうか、暴れるかどうか、ちょっとわかりません」と言うと、先生はケージを開け、「失礼しまーす」と声をかけて、革手袋をはめた手でゆっくりとグレの体を撫でる。撫でる。

 うー…とうなったものの、グレは優等生な患畜だった。脱毛も、いつのまにかきれいに治っていて(シリカとスタッフィサグリアが効いたのか?)、口の中は……真っ赤だった。歯石もがっつり。これでは、食べたくても食べられない。

 食べる気は十分ある。が、口に入れたとたん、「ぎゃっ」と悲鳴をあげ、吐き出し、食べるのが怖くなってしまう。という悪循環が続いていた。最近では恐る恐る口にする、といった感じ。ドライをすりつぶし、「猫ちゃんのミルク(液体)」でのばしたり。それに、マヌカハニー、あるいはプロポリスをまぜていた。ミルクが大好き、というのが幸いしている。プロポリスにもまったく抵抗がない。

 こっこちゃんのように、血液検査をしてから、歯石取りをしたほうがいいでしょう、とのこと。

 グレにもインターフェロン。そして炎症サポートと口内炎用のレメディ、エイズノゾース。

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グレ



 先生は、グレはもしかして白内障では…と言った。よく見えていないようだ、と。
 白内障というのは、目が白濁しているなど症状が見えるものかと思っていたが、そうではないようだ(濁るのは、水晶体)。
 グレの目は、ガラス玉のよう。そして、ずっと気になっていたのだが、表情が能面のよう。反応がないというか。
 そうか、よく見えてないから無表情・無反応だったのか。

 もっとも、グレは賢い。プチポン猫で、ふすまや引き戸を開けられるのは、ななぼとグレだけ。食事が待ちきれないと、グレはふすまを開けて、階段を下りてくる。見えてないことなど感じさせないほど、まっすぐ爪とぎのところへ行って爪とぎをし、窓際でくつろぎ、外の空気を楽しんだり。

 まったく見えてないわけではないようだ。瞳孔の収縮もあるようだとサヴァさんが言う。

 保護して1年以上経っているけど、まだまだ、理解していない部分がたくさんある。

 a/d缶、カロリーエース。今はムース状の缶詰も豊富だ。まだまだ、大丈夫。

 口内炎のサプリメントとしては、ベネバックパウダーあたりだろうか。以前、ほかの猫に使っていたときは効果をさほど感じなかったけれど。説明書きを読むと、いちばん納得する。
 グレがあまり神経質ではなく、食べる気力が十分あることが救い。

 ふと、白内障はホメオパシーでは治らない、というのを何かで読んだことを思い出し、先生に聞いてみる。白内障のレメディはあるけれど、治り(完治)はしないでしょうねえ、とのこと。話のついでに、叔母のことを思い出し、緑内障は治るんでしょうかと聞いてみる。「そういえば、この間、眼圧が高いと診察された姉に眼圧を下げるレメディをあげたら、下がったんですよ」。なるほど~。

 この夏の暑さは、人も猫も、高齢者にはかなりきつかった。
 昨年の酷暑のなか、行き倒れていたこっこちゃんも、今年の暑さにまいった。しかし、空蝉さんのお母さんの甲斐がいしいケアのもと、低空飛行は続いている。なにより、本人(猫)はいたって機嫌がいいらしい。「大事にされている」ことが、いちばんの薬なのだと改めて思う。猫にはきちんと伝わっているのだ。

 こっこちゃんの黄疸は、血液検査の結果、肝臓からではなく、血液が破壊されてきていることからくるものだそうだ。エイズキャリア。肝臓由来の黄疸よりも、だるさはそれほど感じないでしょうが、と先生。1日3食の「御膳」を、ばくばくと食べているという。テーブルにのったり。

 病院のスタッフが、こっこちゃんを見るたび、「こんな素敵な老後が待っていたとは思いもしなかったでしょうねえ」と、しみじみと言う。

 自分はただ、行き倒れの猫を拾って、結局は他人に押し付けてしまっただけだ。何もできないけれど、祈らずにはいられない。感謝と、少しでも時がやさしく過ぎますように。

*****

「猫のエイズ」(石田卓夫)より。

口内炎に注意
 ご存じの通り、動物の体内には最初からまったく菌などないのかというと、そういうわけではない。口や鼻の中、あるいは腸の中などには多量の細菌がいて、生体を脅かすような悪い病原菌が侵入してくるのを抑えているのだ。
 こうした細菌のことを「常在菌」と呼んでいるが、抗生物質を使いすぎると、この常在菌のような善玉菌まで死んでしまい、そのあと逆に、悪い細菌が増えてくるということもあるから注意しなければならない。また、エイズの状態になると、本来悪さをしないはずの常在菌まで病気を引き起こすことがあり、実に厄介な話だが、これも一種の日和見感染症なのである。
 例えば、猫の口の中にはパスツレラという細菌がいて、これは特別弱い細菌というわけではないが、少なくとも猫の体内では、そこにいるだけで病気を引き起こすようなことはない。ところがエイズになった猫では、この菌がしばしば悪さをし、口内炎を悪化させたり、ごっくんと飲んだ拍子に誤嚥して一部が気管に入ると、肺炎になったり、肺が破裂して胸の中に膿がたまる「膿胸」を引き起こしたりする。
 もちろんパスツレラは最初から口の中にいる細菌だから、感染の予防といってもどうしようもないじゃないか、現実的な対処法があるのか、と思われるかもしれない。しかし、口内炎がひどくなってきているときは、口の中で細菌がたくさん増殖しているので、できるだけ口内炎の治療に手を尽くし、なおかつ口の中を清潔に保つようにしていけば、肺へ感染する危険性も少なくなると私は考えている。

by amemiyataki | 2007-08-23 08:16 | 日常

今日という日

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在りし日のキョンちゃん



 チップがちょっと調子が悪いようだとサヴァさんからメールが入り、自宅にあるレメディを調達することになった。吐き跡4ヵ所…と聞き、不安になる。車を運転しながら、レメディを届けることが叶わなかった、神戸の白猫オッドアイのキョンちゃんをふと思い出す。右目が水色、左が金色の金目銀目の美しいキョンちゃん。

 1年前の今日、キョンちゃんは里親のTさんの腕の中で亡くなった。3月に脱走し、40日後の5月5日に保護。喜びもつかの間、容態が急変して9日に永眠。極度の脱水症状と貧血。電解質液のバランスが最悪の状態。外にいる間、満足に飲み水を得られなかったのではなかったか。

 保護してすぐのとき、レメディを飲ませようとキットを開けたが、なぜか目当てのレメディは空き瓶だった(補充しとけよ自分!と内心、おのれのずぼらさに毒づいた)。そして9日。レメディを手にして新幹線に乗ったサヴァさんは、名古屋で訃報を聞き、東京に引き返した。

 運命。運の命ずるところというのは、人智が及ばない遙かなところで動いているのだと思う。

太陽を力ずくで西から昇らせることは出来ないように
人知の及ばない流れに対し、私がなんとかしていればと、
後悔しすぎるのも天に対して不遜になる場合もありますね。

亡くなった命を悼みつつ自然の流れを後悔せず受け入れる。
そんなバランスを取るのは大変ですが、生きる上で絶対必要であり、
やらなければいけない事です。


 当時の自分の思いあがりを、先生はやんわりと諫めてくれた。恥ずかしい。何より、誰よりも悲しいのはTさんなのだ。

 そのTさんからメールをいただく。

 春分の日のころから、去年のこの時期を思い出していたという。たくさん泣いて、いろんなことを学んだとTさんは言う。キョンちゃんのおかげで、少し成長できたような気がする、と。

 キョンちゃんのことは忘れない。思えば岩手から群馬、兵庫へと、猫としては数奇な運命をたどったびびりのキョンちゃん。でも、岩手のあの場所から抜け出て、Tさんというパートナーのもとへたどり着いて日々を共にして、カンちゃんという仲間も得て、楽しかったよね。幸せだったよねえ。

 そして去年の5月6日は、marieさんの愛する三毛猫ちっちーちゃんが闘病の果てに永い眠りについた日。大変なときにもかかわらず、前日のキョンちゃん保護を心から喜んでくれてありがとう。ちっちーちゃんのことも忘れない。背中に天使の羽模様を持ったちっちーちゃん。

*****

 茶太鈴んちの母さんが、このゴールデンウィーク中に茶鈴ちゃんの脱走でつらい思いを味わった。そのときのことをブログにつぶさに書いてあるので、ぜひお読みください。ご本人の快諾を得て、リンク。

*****

 思ったよりチップは大丈夫そうだった。頑として開けない口のわきから、水に溶かし、スポイトにとったレメディをのませた。


 運の命ずるところ。保護猫たちがもらわれた先でどうなるか。思いがけないケアで里親さんに苦労を味わわせることになったり、申し訳ないと思うことが実は多々あります。お届けして一週間で亡くなってしまったのりちゃん。里親さんには悲しみを運んだだけではなかったか。

 その猫にどんな運命が用意されているのか。それは誰にもわからないところ。難しいと痛感することが最近多く、言葉にきちんと書き記すのもなかなかできなかったりしますが。

*****

 今日という日のおまけ。

 千葉から、叔母夫婦が急遽、来盛。何かお菓子を調達したいと、仕事中、母から電話。
 大慌てで仕事を片付け、焦りながらマイナンバーワンのお茶菓子屋へ車を飛ばし、お茶餅、しょうゆ団子、豆餅、柏餅などなど盛大に買い込む。「千葉から親戚が来るんですよ~」(って、ふたりだけなのに5~6人分くらいも買っちゃった)に、お店のおばちゃんがおまけしてくれる。

 なんだかんだと昼ごはんを逃し、家に買ったお茶菓子を置いて急いでバイトへ。

 夜、帰宅して「どうだった?」と聞くと。

 なんと。叔母たちも花巻でお茶菓子を買ってきて、うちにお土産で置いていき、私が用意したお茶菓子は出せなかったという。

 がっくり。人生ってこんなもんだよねえなどとぶちぶち文句を言いながら、自分で買ったお茶餅をがっつりと食べる。

 悔しいほどに、おいしかった。叔母さんたちに食べてほしかったよう。


 そういえば。5月7日のエントリで紹介した小岩井農場の一本桜。
 実は、5月6日の、まさに私たちが見にいったその日が開花日だったそう。8日に満開。
 て、画像はどう見ても桜の花が見えないのだけれど。実は鷽(ウソ)が花芽を食べてしまい、今年は去年の1割ほどしか花が咲かなかったのだそう。
 それを報じたラジオのパーソナリティーが「うっそーん」なんてダジャレを言ってたけれど。
 それにしても、私たちに「桜はまだ」と言ったあの警備の人。ウソつき。いくら東北人は口が重たいからといって、観光地の関係者はもう少し愛想よくしないと。
by amemiyataki | 2007-05-09 23:25 | 日常